長駄文館・・・引き続き、寒き低気圧の居座り為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　引き続き、寒き低気圧の居座り為り。（2/17/21）
　バッコン腹筋体操もしたし、先週曜日違いで出せなかったゴミ出しをして来ると致そう。現代生活は、生ゴミの3倍以上に出るのがプラスティックゴミで在る。生活に鑑みて、集収日増やすか、ゴミ袋を大きくするかの行政処置を採って貰いたい物で在るが、所詮、お役所仕事は前置前例主義の巣窟と云う物で在る。

　西のアルプスのお山は、吹雪いて御座るの厚いカーテンが掛かって居る。雪か氷の寒々としたお天気さんで在る。おお、寒いで、背を丸めての家入りで在る。小部屋コタツをONとして、クリープたっぷりのモーニングコーヒーと洋楽テープで、朝の一服を点ける。低気圧で、本日も風日の進みで在る。自転車通学の女子生徒はスカートでは、さぞかし寒く息が切れる事だろう。

　昨夜は萬屋錦之助の『日蓮』の大作を堪能した。前に北往路欣也の『空海』を観た事が在ったので、何かと仏教知識の在るYに質問して見たい気持ちが出て来た映画感想で在った。人間の極める態度には、宗教教義の学問探求と、その実践と２通りの方向が在る。

　キリスト教にも『修道院運動』、仏教にも『修験の道』、儒教の朱子学にも『知行合一の道』も在る。真似る⇒真似ぶ⇒学ぶ⇒知る⇒行うが、知識と行動の総合完成形で在るから、そう進むのが、或る意味、人間の自己実現完成型の当然の流れと云う物で在る。宮本武蔵の五輪の書も、同じ系譜と観る次第で在る。

　小乗と大乗の違い、キリスト評伝とも云える新約聖書中の四福音書（ゴスペル）、米の黒人のキリスト賛美歌のゴスペルのあの旋律、エルビス・プレスリーの歌の原点がゴスペルに在ったそうな。ブッタ没後百年に行われた第一回結集時にブッダ評伝の『本生話』が誕生したとの由でも在る。

　お互い世界史が趣味と云う、毎日が日曜日の『退屈爺っさ同士』の意見・感想交換の話題には、持って来いの物にも為ろうか。
　然しながら、各論に進めば、体好く、交わされて仕舞うのが統計的結果で在るから、深堀りする訳には行かない次第なので在る。その癖、私には何かと質問ばかりする男で、『攻撃は最大の防御』と云う事を知り尽くして居るから、ニャロメの性質の悪さなので在る。

　遺憾いかん、Yの悪口を言ったら、益々のお天気さんの下り坂と成って来て仕舞った。数少ない訪問者の悪口は、NGの天のお諭しなので在ろうが、以心伝心の亜流で、Yはコタツでクシャミの連発をして居るのかも知れぬ。これを称して『以心伝波の術』と云う筈で在ろうか。へへへ。

　コタツから出して居る手が冷たい次第で、困った低気圧の居座りでは無いか。さてさて、腹も減って来たから朝飯を食べて、寒い日に合った事をすると致そうか。

　アジャジャ、飯後は薄日の差しは在る物の、西雲から風に舞う雪の現われと成って来た。ニャロメ、完全なる冬日では無いか。親しき仲為れど、悪口は控えねば為らない次第で在る。市の広報車の聴き取れない災害アラートのアナウンスが通って行く。

　嗚呼、ナンチューコッタァ～、カップの白湯を転がして仕舞った。外は強風の続きで在る。今日は仏滅の厄日かいな・・・。そう云えば、先ほど肥えて薄汚れた全身黒尽くめの老猫が庭を歩いて居た次第で在る。とうとう来たかの『年貢の納め時』なのかも知れぬ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼、非情の寒空に　粗相の段　
　　　　　　　　　　　　　　　　　黒猫告げる　年貢の納め時　到来なるか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　出るは　とほほのほ　溜息一つ為りにけり。
　　　　　　　　　　　　　　　こんな時は、ニョショウの出現が欲しい次第為りや
　　
　さてさて、古来より『邪心不通天』と云うからして、大人しく『吾が不徳』を反省すべしで在る。何やら、先程から奇声を上げる輩が居る。これもお天気の為せる処で在ろうか。困ったもので在る。午後の部は、気を変えてコタツお勉強タイムと致そうか。私の取り柄は、『しぶとさ』で在るからして・・・。

　お勉強タイムに飽きてラジオを聴けば、今日明日と信州は所によっては大雪との由。買い物が億劫に為らない内に、寒さを突いて食材を買って来て冬籠りの佃煮風アサリでも仕込んで置くと致そう。こう寒い時は、台所遊びをして置くに限る。