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長駄文館・・・さてさて、本日は何を致そう為り。

               さてさて、本日は何をすると致そうか為り。(9/16/20)
 此の処、めっきり夜が涼しくなって来て好く眠れる。然しながら、その分、起きるのが些か面倒に為って来る物で在る。起床の助走・バッコン腹筋体操に頼るのは、冬に成ってからの事では在るが、そんな季節も始まって行く次第で在る。

 雲が多いが、無風の穏やかなお天道さんが、小部屋に差し込み始めて居る。梅干しを口で転がしながら、朝茶の一服を付ける。庭の緑もセミ達が熱気を攪拌し切って居た酷暑から脱して、一息付いて居る静けさで在る。
 
 目下の庭は、自生朝顔が百日紅から東に向かって、木を這い上り、地を這っての随所に蔓を伸ばして、小ぶりな紫紺の花を咲かせて居る。一つ一つの花の命は短いが、次から次と咲き続ける花着けは総体としての花期の長さを見せて呉れる。これらの零れ種から、来年は朝顔だらけに成るのだろう。

 ニラ、苺、スミレ、赤紫蘇、鬼百合、小菊、朝顔と云い、痩せ地に雑草と化した『自生種の占拠率』は大した物で在る。その打たれ強さ、しぶとさは、到底人間が真似出来るレベルの物では無い。

 本日は週に一度のプラスチックのゴミ出し日で在るから、そのゴミ出しをして、娘の小学時代のハサミで、鉢植えセリをカットして来ると致そう。西向さんの売却した家の解体が終わり、新築に向けての更地と為って居る。更地に成って見ると、見通しが好く為る物で在る。

 さてさて、粗食の独り食事をして、食器洗い、晩飯の米研ぎをして置く。これで片付いた為りで在る。

 食後の一服にちあきなおみの歌声を聴きながら、極薄のインスタントコーヒーを飲む。空は何時の間にか、薄い灰色の曇天に移行して居る。庭は無風の儘で在る。物憂げスローテンポのなおみ節を暫く聴く事にする。

 気温の上昇が得られず、キリギリスは音無しの態で在る。幾分ひんやりした無風の庭からは、コオロギの沈んだ鳴き声が聴こえて来る。

            なおみ節も王将、別れの一本杉の後2曲で在る。

 過ごし易い空気で在る。さてさて、別段する事の無い日で在る。然りとて人恋しさも起こるで無し、未だ散歩誘因も無しで在る。何をすると致そうか。

        部屋を移動して、朗読テープをBGMに下手絵で遊んで見ると致そうか・・・。
白紙に向かって、何か出て来ないかと思ったが、何も浮かんで来ない。そんな次第で浴槽に湯を張って、久し振りの風呂浸かりとする。日本人で在るから、シャワーよりも風呂が馴染む物で在る。浴後は廊下で蚊取り線香を焚きながら、何頁か進める。昼のラーメンを啜れば、習慣で頁進めもコックリコックリと舟を漕いで来る。少し、昼寝をして居ると、ピンポンで在る。

 玄関に行けば、手作りパン、ケーキの若いお兄ちゃんの行商で在る。フィリピンの無尽旅行時に買って来た玄関画廊の掛け軸、浅いレリーフ画に。
「いや~、凄い絵じゃ無いですか。お父さんが描いたんですか。」
「絵が好きなんかい。俺の絵は中だ。見るんだったら、上がれや。」
「はい、是非。」
 と云って、上がって来る。

「うわ~、部屋一杯の、カラフルでファンタジー一杯の絵じゃないですか。お父さんは絵描きの芸術家さんですか。」
「馬鹿扱け。暇人遣ってる爺ぃじだけだ。」
「とんでもない、とても、とても、普通の人の雰囲気じゃないですよ。」
「ああ、そうかい。知り合いからは、変態スケベって云われて居るから、その手の雰囲気だろうよ。」
「とんでもない、上品で男らしいハンサムさんで、立派な体格で、若々しく好い色艶してますよ。それ何んですか。お洒落ですね。」
「ああ、これは血液サラサラ、血行に好いって友達に進められて遣ってる『お呪い』さ。昔から、信ずる者は救われ、信ずる者に効果在りって云うだろう。」
「やっぱり、お父さんは普通の人と、云う事が違いますよ。芸術家さんなんだわ。」

 廊下で白い発泡スチロールの容器の蓋を開けると、見るからに高級箱に入ったケーキ類の数々で在る。
「これ、最後のバウムクーヘンですよ。お安くして置きますから、絶対にお薦め品です。」
「俺がお人好しだと思って、買わせようと思ってるずら。でもな、俺一人だから、それは口に余る。しゃ~無い。そっちの2つ買うから好いだろう。」

 いやはや、散歩に行かず、部屋で横に為って居たら、『散財』を強いられて仕舞ったもので在る。これも武漢肺炎ウィルスの外出自粛の余波の一つなのだろうか。返す返すも、碌な事をして呉れない毒亜宗主国のとばっちりで在る事か。

 さてさて、晩飯前に散歩をして来ると致そうか。本日はキリギリスの声は無かったが、ケーキ屋のピンポンが鳴った次第で在る。アハハ。


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