長駄文館・・・本日、好天の運び為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　本日は、好天の運び為り。（10/21/20）
　昨夜は布団の中に入って居ると、グラグラと来て、次の揺れに備えるも、それで終わって、寝床動画を見て居ると、得体も知れぬ声ら何事かと驚く。それは、どんどん大きく成る。何じゃい、ハシタナイ。猫の盛り声では無いか。それも複数の雄猫が居る様で在る。盛り声と云われるだけ在って、本能に即した励み声には違い無かろうが、現代の猫達は去勢、避妊手術がされて居る猫族達で在る。

　避妊手術はした事が無い。偶に破れる事は何度か経験した物の、避妊具の御厄介で現役を終えた次第で在る。従って去勢、避妊後の盛り行動とそれ以前の差異と云う物が自己検証出来ない処が、科学的で無い憶測に為って仕舞うので在る。

　それにしても、長々と気味の悪い盛り声の競演で在った。今年は熱暑、酷暑の夏が長く、秋が無く冬の寒さの訪れの昨今で在る。経験上、猫の盛りは寒い季節の様で在る。秋の冷え込む夜の始まりに猫族の生殖器が刺激されて、例年に無く早目の生殖行動が感化されて居るのだろうか。手に負えない本能が呼ぶ季節到来らしく、暫く安眠に黒雲立つ時候と為って仕舞ったらしい。いやはやの忌々しさで在る。

　明けて本日は、快晴の朝日の昇りで在る。炊飯ＯＮとして、ゴミ出しをして来る。食後の空気の暖まり具合を見て、庭整理を始めると致そう。ヒーターの入った睡蓮鉢に朝日が入って、グッピィ達も水面にユラユラ泳ぎをして居る。廊下の一鉢だけに成って仕舞った３、４年目に入ったシクラメンのニョキニョキと茂らせて来た葉のデカさには、目を見張る物が在る。

　昨日の河川敷草刈時には、川向うのお宅には柿が吊るされて居た。我が家の甘柿の葉も大半が落葉して居る。此の侭、庭樹の落葉が進めば、冬の渡り鳥・ジョービタキの来鳥とも為ろうか。ズーと我が家は雌の縄張りをキープして居たのだが、去年は雄の縄張りと為って居た。北帰行近くに成って、私への認識度が高まって、頻繁に庭に姿を見せる様に為った雄ジョービタキで在った。
　ジョービタキ観察からすると、雄ジョービタキが健在で来鳥すれば、去年同様に縄張りとする筈で在る。最寄りのＤ２には生き餌のミルワームは置かれ無く成って居るから、遠出をしてミルワームを纏め買いして来て、北国からの観音様・バルディナの『夢よ、もう一度』で雄ジョービタキの餌付をして見ようと考えて居る次第で在る。

　生物には雄雌の性差が在って、姿の美しい雄はキビキビして姿見せの時間が短い。一方、くすんだ地味な姿の雌は、おっとりした動きで姿見せの時間が長いので、警戒心の少なさが餌付のチャンスに恵まれ、効を奏せばバルディナと同様に、家の中に入って来ての冬の同居人と為るかも知れないので在る。

　果たしてジョービタキの来鳥の季節が目前と成って来た次第では在るが、今季は雄が縄張りとするか、雌の縄張りとするかの待ち遠しさで在る。倅の話によると、熊出没の警戒が頻繁に出て居るそうな。山の自然界では松喰い虫による松林の立ち枯れ、夏の烈暑による夏焼けで山の実りにも支障が出て居るらしく、猿、猪、鹿、熊と里への出没が早い時期からローカルニュースを騒がして居る次第で在る。

　　さてさて、飯も炊けた次第で在る。粉末緑茶で一服を付けて、本日のスタートと致そうか。へへへ。

　一応、庭樹の枝下し以外の庭整理をして片付けると、何と刈込鋏を何処に置いた物やら粉失して仕舞った。落ち着いて、最後使った辺りを真面目に探すが一向に出て来ない。そう為ると向きに為って仕舞う性質で在る。作業場所全部を当たって見るが、遥として行方知らずで在る。探して居ると、車が止まって、サラリーマン時代の先輩さんの姿で在る。犬の散歩の帰りとの由。お天気が好いから、外での暫しの立ち話とする。

　さてさて、３時で在るか、今年最後の河川敷の草刈も完了した好環境で在る。私も散歩方々の煙草買いに行って来ると致そうか。不思議な物で、探す時は一向に出て来ないのが、忘れ物と云う物で在る。とほほ。