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長駄文館・・・さてさて、吾が得意手は何と致そうか為り。

             さてさて、吾が得意技は、何とすべきか為り。(4/25/20)
 昨日はYから松尾芭蕉の奥の細道の『旅立ち動機』の話を聞いて、勉強と為った次第で在る。NHKは、教育テレビの古典講読からの受け売りとの事で在る。
 人間、平等に『一日は24時間』で在るから、極々限られた範囲でしか、聴けない、見えない、体験出来ない、感じられない事柄ばかりで在る。そんな次第で、他人と話すのは有益な事で在る。若山牧水、種田山頭火、夏目漱石の三四郎、心の作品などにも、そんな男女の織りなす『人生暗夜行路』などが描かれて居る次第で在る。

 男料理のキンピラゴボウ、ゴボウ・アサリ・コンブの佃煮風炊き付け、吊るし柿、沢庵漬けでのお茶飲みトークで在った。
『こりぁ、美味い美味い、大したもんだ。これじぁ、小煩い女が要らん訳だ。若くて元気な訳だ。』と云って、全部平らげて呉れたYで在る。
『女不要論は頂けないが、昔から『医食同源』って云うずらよ。』
 そんな感想を交えながら、血縁の濃い狭い地域での叔父さん、従兄弟連の人間関係、協働作業関係は何かと腹の立つ事ばかりと云う。

                そんな中でも、負けん気の強さと口の悪さで。
『何扱いてるだ。そんな事で、人間関係が上手く行くと思って居るのか、口ばっかじゃ、仕事は先に進まんぞ。年長者だと云っても、皆何時くたばっても文句の云えない爺っさ、婆っさだろうが。四捨五入すりぁ、皆同じだ。
ふざけんじぁ無ぇぞ。少しぁ動け!! 俺ぁ、籍は東京都民で、胸にぁペースメーカーを埋め込んでる身体障害者だぜや。甘ったれるのも、好い加減にしろ!!』

 と上突っ張りを噛まして遣ると、途端に大人しく為ると、怪気炎を挙げて居るとの由で、今日も早々に一発噛まして来たとの由。

 Y曰く。いざと為ったら、一気に癇癪玉をぶち挙げて、その場で吐き出してストレスを貯めないのが、ペースメーカー埋めの身障者の世渡り術ってもんさ。そうだろ。ヒヒヒ。

 いやはや、Yに掛かっちゃ、『ふるさとの山にむかいて、云う事無し』の怒涛の山鳴りと云うか、『大山鳴動して、ネズミ一匹』と云うべきか。はたまた、『窮鼠、猫を噛む』と云うべきか、皆、其々、得意技を持って居る次第で在る。

        ★Yに学んで、私も遅まきながら『得意技』を作るべしで在る。へへへ。

 買い物で遅く成ったと云うY節の炸裂に、とうとう雨が降って来た。遺憾いかんで、帰ると云うYを玄関だけの見送りをして、笑い過ぎて、腹が痛く為った次第で在る。

 今朝は懐かしい男の夢を見た。誰も消息を知らない男では在ったが、高校時代に変わらぬ好い男で在った。生きて居れば人気の男で在ったから、何かと噂が入って来る物だが、好い人間に限って、早逝するのが世の倣せで在る。それでも娘三人の父親として、元気且つ、相変わらず親切な好漢の儘で在った。

 懐かしき面々の夢を見るのも、或る意味では心の余裕事かも知れぬ。心の余裕は、それなりの年齢の余裕が出て来ないと出来ないものかも知れない。不図、そんな事を感じた次第で在る。

 本日はY差し入れの青物で、自生ニラ、ミツバと三種の茹でとして、タッパ収納とした次第で在る。そして、本日はSとの庭でのバーベキューが控えて居る次第で在る。

                       本日のおまけ。
                 世界史備忘録・・・中世神学スコラ学
 聖書はラテン語で書かれて居た。聖職者にとってはラテン語は不可欠。学者・知識人にとっては、ラテン語は共通語にして、ラテン語を通じて中世の文化は民族性を越えて統一、普遍性を持つ事に為った。
※イスラムが古代ギリシャの学問を発展させた。★イスラム無くしてフランク帝国は存在せず。イスラム無くして、シャルル・マーニュ(カール大帝)無し、★十字軍の遠征無くして、ヨーロッパの形成無し。

 中世学問=神学・・・哲学は神学の婢
 古代ラテン語神学は、5C初めの教父アグネスチウスの思想を基盤として、スコラ学として発展。フランク王国のカール大帝が学問を奨励してカロリング・ルネッサンスを作る。スコラ=学校の意味。

 12Cスコラ学の最大課題は、神・普遍の実在に就いての論争=普遍論争で、①普遍の実在を認める立場が理解せんが為に、我、神を信ずの信仰>理性 代表としては仏のアンセルムス。②実在するのは個物で在り、普遍は名目にしか過ぎない。の唯名論。信ぜんが為に、我、神を理解する。理性>信仰。代表としてはアラベール。

 トーマス・アクイナスは13C、神学大全で穏やかな実在論の立場に立って、信仰と理性の統一を図った。その後唯名論が有力と為り、信仰と理性は調和せずで、スコラ学は衰退に向かう。

 カノッサ事件1077年⇒第一回十字軍遠征1096年。第7回遠征1270年。200年7回の十字軍遠征失敗に終わる。アナーニ事件1303年。ローマ教皇の権威衰退。

 14Cウィクリフ(英)、15Cスフ(プラハ)16Cルター(独)、カルヴィン(スイス・仏)、英国教会と、ルネッサンス、大航海時代、宗教革命と15~16Cは中世カソリック世界大揺れの時代を経験する。

 信仰と理性の分離は、科学的思考としての経験論に基礎を提供して、17C前半の科学革命を産む。英のベーコンの帰納法に基ずく経験的合理主義、仏のデカルトによる演繹的合理主義思考と進む。

 古代・・・文明発生以降、西ローマ帝国滅亡まで。BC三千年紀~5C
 中世・・・封建制度以降ローマ教皇下の時代で5~14C
 近世・・・ルネッサンス以降、絶対王政15~17C



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