長駄文館・・・吾が身は、若手為りしか?

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吾が身は、若手為りしか?（9/14/20）
　昨日の散歩方々の買い物帰りに、犬散歩の同班のパーマ屋さんと会い、暫しの立ち話とする。コロナ禍『行事自粛』で、75歳以上の後期高齢者には一律千円の商品券が配られたと云う。班内の非該当者は、4人だけとの由で、私は若手だと云われて仕舞った。いやはや、来月には72に成るのに『若手』と云われて仕舞うので在るから、困ったものでは無いか。

　高齢化真っしぐらの町会で在る。河川敷草刈り隊は4、5年前から、団塊世代の『若手』で在る。パンク修理に、庭木剪定、土壌改良の川砂一輪車押しに、刃物研ぎ、漏水修理と人使いの荒い昨今で在る。隣町会境には、『町の便利屋』の札も掛かって居るのに、で在る。私の処には、『お人好し』なんて札は、一切掛かって居ないのにで在る。考えれば考えるほど、不思議な事では無いか。

　吾が所属する班は、子供時分から変動の無い班で、配偶者は別にして、跡取りは幼馴染のちゃん付けの関係で在る。立ち話しをして居ても、昔が蘇る次第で在る。

　私より年長者で在るから、若手扱いされるが世間一般から見たら、『婆、爺の立ち話』で在る。曰く、人と話をして、笑って、健康の為に散歩するのが老いの防止策との由。へいへい、分かりやしたのご教授で在った。

　　　　　　私の独り暮らしを皆さんは、それと無く気遣って下されて居るらしい。有難い事で在る。
　何やかやと、知らず知らずの内にも健康下、齢の数を重ねて来ると、肝の短かった若い頃には、気付かなかった『気分』が生まれて来る物で在る。24H全てがマイタイムの中でのマイペース生活と云った処で在るが、真に居心地の好い生活が送れて居る。

　そんな居心地の好さなのだろうが、人間、健康で居られると、結構愉しい人付き合いも出来て、退屈しない物で在る。これが所謂、若い時分には無かった『和みの気分』と云う物なのだろう。現役世代で他界して終った長兄、三兄。T、M氏も逝って仕舞った。中学の同級生2人も逝って終った。皆、患いが元で在った。そんな事を思うと、漸く巡って来た人生のオーバーランニングの最も自分らしい時を送る事も無く、またじっくり愉しむ事無く、人生を閉じる姿は、『勿体無し』の観で在る。

　早い物で9月も半ばで在る。棘の和らいだ朝陽が小部屋に差し込んで居る。廊下では一匹に成っても、元気に力強く囀って居る雄金華鳥にして、部屋の朝日の暖まりの中で、鳴き始めて居るキリギリスで在る。雄の残りはもう一匹居るので、廊下のケースを持って来て、小部屋の日差しの中に置いて遣る。残りは2Pの4匹だけに成って仕舞ったので、3ケースから2ケースに纏める。

　8時を回って、工事開始のお時間と成って来た。さてさて、私も動くと致そうか。全戸開放として、寝具の外気当てとする。

　朝飯の時間には早いし、おかずは昨日買って来た生たら2パックの煮付けを仕込んで置いたから、ネギを刻んで納豆に入れれば良いだけで在る。

　あっさり系の鱈は、甘辛く唐辛子を振って煮魚にしたり、豆腐とネギで味噌仕立ての鱈汁とすると、上品で美味い。野菜の大根、茄子と云った淡白で癖の無い食材は、白いキャンパスの様で、色んな味付けが出来るから、重宝な食材と為る。加齢期の新陳代謝の衰えて来た胃袋には、相応しい次第と為る。

　　　　　　　　　　お茶の口寂しさに、古沢庵の味噌漬けでも切って来ると致そう。

　破壊コンクリートをダンプに詰め込むドシン、ドシン音の再開で在る。本日分ブログ打ちはこの位にして、朝飯と致しましょうかね。一日の始めと致しまする。へへへ。