長駄文館・・・夏よ、何処のキリギリス声為り。

　　　　　　　　　　　　　　　夏よ、何処（いずこ）ぞのキリギリスの声為り。（9/12/21）
　昨夜は面白い物も見付からず、別本も読み終わって仕舞ったので、早く寝て仕舞った。古希坂住人の睡眠時間は少なくて好いから、未明の目覚めで在る。若い頃と違って、臍下三寸物と同様に、妄想力も萎びて来て居るから、起床とする。4時半で在る。

『新参金魚確認』に四畳半水槽に異常無しで、定位置小部屋に入り、コーヒーと煙草の燻らせとする。ラジオをONとすると、好い感じのメロディが流れて居る。

　本日は8時半から公民館の清掃で在る。夕刻の買い物の帰りに、美容院の座敷き犬散歩の班長さんの姐さんから、明日は8時半から公民館盛装の願いしますと確認を入れられた。はい、了解です。の段で在った。

　　　　　　　　　　ラジオ深夜便も終了のお時間で、ラジオの音量を下げてBGMとする。

　夜が徐々に明けて来て、東の山上には雲の掛かりでは在るが、所々に明きが見るから、その内にお天道さんも照る事だろう。白み行く庭に窓を開けると、冷えた空気にコオロギの声が入って来る。

　宇都宮行の色豪連の話の中に、アザラシ鬚、顎髭、秘所洗顔、吸い付きコリコリ噛み噛みと其々の『技披歴』が在って、男族の上半身と下半身、別人格の証左をマザマザと見せ付けられると同時に、する男族に、させる女族に『男女の秘め事』とは好く云った物と感心笑いの段で在った。

　秘め事には、『意馬心猿の励み事』をするが、黙って仕事をして居る分には、そんな性癖はお首にも出さない常識人の面々で在る。

　弟プレゼント用に地獄のクルージング行と或る一日のブログ文作を持って行ったのだが、UちゃんもSさんも、その場で読んで呉れて、中々の真面目さと感心した次第で在る。

　私も渡されると、その場で読むタイプで在るから、根本の処で共通して居る真面目さが在るから、気は心の協働精神の和気あいあいの仲間関係が構築されて居るのだろう。そして、仕事を離れると、其々がマイペースさを持って居る処が好い。自然体で居られる部分を持って居るから、長い付き合いを維持して居るので在ろう。

　すっかり明るく成って来た朝で在る。本日は未だキリギリスの声は無いが、庭ご挨拶をして来ると致そう。

　時季外れの山ツツジの蕾も咲いて、百日草、ポンポンアスターの花々の色どりが、早朝の静けさの中に、好くフィットして居る。赤紫蘇の花も咲いて来て、紫蘇の実の収穫も間近で在る。
　その葉を採取して、塩揉みとして梅干しの加算して置く。紫蘇の紅は梅干しを芯まで染めて、見事な色を呈して呉れる物で在る。市販品とは異なる昔ながらの味と色を再現して呉れるから、私の愉しみとする処で在る。インゲンを一掴み採って、サッと茹でて、刻んで特辛味噌に投入して置く。公民館清掃後の朝飯に供すれば、これまた飯が進む底辺貧民食の美味さと云うべしで在る。

　7時に成って、漸くキリギリスが鳴き始めた。流石に低気温で錆びれた音色で在るから、薄い曇天の覆いに、『夏よ、何処ぞ。』の寂びれた時折の鳴きで在る。

　本日分ブログの字数も頃合いの運びで在るからして、本日の頁捲りタイムには、国民の歴史とするか、教養人の世界史とするか、で在る。タイミング的には、Yが顔を出して呉れると有難いのだが、私と違って仕事持ちで在るから、都合と云う物が在ろう。へへへ。

　朝食後は子供科学相談の童子の大きな声にニヤニヤして、声が普通に為るのは何年生頃かなと聞いて居た次第で在る。曇天の涼しさに4 頁ほど読んで居ると、早くもうつらうつらして来た。日曜日でも在るからして、面倒で在るから少し横に為る。

　　　　　　　　　　　　　因みに新参者をネット検索すると、オランダ系流金との由。