長駄文館・・・ちょいと、朝飯前のウォーミングアップ為り。

　　　　　　　　　　　チョイと、朝飯前のウォーミングアップをする為り。（12/22/19）
　暗い灰色雲が、ゆっくり南から北に流れて居る。何、夕方、又は夜から雪が降るとな。嫌じぁゴザンせんか。昼前後には、手持無沙汰に為る次第で在るから、今日は少し切り枝の袋詰めをして、土被せをして置くと致そうか。少しは動かないと、身体が鈍らに為る。

正月明けには、四泊五日のマクタン島での弟へのボランティアお手伝いも在る。5月には、仕事仲間の『老後の息抜き場のゲストハウス』が完成するとの由で在った。T、M氏が元気にして居たら、勝手知ったる所で近くの青空マーケットで食材を買って来て、男飯などをして缶ビール歓談などの数日をのんびりと彼是、南洋気分が味合う事も出来たのだろうが、これも有限為る人の一生で在る。振り返れば、弟の無尽旅行に同行して、羽目に羽目を外した傑作話には事欠かないあの時、その時の共有者達で在った。

　親父の血が、私、弟に引き継がれて、それが時期が来れば遺伝子の作用でR家の男共に引き継がれて行くのだろうが、さて、如何なるものだろうか。人間とは経験して見ないと、実際の処は解らないし、解らないと、親父像は自分の処まで下りて来ない物で在る。下りて来た処で、初めて解り、解った処で同じDNAの継承者と云う事に気が付く物なので在る。

　　　　　　　　　　　　親父、親父と上に立つな。親父、祖父の一滴。
　　　　　　　　　　　　　　　倅、親父の一滴、孫、倅の一滴。
　　　　　　　　　　　　　　是、皆、同じ一滴の生れの果て為り。

　　　　　　　　　　　然らば、是、押し並べて同じ遺伝子の集合体為り。
　　　　　　　　　　　　　死して墓に入れば、是、同じ土に還るのみ。

　無風の庭に、常連雀の零れ餌漁りの姿で在る。さて、飯前のウォーミングアップに、遣って見ると致そうか。へへへ。

　作業をして居ると、お声が掛かる。天理教さんで在る。来月の蕎麦会も在るそうで、大銀杏の切り倒しは、無事完了したとの由。

　三か所の落ち葉溜めに土被せをして、終了と思ったが序で在るから、ミツバの植え替えもするべしで、土起しとする。何かと重宝させて貰って居るミツバ達で在る。土起しをすれば、硬く成った土で在る。根っこをバラして、お礼に下に落ち葉を熊手で浚って来て、敷き詰め、土被せをして根を埋めて完了とすれば、何と0時４５分と為って居る。3時間半の作業だった訳で在る。朝飯兼昼飯を済ませて、小部屋で食後のお茶飲みとする。

　作業を終えれば、無風の曇天は寒い。この寒さが作業をするには、適して居たのだろう。家庭菜園用の落ち葉溜めは、もう一か所残っては居るが、此処まで来れば気が楽で在る。

　労働後の飯の美味さで、些か食べ過ぎて仕舞った。これで、適度な雨、雪の繰り返しで、沢庵の糠漬けでは無いが、一冬、土の中で落ち葉が眠りに就けば、来春の慈養が増すと云う訳で在る。さてさて、ロートル親父はコタツでちょいと昼寝と致しましょうかね。へへへ。

　嗚呼、久し振りにぐっすりの昼寝で在った。時計を見れば、早や、3時半では無いか。無風の寒々した曇天は、予報の雪か雨の予兆で在ろうか。それでも、一つ事が終わって、お天道さんのお導きと思うべしで在ろう。