FC2ブログ

記事一覧

長駄文館・・・11月の強風に、たじろぐばかり為り。

              11月の強風に、たじろぐばかり為り。(11/18/19)
 昨夜は久し振りに廊下鳥が夜中にバタ付いて、眠りを中断されて仕舞った。正常の朝告げで在るから、起きると致そうか。バッコン腹筋体操の回数も順調で在る。傍らにニョショウが居たら、日頃の成果を試して見たい次第で在る。『宝の持ち腐れ』とは好く言い当てた物で在る。

 障子を開ければ、洗濯物が物干し竿の端に飛ばされて居る。今朝は生暖かく、強風の吹き回しで在る。木切りはもう一息では在るが、安全第一が肝要為れば、風が収まってからで在る。

 六畳を開ければ、籠った柿の好い匂いがする。部屋の障子、カーテンを開けて、朝を迎え入れる。これでは、空気の総入れ替えはパスせざるを得ない。定位置小部屋で本日はモーニングコーヒーとする。空中に柿の落ち葉が吹き上げられて、逆行で在るから、それが恰も小鳥が強風に煽られて居る様な滞空時間の長さを見せて居る。

 ロシア製ゼンマイ腕時計が、5時で止まって居る。リューズを捲いて、時を合わせる。物は試しで在るから、中国製ラジカセを音量を最大にして、テープを回して置くと、大分経ってから、幽かに音がして来た。

       昨日は小鳥の水替えをして居ると、土手に車が止まって、倅ファミリーで在る。
「爺ちゃん来たよ。」
「お父さん、お遥かです。」
「先週来ようと思って居たら、馬鹿小僧2人が肺炎で、俺も風邪引いちゃってさ。」

  風邪を引き易い体質は、私の遺伝子なので在ろう。体質ばかりは、仕方の無い事で在る。

 倅の会社の長野の代理店が台風の浸水で、会社の2T車が流され、別の2T車が流されて代理店を直撃して、2.5mの浸水をしたとの由。その後片付けに行ったり、北信地区の業務代行も回って来て、てんてこ舞い忙しさとの事で在る。災害の悲惨さには胸が痛いが、行政を先頭に段取りの悪さには腹が立つとの由。

 倅も私の血を受け継いで、遣らねば為らない事は段取り好く、黙々と体力に任せて遣って行く性格で在るから、ストレスが満載して居るのだろう。聞けば、段取りの悪さにボランティア隊も、来なく為ったとの由で在る。

 そんな話を聞きながら、普段はおっとりとした温厚な男では在るが、回りの体たらくさに、『癇癪玉』を破裂させたのは推して知るべしの筈で在る。何しろ、癇癪玉を炸裂させたら、鬼に変身して仕舞う荒ぶれ気性が私の中に在る。その倅で在るから、当然にその因子を受け継いで居る。動かない連中には、時には男の怖さを見せ付けて遣るのも、必要な事で在る。へへへ。

    子供達は父親に川を見に行こうと、父親を連れ出す。その間、私は嫁さんと歓談で在る。

 夫婦共に私の安否確認の為に、ブログ日記を読んで呉れて居るので、私の日々の様子は知って居る。嫁さんは吊るし柿も食べれる様に為ったと云うから、未だ粉は全体に回って居ないが、一つ味見をさせる。
 母親、妹さんは、吊るし柿の大ファンで在るから、毎年、楽しみに待って居る。今年は数が少ないので、廊下で熟しを待って居る渋柿では在るが、数が少なく成る前に持って行って、熟しを待つべしで袋に入れて遣る。

「お父さん、こんなに好いの?」
「此処に置いといたら、減って仕舞う。美味い物は、家族に遣るのが先決だよ。」
「2人とも、柿もそうだけど、お父さんの所の手作り物が大好きで、首を長くして待ってるもの。こりぁ、喜ぶわ。大根も一杯干して在るし。下が、爺いのダイコンダイコンと好く食べるしね。」
「これは安上がりの切干大根のキムチ漬けだけどさ、美味かったら、このキムチの素を持って行けば好いよ。」
「うん、辛いけど、色んな物が入って居る。濃厚な味がして、御飯が進む。」
「これは、コスコでの見付け物でさ、他の所じゃ置いてない。これが在ると、中々、手っ取り早くて使い勝手も利くから、焼き肉の垂れ、漬け物、和え物と重宝もんだよ。俺は散歩がてらに、買って呉れば済む事だから。」

 本瓜の醤油漬け、味噌漬け、特辛味噌などを味見させて、入れて遣って居ると、倅達が帰って来た。

「すっかり、川相が変わっちゃったね。下に好い深所が出来て、好い川プールの飛び込みが出来るわ。でも、凄いね。あんなに河床が深く抉られて、親父も眠られなかった筈だわ。」

「そりぁ、そうさ。俺は伊勢湾台風で土手が半分抉られたのを体験して居るから。ゴロゴロと石の転がる音に、眠られなかったわさ。おっ、三時か、絵を取りに行くか。」
「うん、俺も一緒に行く。」
「うん、行く。」

 孫二人を先頭に公民館まで、絵を取りに行く。上は地理を知って居るから、スイスイ先頭を行く。半分にも満たない下チビは、「ニイニィ、待ってよ」の追い掛けで在る。帰りは生意気に先頭に立つも、「違うよ、そっちじゃ無いよ」の方向修正を受けても、道草癖の抜けない下チビで在る。まぁ、これも兄弟の様で在る。アハハ!!
 
 電気マットで昼寝をする父親の前に正座をさせられて、九九の練習をさせられる小童子(こわっぱ)で在る。小学2年の小童子最大の九九覚えの難関時で在る。当然に、覚えるまでには時間と訓練を要する。

 何しろ、父親の存在は、小童子にとってはアルプスの大屏風感で在る。緊張の余り、間違いが在ったらの、慎重さが先に立ち口どもる正座小童子で在る。へへへ、誰もが経験する『大人の壁』で在る。

「俺も、親父が怖かった。親父の前での勉強は委縮するのが当たり前だ。お前は爺ちゃんの怖さを知らないから、まだ益しだぞ。」

「そうだぞ。爺ちゃんは父親が居なかったから、一番上の兄貴が親父替わりで、この馬鹿野郎と、頭を殴られたもんさ。知らない事を覚えるのは、誰だって大変な事さ。
 でもなぁ、遣る時は、遣るしか無いもんさ。一杯、怒られとけ。お前が結婚して親に為れば、同じ事をするまでの事だ。
でもさ、爺ちゃんは勉強得意だったぞ。同じ血が流れて居るから、そんな神経質に為る必要は無いぞ。中学、高校に成ったら、此処で合宿させて、鍛えて遣るのを愉しみにしてるからな。
 今の内に、父ちゃんに鍛えて貰って置け。そうすれば、爺ちゃんが楽だ。『男は素直が第一。叱られて賢く、我慢して強く為れ』が、R家の伝統だからな。分かったか。」

「うん。分かった。」

 長男坊主は、面白い次第で在る。帰り際、小童子は庭で、正々堂々の放尿で在る。爺、親父、小童子と、遣る事は一緒で在る。これも、女族には出来ない男族の特権で在る。小童子の奴は、如何やら正統なR家の一員に為ったの自負心の芽生えの様な顔付をして居るのが、面白い処で在る。体の割には粗チンが気掛かりでは在るが、晩生(おくて)の事も在る。下は小柄痩せでは在るが、物は大きい生りで在る。

 そう云えば、妖怪様存命中、廊下からの放尿を進めて居た大婆ちゃんで在った。それに応えて、来ると得意そうに廊下を開けて、放尿するのを楽しみとして居た小童子で在った。深読みをすれば、人間も野生の端くれで、遠い昔のマーキング行動で自分の縄張り主張の名残り行為なのかも知れぬ。

 斯様にして、子育てを終えて古希坂住人に為って見ないと、観えて来ない物が多々在る物で在る。これもまた、愉しからずやの感で在る。アハハ。

「爺ちゃん、また来るからね。」
「じぃじ、くるね。」

     身を乗り出して手を振る車に手を振って応える、何時もの別れで在った。

 現在10時で在る。真っ赤に染まった楓の紅葉が強風に翻弄されて居る。またまた、洗濯物は、物干しの端に吹き飛ばされて居る。大根干しには好かろうが、本日の作業は見送りで在る。さてさて、腹も空いて来たから、朝飯として、廊下の日向で頁捲りの静観とするしか在るまい。へへへ。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アガタ・リョウ

Author:アガタ・リョウ
FC2ブログへようこそ!