長駄文館・・・お天道さんに、些かの風為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　お天道さんに、些かの風為り。（5/2/21）
　雷鳴轟く夜の嵐に、Yとのトークで、昼寝カットで在ったから、ネット動画が大東亜戦の戦史講義を聴きながら、寝て仕舞った。

　朝告げ鳥の声に起こされて、廊下でのモーニングコーヒーと煙草の吹かしとする。好く寝たと思いきや、未だ6時で在る。お天道さんの輝きに、無風、雨の滴を溜めた静寂の緑の濃さで在る。

　一回り庭見をして来る。爪切りの挿し芽をしたマツバボタンの先からは、幾つかの花が咲いて居る。零れ種からの芽出しのカワラナデシコの移植株も活き活きとした緑を呈して居るから、根付きの成長も確保された様で在る。土手に面した渋柿の霜枯れした枝にも、新しい芽吹きが出て来たので、安堵の気分で在る。

　それにしても、マツバボタン以外の花種からの芽出しは現れず、何時の事に為る物やらの気掛かりで在る。ちらほらと自生の朝顔の芽出しも出て来て居る。川を見遣れば、増水の流れは在る物の、ツバメ飛び交う濁りの無さで在る。玄関横のツツジの咲きを見ての小部屋定位置に座る。粉末緑茶を飲みながら、ニュースを聴く。

　明日の同級生コンビのボランティアで、残りの土手斜面のオオキンケイギクの抜き取りが在る。鹿防護壁の見回りは、Yの処は山間部に位置するので、班ごとの仕事と云う。熊が罠に掛かったり、鹿の出没が頻繁な地域との由で、町会と班の軋轢が色々と在って、理不尽に対する番から二本線気質から『癇癪玉』が炸裂する事も度々有るそうな。昨日は何を言っても差し障りの無い吾が妄巣窟でのYの雄叫びが燃え盛っての、恐れ入谷の鬼子母神の態で、そうだそうだの合いの手を入れた物で在るから、抱腹絶倒のシーンが幾つか在った次第で在る。

　Yの啖呵は『馬鹿野郎、ふざけんじゃ無ぇ。舐めんじゃ無ぇぞ。そんな物ぁ、本末転倒だ。何を考えてるんだ！！』で在るから、私は何も悪い事はして居ないのだが、小太りの短躯で目を三角に釣り上げて、そんな猪突猛進の啖呵を切られて、力まれて仕舞うとたじろんで仕舞うの気の弱さなので在る。

★ニンニクを多食すると云うだけ在って、ニンニンパワーが一度炸裂すると、猪突猛進と云うか怒涛の寄り身と云うか、凄いパワーで在る。其処へ行くと、私は生姜、唐辛子、魚派で在るから、和風の一過性三尺玉と云った処で在ろうか。へへへ。

　昨日は折り返しの電話が掛かって来たから、忘れぬ内に世界史備忘録中の英産業革命の土壌・第一次産業革命1773年スタート・最初の世界不況1873年・第二次産業革命1890年代・帝国主義の時代、メツテルニッヒ体制崩壊の１８４８年の辺りから始まるナポレオン３世、ビスマルク時代をコピーして置くと致そうか。大英帝国最盛期のビクトリア女王期のシャーロック・ホームズのテレビシリーズは、時代背景を可視化するには、持って来いの『映材』と云えよう。

私としては歴史好きのブロンソンさんにYは、心置き無く歴史トークが出来る数少ない『同好の間柄』で在る。

加齢期と云うか、古希坂住人とも為れば、茶飲み友達、囲碁将棋友達、ゴルフ友達、釣り友達、飲み友達と趣味ジャンルの違いは在っても、その核は話友達と云う事なので在ろう。若い頃は悪所通いのマラ友の時期も在るが、チン立たずの歳波とも為れば、歩み積み重ねた人生を含めたスローダウンのよもやま話が愉しみの時と為る物で在る。

さてさて、腹も空いて来て、本日分ブログの字数も頃合いと為って来た。小部屋PCをOFFとして、台所の洗い物、米研ぎをして、少し雑草抜きと小石拾いをしてから飯、風呂入りとして、親分無しの子分無しのマイペースの一日のスタートと致そうか。へへへ。

自転車散歩で煙草買いの後にホームセンターに行くと、6、7年振りのサラリーマン時代の弟分と会う。早速、スタバの二階席で話を交わす。66に成ったとの由。寄る歳波で骨折をしたり、心臓の不整脈とやらで入院もしたとの事。体が働ける内は、勤めに出るとの由で、自由が利くならショートバカンスをしようかの誘いを掛けて置く。

それでも話せば、変わらぬ落ち着き振りで味の出て来た男で在る。私の痩せ振りに驚いて居るが、一応の健康体で在るから安心の態で在った。

閉じ籠もりの熊男も外に出れば、好事に遭遇する物で、好いコーヒータイムを持つ事と相成った。