長駄文館・・・ハハハ、ギャハハの一時為り。

　　　　　　　　　　　　　　　へへへ、ギャハハの花が咲いた為り。（3/3/20）
　　　　　　　　　　　　　携帯が電気切れで充電して居ると、Ｙから電話で在る。
「如何した？」
「相談に乗って貰い事が在って、Ｒのお知恵拝借さ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大所を聞いて。
「そうだな。丁度３週間在るから、ワンクッション置くか。こう、こう、こうで、それで手を打って置けや。」
「為るほどそりぁ、巧い手だ。好し、それ貰った。」
「馬鹿野郎が、そんな物ぁ、二本線の常識だぜや。あい～。」

「そうじぁ無いの。Ｒだから、そう遣ってパッパッと、皆が納得して呉れる案を出して呉れるの。『困った時のＲ頼み』って事だわ。好し好し、これで一件落着だ。処で家に居るか？」
「ああ、居るよ。遣る事が無くて、股間に手を当ててるから、来いや。」
「おっ、そうか。不如意棒じゃ、様には為らんな。顔出すわ。２時には行けるわ。」

　そんな次第で、空気の総入れ替え、掃き掃除序の布団干しをして、この数日のブログ日誌を印刷し、最後のページの余白が大き過ぎるので、戯画を１／２サイズにして３枚を印刷して、六畳戯画廊にコーヒーのセットをして、四畳半から小型電気ポットを持って来る。

「やぁやぁ、電話だけだと収まりが付か無く為っちゃってさ。これ、俺が築地支店に居た時のお客さんでさ、目刺しを送って来て呉れた物だからさ、美味いから食べてよ。」

　　　そんな事から始まったＹとの男番から言いたい放題の相譲らぬ口演会の突入と為った。

「でもＲは大したもんだわ。話しで聞いた通りの事が、其の儘、夢奇譚だとかフィリピン行に書かれて居るんだから、それにさ、この極彩色の絵の妄巣窟でもさ、机の上には世界史の本と万年筆の勉強跡だ。こりぁ、並の生活じゃ無いよ。晴耕雨読の方丈記の住人様だよ。これじゃ、女は要らん訳だ。充実して天晴の生き方だよ。」

「何を扱いてるだい。誰も相手をして呉れ無ぇから、自給自足の侘しさに毎夜の枕の濡らし生活だぜや。お世辞扱く前に、女を紹介しろや。俺ぁ、据え膳食わぬは男の恥でさ。こう遣って、前後左右のバッコン腹筋体操に励んでる朝だぜや。」

　唯の一回でバッコン腹筋体操をエスケープして仕舞ったＹの不甲斐無さを詰（なじ）っての、これ見よがしの怒涛のバッコン腹筋体操を実演して見せると。

「やいやい、伊達や酔狂に『歩くペニス』の形容詞が付いて居た訳じゃ無いのが好く解る。
そりぁ、近付いたら壊されると女が逃げる訳だ。俺ぁ、この歳で傷害罪の共犯者には為りたく無いから、紹介役は却下するわ。でも、若くて元気な訳だ。
　でもな、Ｒ。これもさ、７０越えての古希坂の『女煩悩からの解脱』が為せる晴耕雨読の自前生活が出来て居るの証拠だよ。

『今だけ、自分だけ、金だけ』の身勝手精神だと、清く正しく貧しくのさ、ボランティア心が育って来んのよ。清正貧の奉仕心が『品』に通底するって言うらしいが、聖書・論語・仏典・コーランを読まなくても、世界史で物にしちゃうし、それを体験・経験で身に付けて行っちゃう処がさ、Ｒ節の畏れ入っちゃう処でさ。
　書いて好し、描いて好し、話して好し、会って好し、物好しでさ、これじぁ、ロシア女が離さん訳だわ。俺だってさ、電話だけだと、物足りなくて素っ飛んで来る始末だからな。」

「やいやい、お世辞抜きの心眼が在るじゃ無ぇか。しぁ～無ぇ、俺ぁ、森の石松だ。帰りに吊るし柿持って行けや。
　人間って生き物は、会話する生き物なのにさ、中々にその特性を発揮出来ずに居るから、宝の持ち腐れってもんでさ。幾重にも絡みに絡み合った柵から、やっとこさ解放されたのに、一歩踏み出すのが臆病に為ると、自分の矮小な世界の住人に陥って仕舞うから、勿体無い物さね。
　それじゃ、血行が衰えて、新陳代謝も鈍化して行くわいね。散歩して外気を吸って、人力に頼る日常をしてさ、気の置け無い友と、言いたい放題の『娑婆喰い』をして、ストレス発散。自己管理の『呆け無い音頭』の戯け道が、終生の道ってもんさね。馬鹿と戯けは歳の巡りが遅いって云うからさ。あい～。」

「出たな、Ｒ節。あって間の３時間。お婆ぁちゃんが待ってるから、帰らなきぁ。Ｔ、Ｒの歩んで来た道だ。俺も遣らなきぁ為らん道だ。サンキュー、サンキュー。此処は、ホッとする処だ。また寄らせて貰うぜや。じぁな。」

　こんな昨日ライブの文字起しをしながらの国会中継を聴く。好いお天気と成って居るので、午後の時間帯は庭の切り枝の整理をして見ると致そうか。小枝は乾燥して来て居る筈で在ろうから、七輪で燃やして草木灰を採って、苺群に捲いて春の助走に供して置くと致そう。へへへ。