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長駄文館・・・いやはや、越えられぬ関係為り。

          いやはや、歳を取っても越えられぬ親子の関係為り。(7/4/20)
 朝告げの廊下鳥は鳴いても、外には出せぬ昨夕からの雨で在る。好くもまぁ、これだけ『雨の素』が在る物で在る。昨日は仕事の途中で倅が顔を出して、『明日の昼飯は食うな』との由。東京では第二波の武漢ウィルスの状況では在るが、そろそろ家族全員で来ても良い頃との事。

 私の生活は、ほぼ閉じ籠もりの『無菌状態暮らし』で在るから、倅はインフルエンザなどが流行すると、独り暮らしの私を気遣って『自粛』を言い聞かす男で在る。体質的に私の遺伝子を受け継いで、体格は頑丈な大男では在るが、風邪には滅法弱い体質で在る。

 私は自分からは、殆ど電話を掛けない。そんな性格も好く似て居て、倅も電話をして来ない。然しながら、親父の安否確認で、夫婦共に私のブログ日誌に目を通して居て呉れるから、私の日々を見て居る次第で在る。

 私は時にTに、私と妖怪様は『一卵性母子』と表現して居た物だが、倅は妖怪様にとっては『百薬の長』の孫の関係で在った。倅が来ると、老衰進む身体ながら、見る見る内に血行が良く為り、若返って行くのを目の当たりにし、驚いて見て居た物で在る。小さい頃は私の膝の中が倅の定位置で、女房殿には悪いが『お父さん、僕は、本当はおバァちゃんの子だよね。』と真顔で聞いて居た物で在る。

 血の繋がりと云うか、相性の良さと云う物は、そう云う物なので在る。男兄弟5人の中で育って来たので、血を分けた兄弟と云えども『相性の強弱の開き』と云う物は、理屈を超えて不思議な作用を齎して居る。

 私と弟の関係も、その口なので在ろう。社員さんも、『社長はお兄さんと居ると、本当に落ち着く様で、顔付が全然違います。仲が良いんですね。強情な社長が、二も無くお兄さんの云う事は聞きますからね。凄いですよ』と云われるし、今回の中禅寺湖ボランティア行では弟が面白い事を言った。『他の奴の云う事は鵜呑みにする事はしないけど、Rちゃの云う事は一切裏を取らない。其の儘、信じて居る。人間の質も程度も圧倒的に違うからね。』

 その弟が私と倅の関係を、『好い教育してる。生き方を受け継いで居て、羨ましい。』と云って居る次第でも在る。そう褒められると、親父で在るから嬉しく思うし、早く父親を亡くしたハンディキァプは在る物の、親父の意志を受け継いだ妖怪様の育て方に感謝する次第で在る。

 こんな風に親子の関係を思えるには、人間とは知識と経験を積んで、それなりの年齢に達して来ないと解らない物で在る。若くして逝った兄2人は、その分、勿体無い人生だった様に思えるし、心友Tも逝くのが早過ぎた。

 世の中には『知らぬが花よ』の言葉も在るし、『生きて居る内が花よ』の言葉も在るからして、それを受け止めるには、健康が好く無ければ、その道理が好く見えて来ないのが人間なのだろう。

 一時、小降りと成った雨が勢いを増して降り続いて居る。本日は、妖怪様の月命日で在る。背後からは、強まった川音が聞こえて居る。離れた廊下からは、外に出られず恨めしそうな鳴き声が聞こえて来る。

 さてさて、六時半で在るか。朝の庭へのご挨拶は出来ぬが、チョイと傘を差して、川の様子を見て来ると致そうか。

            五月雨や 霞む山の端 
                   集めて濁流 女鳥羽川 
                打たれて 路傍に勢い増すは 雑草為り

 出た序で在るから、雨を利用してマツバボタンの小さな茎を千切って、芽を出さぬ土手花壇に挿し芽とする。次に私道に回って、特大キュウリを一本、庭に回ってトマト3個を採る。西洋朝顔の第1花の白花が咲いた。庭の収穫物を仏壇に供えて、灯明、線香でチィ~ン、南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とする。

 仏壇に倣って白湯を飲めば、雨の退きで在る。いやはや、独り暮らす家に、未だ両親は健在の様子で在る。いやはや歳を取っても、越えられぬ親子の関係なのだろう。へへへ。


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