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長駄文館・・・是、凹まない者同士為り。

                是、凹まない者同士為り。(6/14/20)
 雨の無い朝で在る。カップにコーヒーを入れて持ち、庭へのご挨拶とする。植物達には雨は百薬の長で、緑溢れる静寂に小鳥達の声で在る。雑草抜きに地面にズームアップすれば、ダンゴムシの動きで在る。インゲンの新しい発芽を探すが無い。それでも移植した先行分の3本には、爪楊枝の様な実も付いて来たし、二度目、三度目の種蒔きからの発芽が10本程度在るから、最盛期とも成れば独り食卓には、余る程の収穫と成ろう。ひっそりとした緑の中で、矮性ユリの赤み勝ったオレンジの花が見事に咲いて居る。しゃがんで見入れば、妄想の世界に引き込まれる様な妖しい美花の雰囲気で在る。妖しい美人さんと云えば、矢張り黒髪ナターシャの顔が浮かぶ次第で在る。

 東のフェンスのスペースには、キュウリ、西洋朝顔の場所と成って居るから、雨を存分に吸収した活き活きさで濃い緑を茂らせて居る。キュウリ1本を採って、刺とげを手で払い、ガブリと丸齧りとする。これが何とも美味い。ヘタ部分まで齧っても、苦くないのは市販品と違う処で在る。梅雨入りで、自生朝顔も蔓を伸ばして来た。西洋朝顔と自生朝顔の花の競演はどんな光景、雰囲気を見せて呉れるか期待出来る成長具合で在るし、マクワ瓜も大分成長して来た。トマトの列の種類の違う花房に付いた子供達を見ながら、脇芽を掻き、小指程の脇芽を一つ、インゲン畝の芽出しの無い中央に挿し芽とする。

 葉野菜の収穫後のスペースには自生の赤紫蘇の為に回して、其処に小玉スイカ1本とピーマン2本を植えて在る。此処のスイカの成長は例年好調で在るが、インゲンスペースとして居る所の一本は、未だにウラナリ状況で困った次第で在る。

 鉢植えセリの一鉢を、朝飯の食卓に緑を添えるべくカットする。今年はセリとの遭遇が在ったから、プランター野菜に因んで、鉢植えセリを試みた処、大成功で7鉢を回転させて、その内1鉢は先輩にプレゼントして、重宝がられて居る次第で在る。

 放って置けば、ただ雑草達が占拠するだけの地面で在る。雑草の替わりに野菜転用として、地面の有用利用兼運動、気分、目の保養として居る次第では在るが、限られた敷地の中でも、日当たり、土の違いなどの其々の環境因子の違いで、育ちの好い物と悪い物の差が生じる処が面白い。
 基本的には余り手を加えずに、適者適存の自然の成行きに任せて居る庭で在る。私の仕事と云えば、落ち葉を溜めて冬を越して、春先に川砂を入れて土起しをして、葉野菜の種を蒔き、散水を施し雑草を抜き、小石拾いをする。葉野菜が終われば夏野菜のキュウリ、トマト、小玉スイカの苗を植え付け、その成長を愉しむと云った処で在る。

 何の変哲も無い閉じ籠もりの古希坂住人の独り暮らしでは在るが、四季の移ろいの中で、芽吹き、花咲き、其々の実りの中で、苺ジャム、梅漬け、夏野菜の自前供給が在り、柿が実れば、皮剥き、吊るし柿作り、それが終わる頃に成れば、庭の干し台には大根が並び、干し上がれば沢庵漬けの漬け込みと相成る。そして、酷寒の信州の冬が訪れ、何度かの水道凍結に、アジャジァの狼狽を呈する次第で在る。その間に庭樹の枝下し、落ち葉の始末と相成る。

 本日は雨の予報で肌寒いから、浴槽を洗って風呂でも焚くと致そう。そんな事を考えて居ると、雨が降って来た。ちょいとブログの中指叩きを中断して、炊飯器の飯を保温ONとして来て、浴槽洗いをして湯を溜めて来る。

              ここで、一服のお茶とショート吸いとする。

 昨日は朝、Yから電話が在って、私の処で長居をし過ぎてお婆ぁちゃんから、確り小言を頂戴したと云う。いやはや、世の中には色んな親子の関係が在る物だと驚いた次第で在る。
 電話の内容は、人間は125まで生きられると云う本を買って来て、読んだ処、本の内容が私の生活、生き方を書いて居たそうで、吃驚しての電話で在った。

「何を扱いてるだ。そんな物ぁ、医学博士の医者が一々、本に書かないでも、梵我一如、森羅万象、健康な肉体に健康な精神育つ、一万数千年の縄文食品で、快眠・快便の体内菌作用で、心神バランスを採って居れば、当たり前の理屈だろうが。
 自分の心身の観察、自然観察さえ励行して居れば、中学の義務教育知識だけで健全な生き方が解って、実践出来るぜや。
Y見たいに本からの雑学入手だけじゃ、自分軸は出来んぞや。そんな事をして居るから、補習専門に為っちまうだぜや。座禅を組んで坊主の話を金科玉条の如く、没我で聴くなんざぁ、俺に言わせれば『愚の骨頂』よ。少しぁ、チンコもっこりじゃ無くて、沈思黙考で手前の雑学蓄積の『整理整頓』をして見るのが、正しい古希坂住人の寂滅道だぜや。
    ったく、そんな程度じゃ、俺とは付き合えんぞ。コンニャローめ。」

「まぁまぁ、R、そう云うな。本で読んでさ。本の内容の実物が、目の前に居たって云う感動を伝えたくてさ。俺の話も聞いてよ。
Rに掛かっちゃ、お偉い先生も、坊主も二の句が出んからな。無駄事扱いたら、その鋭い目と逞しい胸板と、太い腕で軽くのされちゃうしな。
 まぁ何しろ、Rは若くて、逞しくて、馬力が在る。若い頃は女が放って置かなかった程の男前だったし、今じゃまろ味の上人様の雰囲気だしな。ジャンルが広くて、何か言わせたら、立て板に水でさ。
 俺だってRと同期の桜だから、何か凹ませて遣りたいと思って、力むんだけど、毎回返り打ち喰らってるからな。
 俺がさ、驚いたのが。周りに干しブドウとか、クルミなんか置いてるし、沢庵漬け、梅干し、梅酒、干し柿、苺ジャム、キュウリ、ナスの糠漬けと、自前物の生活だからさ。唯の『歩くペニス』じゃないと感心しちゃってさ。Rは大したもんだよ。
それでさ、本に書いて在った事で、大便観察も確りして居るから、二重に吃驚しちゃってさ。」

「この馬鹿野郎が、手前、銀行員だったんだろうが。入りを見て出を観るのが、収支決算だろうが。入りは食事内容で、出は大便の量、形状だろうが。入りと出は、胴体の中で直決して居るんだから、出を見て、入りを調整材料とするのが、管理者の基本だろうが。
 観察眼、感受性、思考力の乏しいのが、幾ら本読んだって、好い糞は排出出来んぞや。生意気面して、論語、仏教書、徒然草、方丈記なんか読むんじゃ無くて、偶には養老猛先生の『読まない力』でも読んだら如何だい。
 義務教育知識と経験知との質疑応答の『自問自答』を習慣付ければ、日常生活には困らん程度の自分軸トークが出来るぜや。
おい、聞いてるか。他所見をする前に、少しぁ『自分見』が必要だぜや。」

「やいやい、Rに掛かっちゃ、俺ぁお手上げだ。遣り切れ無いよ。話しに夢中に為れば、何時まで遊んで来たんだと、お婆ぁちゃんにお説教でさ。」

「そんな事云ったって、俺は関係無ぇぞ。土台、槍は突く物で、斬る物じぁ無ぇらしいぞ。獲物を料理するにぁ、それなりの使いこなした専用道具が手元にぁ必要だってぞ。刃物・鋏は使い様って先人の教えだけど、刃物・鋏の特性を知るにぁ、それなりの知識と経験が必要だぜや。あい~。解ってるずらいなぁ~、下手な禅宗の坊主より、含蓄に富んだ落語長屋のこのトーク術の凄さを。『猫に小判』じゃ、俺の知性・教養の立つ瀬が無ぇからな。」

「行け無ぇ、行け無ぇ、Rと話してると、朝っぱらから長電話に為っちゃって、またお婆ぁちゃんに小言言われちゃうからな。また、顔出すわ。じぁな。」

 いやはや、私も凹まない性格で在るが、Yの凹まない性格は、私の数段上を行く処で在る。さてさて、本日は自棄に字数がのして仕舞った。朝飯を食べて、朝風呂に浸かって、真面目に頁捲りのお時間を取ると致そうか。

   風呂から上がって来ると、雨が音を立てて降り出して来た。本日も雨日で、大雨注意報が出た。


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