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長駄文館・・・休みの静けさ為り。

                    休みの静けさ為り。(10/18/20)
 漸く、雨が上がった朝で在る。起きるには未だ早いから、廊下の朝の囀りを聴きながら寝返りを打って居ると、ドシンの物音で在る。鳥か猫でも廊下サッシにぶつかったのかなと起きる事にする。見た処、異常は無さそうで在る。炊飯器をONとして、小部屋入りして、モーニングコーヒーとする。いやはや、寒く成った物で在る。

 川の増水を見に行く。あれだけ降っても、笹濁りの流れで在る。土手に掛かる柿の枝は実の重みに耐えて居るが、もう一週間の辛抱をして貰うしか無い。中に熟した物が在るので、味見をする。甘露の冷たさで美味い。年中行事で、柿採り、皮剥き、吊るしの季節が来た訳で在る。

 夜は落語を聴きながら寝入って仕舞い、途中煩い雑音並の米大統領選の同時通訳が流れて居て、それを少し音だけを聴いて居たのだが、米流なのかも知れぬが、観る気にも為れずのPCシャットダウンとして寝た次第で在る。日本人からすると行儀の悪い舌戦以下の聞き耳持たぬの『悪口合戦』の印象で在った。これも強調文化の様で在ろうか。

 終日の寒い降りに祟られて、フェンスの朝顔花はしな垂れの惨めさの態で在る。一日花で在るから、次の花々がしな垂れを埋めて呉れない事には、格好が採れ無いのが、朝顔、マツバボタンの弱点で在る。

 8時を回って、コーヒーだけでは腹が減って来る物で在る。飯も炊けた事でも在るし、飯の用意をして食べると致そう。無風曇天の日曜の朝で、休みの静けさが寒さを浮き立たせる次第で在る。とほほのほで在る。

 歳を取ると新陳代謝が衰えて来るから、粗食が美味いと感じる次第で在る。小分けの特辛炒め味噌を弟に持たせたので、タッパの味噌を食する。今年の青唐辛子は特段に辛い。寝かせて置くと、辛みの角が取れて来て、味に深みが出来る。2パックを作り置きして、冷蔵庫寝かせをして居るので、小分け様にブレンドして、砂糖を加えて練り込んで置く。

 弟が迎えに来た時に、『欲しい』と云うかも知れぬ。私の辛子味噌が気に入って、通院帰りにカップコーヒーを買って来て、廊下トークをして行ったTは、無く成ると「おい、味噌在るか。呉れよ。」と云って好物として居たもので在る。
 酒に好し、飯に好し、餅に好し、湯を注いで味噌汁に好しとの事で在った。そんな次第で、ブレンドして砂糖を加えて、念入りに練り込んでのタッパ収めとした。

 本日は倅ファミリーが、昼外食に迎えに来て呉れるそうで在る。11月まで土日の休みが埋まって居るスケジュールとの由で、忙しいらしい。他の連中は休みが取れて居るのにとボヤきでは在るが、それも人徳の一つと思って遣るべしの道で在る。
人の好さは、R家の遺伝子なのだろう。お声が掛かると云うのは、それだけ頼りにされて居る証拠で在る。娑場は人付き合いの世界で在るから、個人主義に走ったら世間が狭く成るだけで在る。敷居を低くして、色んな人と交わる事は、何かと処世の幅と深見を作って呉れる物で在る。

 真面目に勤めあげて、毎日が日曜日のステージに就けば、何処でどんな切っ掛け、流れで現役時代とは異なった付き合いが生まれて来るとも限らない。そう為れば、其々が歩んで積み重ねて来た人生語りが、茶飲み話の材料と為る。歳を取っての個人主義の披瀝では話は詰まら無かろう。世の柵から解放されたのに、それでは味も素っ気も無かろう。

 若い頃の馬鹿は歳の巡りは遅かろうが、還暦、古希の年代に入れば、馬鹿の歳食いはそっぽを向かれて仕舞う。そう為れば、戯けの歳の巡りの遅さが『笑いの角に友来る』の愉しき時間も持てると云う物で在る。

 さてさて、相変わらずの無風の曇天ながら、家に居るだけでは寒いだけで在る。トイレ、歯磨き洗顔をして、少し歩いて体温を上げて来ると致そうか。へへへ。


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