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長駄文館・・・目まぐるしき、お天気さん為り。

                目まぐるしき、お天気さん為り(2/16/21)
 昨日の雨に本日の強風と、忙しいばかりのお天気さんで在る。全戸開放で籠った空気の一掃後は、日差しの廊下でのモーニングコーヒーと煙草の一服を付ける。

 白雲の流れに青空が広がって行く様では在るが、風音の強さとクシャミ、目の痒みは、花粉症の現われで在る。外出しの鉢植え物を廊下の所定の位置に置いて、ラジオを入れる。矢張り、植物は終日の雨に当たると、生き生きして来る物で在る。庭を見遣れば山ツツジには心なしかの緑、サツキには錆落としの青味が感じられる処で在る。

                 昨日の寒雨 今日の強風にも春遠からじ。
               目鼻愚図らせる スギ花粉の時候に成りにけり。

    飯も炊けて、風呂も出来て居るから、先ずはそれをしてから、今日を始めると致そう。

 飯を食べて、風呂でスッキリすると、気持ちの好い限りで在る。バケツを持って水槽住人達の水汲みに行けば、濁りを呈した幾分の増水で在る。終日の雨量は乾燥した大地に吸収されたと云う事なのだろう。大地の呑み代の大きさには驚いた。こんな風に考えると灼熱の大砂漠に降った雨が砂を潤し、流れる濁流が湖を造る雨量の様は、想像を絶する量なのだろう。

    正午に差し掛かって来て、風も収まって来た事でも在るから、少し歩いて来ると致そうか。

 歩き始めたまでは好かったが、余りの向かい風の強さで在る。南風が水面を波立たせて、流れを遡上して居る様は、古代帆船が季節風を利用しての長航海の交易をして居た様を彷彿とさせる。南風、北風、東風、西風と季節風を『貿易風』とは好く名付けた物では無いか。

 風の強さに体感温度は下がるばかりで在るから、ハーフ散歩の態で逃げ帰って来た次第で在る。

 越冬期の食糧庫の隣接する柿の木4本が、物の見事に食べ尽くされて、木にはヘタが残るのみで在る。2、3日前から、我が家を縄張りの中心に置くヒヨドリが、南天の赤い実を食べに来て居る。越冬期間最後の食糧・南天の実は、多分一番に不味いので在ろうが、背に腹は代えられぬの『我慢食』なのかも知れぬ。何とか食い繋げば、梅の蕾、梅花の蜜も出て来る次第で在る。


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