長駄文館・・・短時間集中豪雨の連発為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　短時間集中豪雨、連発為り（8/2/21）
　新聞配達のバイク音、カラスが鳴いての夜の白み、トイレ立ちをして、湯冷ましで喉を潤す。その内に廊下のキリギリスの鳴きで在る。一日の始まりで在るか・・・。昨日は早く寝た次第で在るから、しゃ～無い。起きると致そうか。

　昨日の短時間集中豪雨の二連チャンには参った次第で、如何に自制心の強い私でも夜は早々に不貞寝をして仕舞った。ラジオの大気の不安定さで注意喚起が為されて居たのだが、それがカンカン照りの二連チャンと為り、梅干し中の私には堪えた次第で在る。短時間集中豪雨は、南洋のスコールの騒ぎでは無い。一名ゲリラ豪雨の異名を採るからして、その凄まじさは、圧巻の様とも言える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　繰り返すが、それが二連チャンで起ったので在る。

　すわっ、一大事で物干しのブルーシート３枚を干し台に被せて石載せをして、全戸開放を締めに回る。アスファルトの道路を白く叩き付ける雨が忽ちに川と成って流れ、雷鳴轟く道路も屋根も木々にも、オスマン帝国のイエニチェリ軍団の怒涛の進軍と相成る次第で在る。

　一応は前触れに雷鳴の軍楽隊が触れ回りをするのだが、迎打つ私は夏スタイルの短パン、首タオルで在る。益してや少しでも梅干し工程にカンカン照りを当てて置きたい状況で在る。軍楽隊だけで降らない時も在るからして、空の雲行き注視をしての待機として居る。

　来た！！と成ると、気違いと刃者には防備一辺倒が梅干し護りの一手のみで在る。大体は背中一杯の雨攻撃を受けるものの、それが前線防人の常と云う物で在る。

　短時間集中豪雨の敬称で在るから、退き際も立派な物で在る。気が済むと一糸乱れぬ撤退で、再びの盛夏のカンカン照りと成るから、梅干し防人の努めとして、ブルーシートの撤収をして、シートの物干し掛けをして、全戸開放をして回るので在る。

　そろそろ晩飯にしようとして居ると、シートが乾き切らない内に、雷鳴の轟きが始まった。今度は駄目物を処分して軽く為った大笊4枚を廊下に取り込んで、後の物はシート2枚を被せて、晩飯とした次第で在る。

　明けて本日、6時を回って快晴の空が窺える。ブルーシートを外して、廊下の梅大笊を干し台に移動させて、庭ご挨拶に一回りをして来る。キュウリ3本、大玉トマト、ツツバを汁物の具とする。インゲンは峠を越して、一休みと云った処で在ろうか。去年はあれ程フェンスを覆い尽くした西洋朝顔は無く、自生の小振りの紫紺の朝顔が盛期を迎えて居る。乱立する鬼ユリ、カサブランカの花も終期を迎え、マンジュシャゲの花茎があちこちに伸びて来た。今日も暑く成りそうで梅干しには好機で在る。願わくば、大気の安定で在る。

　何々、松本に洪水注意報とな・・・またまた、短時間集中豪雨の兆候在りと云う事なのだうか。お代官様、そんなご無体な。勘弁しておくんなまし。過ぎたるは及ばざりし為りで、御座りましょうが。少しはご自重為されませ。それが、天の摂理・慈悲心と云う物で御座ろうに。

　聞き分けが無いと、首根っことっ捕まえて、引きずり落として虎皮パンツを脱がして、ロシアン・アマゾネス軍団の秘儀『赤柄の睾丸鞭』のお仕置きを致しまするぞえ。ニャロメ。

　夕べの日没、朝の海藻採りの小舟の発進の海の一時を展望風呂から眺めて、佐渡七浦の海鮮料理も然る事ながら、底辺貧民の粗食食卓の負け惜しみでは無いが、朝採りキュウリを刻んでマヨネーズと青山椒実の醤油を垂らすだけでも、これが美味いので在るから、人間とは不思議な物で在る。

　　　さてさて、本日はどんな一日に成る物やら。予断を許さない梅干し防人の心境で在る。　

　朝食を終えて、ラジオを聴きながらお茶タイムをして居ると、部品が届いたと云う事で在るから、ドライブに行って来ると致そうか。