長駄文館・・・遺憾いかん・・・為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　遺憾いかん・・・年貢の納め時か為り。（9/20/21）
　いやはや、薄気味の悪い夢を長々と見て居た。意識が現実に戻って、題して[不信地帯』とした。古事記の[黄泉の国]の迷い込んだ感じで、平気で事実と異なる事を言うし、携帯も肝心な箇所で機能停止、周囲の人に道を尋ねても、話が通じないで、訳の分らない人達ばかりで在る。

　場面が進むに連れ、これは『異様な世界』に踏み込んで仕舞ったと、独りで頭の整理と行動を模索して居ると、死人の様な感じの男が近付いて来て、何やかやと相談に乗る態度をして来るが、私の足しには為らない。避ければ避けたで、何処からとも無く、変質的な人間が『蛭（ひる）』の如く憑き纏って来る異常界は、一切体温を感じられぬ『黄泉の国』に居る様な『不信地帯』の広がりと云うより形容が付かない。

　冷静に考えるとじわりじわりと近付いて来る違和感が、薄気味悪く、不気味過ぎて、『夢疲労の目覚め』で在った。

　外は昨日に続いて青空の広がりで在るが、夢の疲労感で身体がずっしりと濡れ布団に覆われて居る様で動けない。これで二度寝などしたら、夢の第二部に引きずり込まれそうで在る。被りを振って起き上がり、全戸開放をして充満する妖気・邪気払いとする。

　本日はカレンダー上では『敬老の日』で、れっきとした旗日なのに、現代版黄泉国の『不信地帯』に誘（いざな）われるとは、愈々以って、吾が命運も尽きる段階入りなのかと、苦笑いをするしか無い。
　昨日は全滅後の金魚槽の薬液回しをして置いた水槽洗いを丹念にして、休槽に置く事にした。次いで、生き餌のミルワーム飼育ケースの状況は如何にと見れば、表面に黒く為った死体と、それに続く茶の死体の山で在る。

　買って来た金魚、ミルワームの全滅振りは、何の前触れか、不吉の予兆事では無かろうか。加えて、震度こそ小さかったが２回の地震が在った。

　普通なら夢見デザートの段で、夢反芻をして夢の源泉分析をして脳細胞の記憶装置としての側面を愉しむ処なのだが、今回の夢は、それを[意識的にパス]して居る次第で在る。

　そんな次第で台所に立ち、昨日遊びで仕込んで置いたラーメンスープを、夜に味見をして見ると結構行けたので、朝食は炊飯器ONをせずに生麺を茹でての[朝ラー]とする。納得が行かず、3度程、調整した出汁は1/3程度の熱湯割りで、納得の行くコクの在るスープに出来上がって居た。

　時間だけは、漬け物にする程に有り余って居るし、独り暮らしの億劫さも手伝って、外食とは殆ど縁を断ち、極力台所遊びの一環として、『自前』を励行して居る日々で在る。毎度の我田引水ながら、このスープの出来栄えなら、充分ラーメン屋の部類に属すると云う物で在る。

　こんな風に知らず知らずの内に、DIYが身に着いて来ると、外食の値段の高さには馴染め無く成って来る物で在る。アハハ！！

　頭髪は蘇る術は無いが、昔から昆布の佃煮は好物の口で在るから、終わったのを機会に刻み昆布を2パック買って来て、ラーメンスープと共に仕込んで置いた。今朝の炊き立て飯のおかずとする心算で在ったが、朝ラーとして仕舞ったので、タッパで冷蔵庫寝かせとして居るので、市販品とは一味違うまろやか味と為って、底辺貧民の飯の友とも為ろうか。

　私の周りでは、T、弟、タイル屋のKちゃん、横須賀のUちゃん、宇都宮のSさんと、思い思いの手料理をする人達が居る。そんな彼等を観察して食して居ると、其々の感性とか脳力の余裕を感じて居る次第で在る。脳力の余裕は興味に繋がり、其々のアレンジ、創意工夫が、『好きこそ物の、面白さ、上手為れ』へと幅と深味と進めて居るのだろう。

　今朝の悪夢落としも出来た次第で在るから、空気の清々しい内に、廊下に移って日課の頁進めをして置くと致しましょうかね。庭を見れば、何時の間にかシジミチョウの飛びで在る。へへへ。