fc2ブログ

記事一覧

長駄文館・・・是、二度寝前打ち為り。

               是、二度寝前の打ち為り。(4/9/20)
 新聞配達のバイク音にトイレに立ち、その後が眠れず、バッコン腹筋体操をして見るが、如何やら目が覚めて仕舞った様で在る。そう云えば、夜中に大きな雷鳴が轟いて居たのを思い出した。明かりを付ければ、3時で在る。何時でも二度寝の出来る、毎日が日曜日の古希坂住人で在る。眠れない時は起きて、二度寝の眠りを待つだけの事で在る。従って、気は楽な物で在る。

 煙草と灰皿を持って、小部屋に入る。日本の歌・心の歌は、伊東ゆかり特集との事。好いでは無いか。偶のラジオ深夜便には、恵まれて居ると云う物で在る。
 極薄のコーヒーと煙草で昨日を振り返る。

 毎日、武漢肺炎ウィルスが、トップニュースを占める。友人達からは、『世界史観点からのウィルス解説』をせよとの『リクエスト』が掛かる次第でも在る。

 疫病と世界史の切り口は、目下、世界中を非常事態宣言発令の経済麻痺に陥らせて居るチャイナウィルスが無ければ、歴史教科書では単なる飢饉、疫病の記述単語が出て来るだけで、世界史に与えて居る深刻さが、読む側からしたら殆ど読み流して仕舞うだけで、疫病語は抽象的の儘で在った。武漢肺炎の1400万都市の封鎖の現実で、世界史備忘録に急遽加わった『世界史と疫病』の項で在った。

 日夜の世界、日本の疫病爆発関連ニュースを聴いて居ると、人間界の人から人感染の疫病の脅威が、どれ程に深刻な物かが実感出来る。人感染の防御は、すっかり流行り言葉と為って仕舞った密集・密閉・密接の3密禁止の『危うきに近寄らず』を最大の感染堤とするしか無い手立てで在る。

 アテネVSスパルタのペロポネス戦争時のアテネ籠城戦中、疫病蔓延で指導者ペリクレスを失って敗退したアテネ。ローマの混乱の1世紀と云われた軍人皇帝乱立、シーザーの三頭政治・独裁政治。大陸開国をした飛鳥、天平時代の疫病禍。モンゴルが持ち込んだ欧州での黒死病。新大陸へ持ち込まれた疫病にアステカ、インカの帝国が敢え無く滅んだ。17Cの第二次黒死病の蔓延。全ヨーロッパを転戦したナポレオン戦争。産業革命で始まった結核。・・・etc

★文明、大帝国の滅亡の歴史の転換期に『重奏低音』の様に流れるのが疫病で、戦争・天災・貧困と深い相関関係を持つと在る。そして同時に、時代の激動期・社会の変革期に新しい疫病の出現、流行する歴史的因果関係を示すと云われて居る。

 こんな記述を見ると、集団、組織、国家も人体と同様の有機体総合群の実態と云う、実感が出来る処で在る。地球に大隕石が衝突して恐竜時代が破壊消滅したのとは異なって、人類が疫病で悉く死滅する訳では無い。細菌、ウィルスと目に見えない得体の知れ無い人感染の疫病禍は不気味にして恐怖の坩堝(るつぼ)で在った筈である。
 生物が持つ生命力・免疫力・体力が、疫病に対する自然治癒力によって、疫病を克服して来たのが生物界の倣いで在る。

 どんなにして見ても、人類だけが無菌状態の中で繁栄出来る道理は無いので在る。古今東西を問わず、安定の時代が或る程度続けば、人間、人間社会、国家は脆弱の方向に進む。詰まりは、個も社会・国家総体の『治癒力』を衰退させて行くのが現実で在る。
 トルコの諺では無いが、『魚は頭から腐る』ので在る。人体の司令塔・頭が腐れば指揮系統、神経・筋肉の実際系統も衰退衰弱して来て、稼働体としての機能不全に陥り、死を迎える。生物界では、これを称して『自然淘汰』と云うらしい。

 国境を排したワンスタイルの世界一体化のグロバリゼーションが、或る意味では生物反応として、その国、その国のナショナリズムのローカルゼーションを求めて、行き過ぎたグロバリゼーションの変更を求めて居る時代の潮目を現わして来たと観るべきでは無いか。

★文明、大帝国の滅亡の歴史の転換期に重奏低音の様に流れるのが疫病で、戦争・天災・貧困と深い相関関係を持つのが疫病で在る。そして同時に、時代の激動期・社会の変革期に新しい疫病の出現、流行する歴史的因果関係を示すのが、疫病で在る。

             読み返すと、その観が益々強く感じられる次第で在る。
 便利さ、安価さを物質的合理性効率性を求める経済優先主義のワンワールドグロバリゼーションの世界一体化の分業・特化路線下に組み込まれた現代社会は組み立て工場の様な仕組みに成って居る。たった一つの部品供給が滞れば、忽ちにしてラインがストップして仕舞う。その物質的分業特化社会の脆弱性がウィルスと共に人類に牙を剥いた現象と云えよう。個も社会・国家総体も、治癒力と有効薬を持たない限り、病魔からは脱出出来ない。

 自然治癒力は、免疫体と体力の総体で在る。病気に特化した特効薬には副作用が付き物で在るが、自然治癒力には副作用が無いので在る。物質迎合的生き方から、踏まれても跳ね返す治癒力を持つには、精神的生き方に目を向けるグロバリゼーションから其々の民族が育んで来たナショナル・ローカリゼーションへの回帰の時期なのかも知れないと、獏然と夢想する次第で在る。

 昨夕は、自作備忘録のお浚いの何度目かの息抜きに、灰皿を持って庭に出て居ると、土手に自生ニラの草摘みをして居る同年配のオバサンが居る。へへ、好い光景で在るから、一緒にニラ摘みをして差し上げる。松本城界隈を散歩して居るが、お天気が好いからコース変更をしたら、好物のニラを見付けたので、ついつい手が出て仕舞ったとの由。

「勝手に生えてる自生ニラで、肥料も農薬も掛かって無いから、本当の地の物だから、免疫力の足しに為るせ。放置しとけば、単なる雑草。採れば、それなりの役に立つって事さね。もっと採るかい?」
「これで十分、年寄り二人だけだから。アリガトね。遠くまで来ちゃった。頑張って歩か無きぁ。」
「そうかいね。桜を見ながら、ボチボチ帰りましょや。」

 庭に下りて行くと、小鳥の声で在る。楓の巣箱からシジューカラが出て来た。金華鳥飼育の観察から出て来たのは雄だろう。巣箱を点検するのは雄の役割で在る。飼い鳥と違って、自然界は慎重で在る。それでも2日続けての巣箱点検で在るから、雌が巣箱に入って、OKが出たら、営巣行動が始まるのだろう。これまた、愉しみで在る。

 昨夜の路上屋台動画では、南米の巨大牛肉焼きの凄さには見て居るだけで、胃凭れがして仕舞い、こんな食習慣をして居たら男も女も牛・豚スタイルに為るのも当然の凄さで在った。もう一つの動画では韓国物が在って、袋入り即席ラーメン3種類で屋台をして居る物で在った。題して、韓国の卵ラーメン、チーズラーメンで在る。鍋に即席ラーメンを煮立てて、僅かばかりのネギを投入して、卵orチーズを入れて、何と何と『鍋毎』出す商売で在る。

★私が面倒臭い時の昼にする誰も見て居ないを幸いとする『手抜きの最たる物』では無いか。いやはや、安さ、早さ、食器も不要の商売で度肝を抜かれて仕舞った。

 好く云った処で、究極の合理性。普通に云えば他人様からお題を頂戴する料理の気持ちすら無い『ケンチャナ(別に如何って事無いもん)精神の国民性』なので在ろう。

 庶民の胃袋・屋台光景を見れば、その国の気質が解ると云う物で在ろうか。客に出す食器が『鍋の使い回し』なので在るから、国と国の協定・条約は国内法より上位・優先されるべき国際法遵守の気風も無ければ、法は在っても法治に非ずして、その時々のヒステリックな国民感情を優先する『恨に依る情治』の国民性が象徴されて居る。政権が変われば、またぞろ湧いて来る『鍋屋台国家』と云っても差し支えの無いお国柄で在る。

 さてさて、5時で在るか。本日は資源物の出し日で在る。その前に、二度寝をして置くと致そう。まぁ、これも中間起きの好い処でも在る。へへへ。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アガタ・リョウ

Author:アガタ・リョウ
FC2ブログへようこそ!