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長駄文館・・・偶には、寝床シンキングタイム為り。

              偶には、寝床シンキングをした為り。(12/19/19)
 今朝は通常の目覚めで在ったが、起きるのが面倒でも在ったから、温い寝床で久し振りのシンキング・タイムとして居た。丁度『国民の歴史・上』を読了して、動画では『動物ドキュメンタリー』でイランの砂漠、ペルシャ湾物を見たので、それら二つの世界史のお浚い時間として居た次第で在る。

 ボーダレス、グローバル化の世界が一体化した現代は、国内ニュース以上の国際ニュースが渋滞の様に報道されて居るから、聞いたり読んだりして居ても、自分の頭で交通整理をして行かないと、ニュース報道が自分の頭に残らず、世間話の種・肴にも為らない次第で在る。一応、質問されたら恥ずかしくない応対をするのが、男の嗜みと云う物で在る。

 兎角、メディア、ネットでの言論人・批評家・識者・活動家達は、左右陣営ともに歴史を語る物だが、その主張の為に一方的決め付けをして来る。学校教育の偏向、生徒の不勉強をとやかく言い募るのだが、どんなに左巻き記述がされて居ようとも、世界史を通読して全体像を頭に入れて行けば、左右の平均値的歴史知識は自分軸として出来て来る処で在る。

 極普通の脳味噌でも、ひたすら愚直に通読回数を重ねて行けば、左右に洗脳される必要も無く、成程、その論旨で左を、右を論ずる訳だとの感想も出て来る物で在る。日本人の頭脳程度は、彼等が断ずる程、低くは無いと思うのだが、如何云う訳か言論人は『個を売る職業柄』か、自意識過剰、好戦的性格が強い様で在る。

 人間は読んだり見たり聞いたりして、辻褄が合わないと、腑に落ちないから考えて、納得する為に調べたり、頭を整理する物で在る。

 ペルシャ=イランは、世界史上、押さえて置かねば為らない重要地域で在る。地図で当たれば、砂漠と山地が殆どで在る。其処に農耕と遊牧が混在する国土にして、戦闘に長けた印欧語族の遊牧勢が騎馬と戦車を駆って、古代ではメソポタミヤ、エジプト、インドへと世界帝国を打ち立てた地域にして、後にはイスラムの旗を立てイスラム帝国の中核も為したイスラム・イラン文化の地で在った。現在はイスラム原理主義国の核保有国・産油国でも在り、中東の火薬庫とも呼ばれて居る。首都テヘランは、カピス海側の高原に在る。

 番組では砂漠、ペルシャ湾岸のマングローブ、カスピ海のチョウザメ、黒ダイヤのキャビア、沿岸の農耕風景も、番組の片隅に映る。動物達の映像を見る事も然りながら、移動する際に垣間見られる農耕と遊牧の風景が、私の目の付け所の一つにも為って居る次第で在る。

 さてさて、世界史お浚いに、最澄・空海・円仁の遣唐使末期のお三方の唐末の節度使が観た唐を想像して見る。

 前半名帝、後半愚帝の『玄宗時代』、イスラムにタラス河畔戦に敗れ、安史の乱で逃走の玄宗、ウィグルの助成で乱の鎮圧は出来た物の、節度使達は藩鎮と為って、唐の分国化が露わに為り、東アジア圏に君臨した大唐帝国が、無秩序に陥った。その惨状を克明に記録した円仁の『入唐求仏巡礼行記』の内容は、一般には知られて居ない。

 お三方とも、伝教大師、弘法大師、慈覚大師とも呼ばれて居る次第なのだが、最澄は天台宗・延暦寺、空海は真言宗・高野山・金剛峰寺で超有名だが、遣唐使廃止を決めた菅原道真の決断と為ったのは、円仁の『入唐求仏巡礼行記』だったのは、容易に推量される処で在る。
 これが広く知られて居れば、中華帝国の内実が好く知られて、日本人の中国評は定まって、そう簡単には『毒亜の姦計』に嵌る事も無いのだろうが、最澄・空海・円仁・菅原道真を並べると、円仁が、すっぽりと抜け落ちて居る様は、日本人の汚物は見たくないの感性が現われて居るらしい。

           因みに遣唐使廃止後、日本は国風文化を築いて行くそうな。

 戦時下売春婦を憐憫の情で『慰安婦』と造語した間違いが、戦後74年も経過するのに、何度も蒸し返しにされて居る現状を見るに付け、事実は事実を以って、論破しない限り、不埒不逞の輩に付け込まれるの愚で在る。

 心在る教師為らば、歴史授業で楊貴妃に溺れた玄宗の話序に、晩唐の節度使割拠の藩鎮状態レポートとして、円仁の『入唐求仏巡礼行記』を朗朗と読み聞かせて遣れば、好い授業が出来ると思うので在るが、人間とは一介のサラリーマンに堕すると、「水は、高きより低きに流れるの事勿れ主義」に堕するの図なのだろう。

 円仁レポートに書かれて居る内容は時代の違いは在っても、旧態依然とした皇帝・官僚・富裕層による民衆弾圧の構図で在る。毛沢東の紅衛兵の文革、天安門虐殺事件、チベット、ウィグル、内蒙古での民族浄化、現在では香港民主化デモ同様に、中国王朝史に列挙されて居る民衆圧迫の縮図を再現して居る様で在る。対外政策にしても、米中の経済戦争の名の裏には覇権の対峙構造が在るのは、市井の常識の内でも在る。へへへ、困った物でアリンス。

 さてさて、24H、マイタイムのフリータイムの生活では在るが、そうそうは寝床の蓑虫も出来ぬ次第で在る。起床と致しましょうかね。小部屋コタツで、スカンポ脳への糖分補給に熟し柿のヘタを引き抜いて、冷たい甘露吸いとする。いやはや、正に甘露甘露で在る。

 朝飯後は、小菊の整理をして少し庭片付けをして、昼前の風呂で温まると致そうか。お天気次第で、風呂の湯でサッシ、窓洗いをするも好しで在る。

 小菊の刈り取り、落ち葉掻きをして居ると、予想外の時間と労力を使って仕舞った。お天気も下り坂と成って来た事で、早々に口実に手打ちをして、風呂に入って筋肉解しをする事に致そう。ワシぁ、疲れた。腰が痛い為り。


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