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長駄文館・・・白銀、凛と輝く為り。

                 白銀、凛と耀く為り。(1/11/20)
 昨日は風呂に入って居ると、Yから電話で在る。正月中に電話を掛けて居たが、全然出無いので心配に為って来て見た処、車は無いしで余所に行って居るのかなと案じて居たとの由。Yによると東京のYSが路上で倒れ、其の儘、他界したの報が在ったので、気にして居た。2時に顔を出すとの由。

 毎日が日曜日の暇人同士で在るから、20分も前の顔出しで在る。今は徒然草を読み始めて居るとの由で、『日日是好日』の行をコピーしてプレゼントして呉れた。

 公務員だったYSは退職後も天下りで、何やら責任者で、残務整理でポックリ路上で倒れ、発見された時はあの世の人であったらしい。ピンピンコロリの大往生には違いなかろうが、役人天国の様で、子育ても終えて生活に困る訳でも無し、何も70過ぎまで働く必要も無かろうにと、仕事嫌いな鈍ら者の私は思う次第で在る。

 幾重にも重なった柵世界から解放されて、一人に還って時と向き合い、自分と向き合い、趣味を持ち、毎日が日曜日の自分為りの時間割を持てば、一日は流れて行く物で在る。

 人間、自然から遠のけば遠のくに比例して、人物金四絡みの囚われ人に為り、仕事をしないと精神の安定が保たれない傾向が強まる感がする次第で在る。役人世界は、『休まず、遅刻せず、働かず、責任取らず、前置前例主義を押し通す』のパーキンソンの原理の働く集団で在る。民間人から見たら、そんな仕事作りをする事で、天下り先を増殖して行く国家の屋台骨を蝕むシロアリ集団でも在る。

 Y曰く。兼好の徒然草に綴られて居る世界の様は、全く現代と同様の世。人間の世は全く進歩が無い。

 その時だけ、自分だけ、金だけの自己欲は、多神教・一神教の別を問わず聖界に巣作う人間界、官僚組織群に巣作る人間界の性で在るから、古代世界四大文明以来の厄介な人間の宿癖の最たるもので在る。よって、人間性の永遠の問題なのだろう。別に驚くに値せずで在る。へへへ。

 戯画廊でYと話をして居ると、家の中で声がする。誰だと思えば、倅がフィリピン土産を取りに寄って、仏壇に線香を上げて居る処で在った。こっちに来いと云って、入って来た倅を見て、小柄なYは目を丸くして、こりぁまた大男で好い男だ、180幾つかと聞けば、183と笑って答える倅で在る。

 2人にフィリピン土産を渡しながら、ボランティア行の顛末を話す。Yは母親介護中、倅は仕事の関係上、未だ未だ纏まった休みの採れない次第では在るが、一つ『拠点』が出来れば、何かと人生の足しとも為ろう。アハハ。

 投宿して居た長期滞在用のホテルには、日本人の年配男が2人単身で投宿して居た。弟に聞けば一人は来る度に居るとの由で、煙草を吸って居る時に話し掛けて来たので、聞けば元公務員のスキューバダイビングをする年金生活者との由。
 アパートを3軒持って居るとの由で在った。差し詰め、現地の家賃収入と年金、退職金で、自身は長期滞在用のホテルで趣味の人生を送って居るのだろう。

 帰国の成田空港での喫煙場所で煙草を吸って居ると、私より年配の男性が、至ってカジュアルな普段着の姿で、手にコウモリ傘を腕に引っ掛けて、独り旅で東南アジアを回って来たと云って居た。上品で上背の在る体格で、煙草を吸い終わると、お邪魔しましたと飄々と歩いて行かれた。真に絵に為るご仁で在った。底辺貧民ながら、私も斯く在りたいと感じた次第で在った。

 ジァパンアズNo1と云われたのも、束の間のバブル崩壊、その後の失われた20年、30年と云われて居る日本経済では在るが、経済評論家達が『日本の衰退』『取り残される日本』を商売用語で語った処で、株が下がれば比較的信用の高い円買いに走るのが世界マネーの流れで在る。
 米・中・EU比較ばかりを強調する経済評論家達の『為にする扇動評論』などは、現実的には然程、世界経済の実態を映し出して居る訳でも在るまい。

 人騒がせな中国、韓国の団体ツアー客と違って、嘗ての何かと顰蹙買いをした農協団体ツアーから極普通の個人旅行、少人数仲間、家族旅行が定着して居る日本は、『成熟社会』の様なのだろう。
 肩で風を切る風も無く、ケチる事も無く、郷に入れば郷に従う自然体の日本人が、何を臆する必要が在ろうか。日本は立派な先進国国民で在りましょうに。

 尤も、6人の仲間で行った筈なのに、私だけがフィリピン人扱いされて、機内でフィリピンへの入国カードを交付されなかったので在るから、大口は叩けない次第なのだが、トホホ。

 本日、快晴なれど、風強し。洗濯物、布団共に風に揺れる。西のアルプスが白銀を青空に凛として映えさせて居る。午後は自転車で、米買いに行って来ると致そう。


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