長駄文館・・・先ずはコタツ離れ為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　先ずは、コタツ離れをするべし為り。（12/16/20）
昨日は兎に角、寒かった。散歩などしようものなら、風邪弱者で在るから、『君子危うきに近寄らず』をして居たのだが、晩飯を済ませば明日の食材が心もとなく、８時近くに成ってのスーパー買いに行くしか無かった次第で在る。まぁ、それでも最低限の外歩きは必要で在る。

　夜は湯たんぽ２個入れで、寝相の好い夢見の朝を迎えた。馬に乗って居たのだが、小便に下りて、乗ろうとする小山の様な巨馬に様変わりして吃驚しての目覚めで在った。

　ゴミ出しに行くと、袋の一つが転げ落ちて、中身が散乱して居る。猫の仕業であるらしい。本日はプラスチィックゴミなのだが、分別をしない不届き者が時々、出しに来て居るらしく、そのゴミらしい。斜向かいさんによると、若い野良猫との由。

　そんな野良猫の話を猫好きのＳにした処、『地域猫』と云う話を聞いた。野良猫だと生きて行かねば為らないので、そんな悪さを仕出かすので、地域の人が場所を決めて餌を置いて居るそうな。そうすると、食糧が得られるから悪さをしなく為り、地域のマスコットの存在に成るとの由で、猫が死ねば、その訃報が『回覧版』に載るとの由。その話を聞いて、『地域猫』とは好い命名と感心した次第で在る。この世は総べからず因果模様、マイナス連鎖をプラス連鎖に組み替えるのも人間の努めなのだろう。

　私の好きな言葉の中に、自助・連助・公助が在る。自助なら嫌われ野良猫、連助ならマスコットの地域猫と云う事にも為ろか。

　寒く成ると、常連雀も仲間を連れて来る。今朝は４羽で来て居る。餌が足りない様で、サッシの縁から中を覗いて居る。地域猫ならぬ『庭雀』で在るからして、餌撒きをして来ると致そう。

　朝靄なら解消して晴れ間が出て来る時間帯で在るが、本日は薄い曇天らしい。寒くてもお天道さんが出て呉れれば、気分が違うのだが。今季一番の大寒気団に、覆われて居る日本列島との由。これも致し方無しの師走の沙汰で在る。

　朝飯にして、風呂に浸かって血の巡りを好くしてから、一日をスタートさせると致そう。遺憾いかん、寒いとグウタラ親父の、心身が縮こまるばかりの体たらくに成り下がるのみで在る。他力本願で、Ｙが顔出して呉れて、スケベ話でもすれば助かるのだが、人其々の予定・都合が在るから、他を頼むよりは、先ずは自力本願でシャキッとするのが、人の肝要とすべきで在る。とほほ。先ずはコタツから離れて、自助の道と致しまする。

　浴後は自転車で湧水汲みに向かい、此処まで来たので在るから、美味い惣菜でも買って帰るべしで家族経営のスーパーに寄る。好い塩梅で魚類も在ったので、少々寄った序に買い溜めとして来る。子供、学生時分と同様に師走の寒さでは在ったが、シラサギ、コサギ、マガモ、アトリなどの野鳥の姿も在って、出て来て正解の自然観望で在った。

　帰って来ると携帯に電話で在る。昼を食べて居ないなら、イラッシャイマセの店で昼にしようとの由。了解で在る。奥さんに吊るし柿でも持って行く事に致そうか。気は心で在る。

　店に行くと珍しく、客が居ない。吊るし柿プレゼントすると、『この前は息子さんですか、幸せで好いですね』との由。昼を食して来て、外気序に、少し土手の枯草毟りをして家に入る。相変わらずの寒き曇天では在るが、入浴効果で其れなりの動きが出来た。概ね好しとすべきで在る。