長駄文館・・・絵に描いた様な晴天為り。

　　　　　　　　　　　　　絵に描いた様な春の青天の日差し為り。（3/23/21）
　野性と化した小株を苺群の空いた所に移植をして遣る。ライナーが伸びて、其処に根を張って群生する植生で在るから、場所が良ければ大株に育つし、場所が悪ければ一生日陰の身で終わるのが哀れで在る。従って助成して遣るのが、管理者の仕事と云う物で在る。

　暇で在るから、今朝はそんな朝のウォーミングアップと為って、何日振りかの快晴の日差しを浴びての、縁側モーニングコーヒーと朝の一服とする。梅咲きが青空に好く映えて居る。その内、桜が開花し、散歩コースは桜花の幕が掛かる。武漢ウィルス２年目の春ながら、桜見の散歩者も多く成る事だろう。実の生らぬスモモでは在るが、今年も一杯の蕾を膨らませて来た。

　吾が庭の花見も梅花が散れば、スモモが満開と成り、春のうららかさを演出して呉れる。それが終われば、地面一杯の野苺の白花が咲き、地面は緑に覆われ、木々は新緑の覆いと成り、空にはツバメが舞う。4月5月とも成れば、春遅い山国信州は一年で一番華やかな百花りょう乱の風景と成る。

　例年だと川面に流れる桜花に釣り竿を垂れての、ヤマメ釣りにワクワクして居るのでは在るが、去年同様に河川敷散歩時に、好ポイントの流れに目を凝らせども、魚影の一切走らぬ『ヤマメ枯れ』の様で在る。まぁ、それも仕方の無い自然の巡り合わせと云う物で在る。

　さてさてと、廊下タイムを切り上げて、朝飯前に健忘症進む老化脳で在るからして、PCに備忘の文字入れをしてから、台所に立つと致そう。

　朝飯、浴後は全戸開放して、家の空気を外気に繋げての選抜中継を聴く。一応、身奇麗に為ると、気分も好く成る物で在る。

　ニュースでは元法相の夫婦共の選挙違反で、議員辞職との由。往生際の悪さも、如何やら決着が付いたと云う処だろうが、倫理感の欠如した世の中枢は、責任転嫁、云い逃れ、他人事の態で、真面目さ、真っ当さ、潔さの無い、地位、身分に唯々諾々とする不遜の輩の蔓延で、地に落ちた表層の世で在る。或る意味では『いい加減』で在るから、厚顔無知で居据わり続けて居られるのが、霞が関住人の構図なのだろう。試験勉強の偏差値だけが異常に高いだけの階層社会と云う物は、悪事が露見すると、悉く底の浅さを見せ付けて来る物で在る。

　知能指数と感能指数がバランス好く均衡が保たれて居なければ、人心は集まって来ないのは、古今東西を問わぬ真理と云う物で在る。個室・個機・個利に依ってベルトコンベア化されたエリート層には兎角、動静脈の血液瘤が職業病と云うか、習慣病と為って居るらしい。職業病、習慣病の類は、概ね『自覚症状が薄い』と云う致命的欠陥が在るそうな。へへへ。

　　　無風晴天のお招きで在るから、スカンポ脳にも新鮮な外気を取り込んで来ると致しましょうかね。

　　　　昼時の河川敷漫（そぞ）ろ歩けば、澄み戻した幅広の流れ、反射してせせらぎ歌う為り。
　　　　地面に可憐の青小花・オオイヌノフグリ拡がり、モンシロ、タテハチョウ飛ぶなり。

　　　　桜の早き樹に桜咲く。流れの岩にハクセキレイ、流れ端にカルガモ。そは番いを組むか。
　　　　無風晴天の河川敷ベンチに昼食べる人、スマホ見せ合って、笑い合う女子高生２人。

　　　　西のアルプス連山、春霞にゆったり鎮座おわす。魚さえ居れば、ひねもす釣りする物を。

　　　　　　　　さてさて、洗濯物を干して、昼は牛乳と食パンとすると致そうか。