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長駄文館・・・老躯には、労わりが必要為り。

                 老躯には、労りが必要為り。(10/8/20)
       こりぁ、参ったね~。昨日の夕刻からの冷たい雨の降り続きで在る。

 歩き不足の補充に散歩に出ようとして、トイレに行くと雨音で断念する。『夜に成れば止むだろう』と思って居たが降って居る。納豆が切れていたので、傘をさしてスーパーまで行こうと思い、外に出ると小降りなので自転車で行く事にした。行けば何だかんだと買って来て仕舞うのが、男の悪い癖で在る。帰りは雨足が速く成って来ての、急ぎ漕ぎで家にゴールインの息切れで在った。

 今朝の寒さに、一枚余分に羽織り、足には靴下を履き、スキンヘッドの頭には幾ら何でも毛糸の帽子は早過ぎるから、タオルを被る。冷や飯は御免蒙りたいから、保温のスイッチを押して来る。正直、股引も履きたい次第で在る。布団の温もりも必要と為ろうから、布団は其の儘にして置く。

 寝床アイドリングで混同箇所が在ったので、時間が空くと面倒さに整理をパスして仕舞うから、備忘録の足しに頁を戻して朝作業をして置く。カレンダーの裏書きメモでも、それをして置けば、清書のスタートとも為ろう。

 西洋史の1848年は、メーキングエポットとの由。オーストリアのメッテルニッヒの英亡命、ナポレオン三世の大統領選出、ビスマルクの頭角で、独仏対立軸が出来て行く先駆けとの由。ビスマルクは三世の7歳下との由で首相就任時47歳、三世がクーデターで帝位に付いたのが43歳との由。ナポレオン一世が没落したのが1815年との由。

 1848-1815には、丁度一世代30年の開きが在る処が、実に興味深い。その間、ヨーロッパの強国オーストリアのメッテルニッヒがウィーン体制の反動王政復古体制を敷き、その終焉を迎える。次世代のビスマルクと三世が歴史を駆動して行く。産業革命を疾駆した英は、既に世界帝国の地位を進んで居る。

 思想・文化は、時代を先取りする。19Cヨーロッパ文化は、フランス革命と産業革命に依り、混沌の時代を迎える。仏革命・ナポレオン戦争の嵐が去って、『反動の嵐』のウィーン体制が敷かれ、その30年に幕が閉じられる。

 自由・平等の現実は破れ、その激情の捌け口が、現実離れしたロマン主義に向かい、現実の持つ美しさと醜さを在りの儘に表現する写実主義に向かい、自然科学の発達によって、主観とか感情を拒否して、実験と観察を重んじる態度は、更に一歩進めた自然主義に向かわせ、観察を通して微妙に移り変わる色彩の変化を追い求める印象派へと発展する。

 古典派⇒ロマン派⇒写実派⇒自然派⇒印象派と、人間存在の時の子にして時の存在を如実に示す好材を歴史に観る思いがする次第で在る。歴史に古代オリエントの文化、エーゲ海の煌びやかさ、諸氏百家、南北朝時代時代の宋代の貴族文化の自由闊達さ、仏教、ヒンズー文化の興隆、イスラムの地方文化と融合した絢爛豪華な汎イスラム文化の輝き、ルネッサンス時代、19Cのヨーロッパ文化、20Cの米大衆文化・・・etcと、世界史の世界には飽きない面白さが在る。

 こんな行を打って居る次第では在るが、一向に衰えを知らぬ雨で在る。外に出られぬ息抜きに、台所で一品作りの時間を入れたり、駄菓子を摘まんでのコーヒー飲みをしたりの時間過ごしで在る。

 午後にもブロンソンさんの集金orYからの電話が来て呉れたら有り難いのだが、そうそうは上手く運ばないのが、世の常で在る。後60頁弱で在るから、風邪を引かない様に寝床読書をして、読了とすべしで在ろうか。柿の落ち葉溜まる庭では在るが、昨日それなりに片付けて置いて、好かった次第で在る。昨日は図体の大きな老猫とスリムな小顔若猫が来庭して、老猫は縁の下で大分長く滞在して居たのだが、この雨で姿を現さないで居る。本日の朝顔青花は一花だけで在る。白花も雨の重みで項垂れて居る寂しさで在る。

 さてさて、身体も冷えて来たから、温い寝床読書に移行すると致しましょうかね。老躯には労りが必要で在る。あはは!!


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