長駄文館・・・さて、朝飯為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて、朝飯為り。（1/21/21）
　矢張り寒いと、ヒーターによる蒸発量が激しく成る。グッピィ槽に補給水を配る。メジロ用の熟し柿も、ハイエナギャングのヒヨドリに見付かって仕舞えば、直ぐに終わって仕舞うから困った物で在る。残り少ない熟し柿を隠し置いて来る。

　昨日の自転車散策時には、柿の実が殆ど食べ尽くされて居たから、越冬の自然界は、さぞやヒモジイ辛抱が始まるのだろう。見苦しく垂れ下った皮が、越冬の厳しさを晒して居た。

　人間は保存食を発明・開発する事で繁栄する事が出来た生物で在る。そして、増え過ぎた人口を持つ霊長類・ヒト科で在る。そんな次第で在るから、家飼いの同居達にも、来庭者にも、お零れを提供するのは、私なりの『努めの一つ』なのかも知れぬ。

　　　　　　　　　　メジロの動きらしきシルエットが見えた。常連雀達も姿を見せた。

　今度は若いトラ猫が歩いて来た。廊下の金華鳥の動きに立ち止まり、此方に歩いて来る。小部屋で見て居る私に気付いて、私を見て居る。ゲンコツを作って、ハァ～と振り上げて遣ると、フンとした顔付で、慌てる風も無く庭通路をスタスタと歩いて行った。
　我が家の砂場を、用便場所として居る『とんでも無い猫』で在る。駐車スペースとして居る東側にも、適者繁茂で苺群を作り始めて居るので、野苺ジャムの『時差採り』に供しようと考えた。

　幸い去年は良質の川砂が豊富に在ったので、バケツで運び込んだ東場所と小部屋の縁の下にも砂プールをして置いたので、その2か所を図々しくも『専用用便所』として居るので在る。
　ネット動画のCMの中には、飼い猫トイレには鉱物性の物が猫好きとの由で在るから、猫にとってはお気に入りのトイレ場所と為って居るだろう。

　私としては躾上、正座させて、頭にゲンコツを喰らわせて、お説教して遣りたいのだが、人間界と動物界の違いで在る。そうする訳にも行かないから、甘受するしか無い次第で在る。

　ご近所さんに言わせると、野良猫との由。猫好きのS情報では、『地域猫』との事で在ったからして、野良猫の用便所の提供も、拡大解釈をすれば地域猫への見守りと云うべきかも知れぬ。

　ラジオからは参議院の国会中継が始まって居る。野党議員の野次、ブーイングを拾って居る。いやはや、行儀の悪い連中で在る事か。

　無風晴天の青空、廊下に差し込む陽光で在る。ラジオを切って、朝飯にして廊下タイムと致しましょうかね。

　本日はサンルーフ廊下で、久し振りの世界史朗読テープを3時間聴く。足を小台に載せての目の瞑りで在ったから、果たしてどの程度の学習効果が在ったかは不明で在る。然しながら、気持ちの好い時間帯で在った。その間に、常連雀、メジロの来庭も在り、廊下の金華鳥の力強い羽ばたき音も在った。

　昼兼おやつの時間で、Y差し入れのカボチャも消費しなければ、カボチャも上仏出来ないだろうから、そのラグビーボール状のカボチャを半分煮付けて見る。それを食べてのお茶飲みとした。いやはや、3時で在るか。少し歩いて来ると致しましょうかね。一日は、呆気無い程に、時を刻む次第で在る。