長駄文館・・・いやはや、大寒の入り為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いやはや、大寒の入り為り。（1/20/21）
　バッコン腹筋体操をするも、起き辛く布団を被って、暫しの脳内散歩をして見るが、一度目が覚めると、そうは布団にしがみ付いても居れない次第で在る。トイレに行けば水が出無い、開ければタンクは空っぽで在る。凍ったかで、ミニ電気ストーブを点けて通水を待つ。台所は案の定凍って居る。。各蛇口を捻りに行くと、通水出来たのでホッとする。

　カレンダー上は大寒の入りで在るから、それも致し方無しで在る。新暦と旧暦の差は『月遅れのお盆』の言葉も在る次第で、信州の酷寒の底は2月なので在る。これでは一か月早い大寒の入りの態で在る。寒い寒いと腰が退けて居た朝では在ったが、バタバタして居る内に身体の弾みが付いたと云う物で在る。

　餅を焼いて、簡単雑煮としての朝飯とする。ニュースでは正月の餅を喉に詰まらせて年寄りが旅立つとの由で在るが、自分もその年齢域に入って来ると、餅の美味さが分かって来る物で在る。若い頃は餅は正月、祝い事の物と思って居た次第だったが、通年を通しての市販品物が在るから、使い勝手の好さで、私も利用する様に為って居る。

　本日は白い雲間に僅かばかりの青空で、先ほどまでは白い物がチラついて居たが、如何成る物やらの段階で在る。今朝は大分冷え込んだから、真に動きが鈍い次第で在る。根が低血圧の性質で在るから、こんな時は風呂に入って血の巡りを好くしないと遣る気が起こらないから、困った体質で在る。

　この頃はすっかり『人畜無害の空気』に枯れて来て居る所為なのだろうか、とんと釣りをする気が失せて仕舞った。釣りは総じて釣れる時も在れば、釣れ無い時も在るのが通例で在る。それでもシーズンに成ると、其れなりにワカサギ釣りに諏訪湖にドライブしたりして、近場の美鈴湖でのワカサギ釣り復活の報で何回か行って居た物で在る。

　それが釣りツールが魚群探知機&電動リールばかりで、昔人間としては『郷愁』に浸る事も出来無く為ったと同時に、余りの釣れ無さに『億劫さ』が定着して仕舞ったと云うのが現状で在る。

　そう云えば、キノコ採りもで在る。それにも増して、キノコ採り以前に女族に対する好色性が枯渇して来て居るので在るから、『座して死を待つ』の方向性を示して来た様で在る。いやはや、全くお恥ずかしい限りで在る。

　　　聞けば、元気な高齢者は刺激の無い生活に、何かと刺激を求めての就労をして居る人も居る。

　私としてはこの歳に為って、管理するのも管理されるのも面倒で在るから、餓死しない程度の生活で十分と考えて居る日々で在る。散歩で見掛ける同年配者達の目の虚ろさには、他人を見て我が身を正せとして居る。
　一応、人恋しさに、ウロウロ徘徊する性質でも無いから、独りを居心地の好さと感じられるのは、有難いと思って居る次第でも在る。

　さてさて、入浴して洗濯物を干したら、動く気に為って来た。本日の散歩代わりに湧水汲みと食材買いに、ペダル散策をして参りましょうかね。外の空気は目、気分の遠近調整とも為る。気温の上昇は感じられないが、幸い無風・青空のお天道さんで在る。

　行きは風切る寒さで在ったが、湧水ペットボトルに買い物で、些かハンドルを取られる上り勾配では在ったが、浴後の外気吸いとペダル運動は、家の中で縮こまって居るより爽快の気分で在った。家に帰って来ても、ジャンバーを脱ぐ気に為らぬ寒さで在る。

　さてさて、台所のお時間として、サバの味噌煮を仕込んで置くと致そうか。私の食卓は何は無くとも、沢庵漬けに魚が在れば、それで好い次第で在る。へへへ。