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長駄文館・・・日差しに、稚魚泳ぐ為り。

                  日差しに、稚魚泳ぐ為り。(11/5/21)
 好天の続く霜月の進みで在る。目一杯の剪定ゴミの口をギリギリ縛って、ヨッコラセとゴミ捨てに行けば、落ち葉の溜まりで在るる竹箒で掃き落して、野生アヤメに御用納めのカットとして、家周りから庭へと落ち葉掃きと隠れて居た草枯れをチマチマと引き抜いての朝のウォーミングアップとする。土手の大欅の梢で野鳥の囀りが清々しい気分にさせて呉れる。

 全戸開放の掃き掃除を済ませて、陽入りで暖まつた定位置小部屋で梅干しと熱い茶の一服を燻らせる。陽を受けた睡蓮鉢に稚魚が数えると、4匹スイスイと泳ぎ回って居る。

 昨日はブロンソンさんとの世界史談義の一材料で、歴史エッセイを打ち始めて、丁度一枚の収りと為った次第で、ボランティア慰労会で夏にプレゼントしたブログ日誌に対して、お褒めの感想を頂戴したので、出来立て印刷ホヤホヤの2部をスーパーへ行く途中でお渡しをして来た次第で在る。

 そんな次第で昨日は通常ブログと合わせて3枚の打ち込みと為って、気が付けば昼寝を割愛して仕舞ったので、晩飯後は早目の就寝と為って仕舞った。習慣、日課のマンネリ文章打ちでは在るが、体動かしと同様に文章打ちはエネルギーを消耗する物なのだろう。

 無風の日差しに廊下の鉢植え植物達が好い感じで在る。水スプレーを施すと、シクラメンポットの底部の水切れで在るから、たっぷりと補充をして遣る。水槽水にしろ、鉢植えポットにしろ、目に見えないと分からない物だが、水の蒸発量、植物の吸水量の実態は中々掴めないと云うのが、実際の処で在る。

 無風の穏やかな日光に、虫達の飛びで在る。さてさて、既に飯も炊き上って居る。飯の用意をして、一日をスタートさせると致そうか。


             世界史備忘録・・・四文字熟語に観るお国柄。(11/4/21)
 表意文字漢字圏の精神文化と云うか精神風土は、字は体を現わすで中国、朝鮮、日本の違いが顕著に表れて居ると感心する処で在る。そんな中で面白い例が在るので、シェアしたいと考えた次第で在る。

『西用中体』・・・中国の西洋の技術を用いるが、飽く迄も中国が主体で在る。
『逐洋斥倭』・・・朝鮮の西洋思想・勢力を駆逐して、その手先日本を排斥する。
『和魂洋才』・・・日本の和の魂に西洋の才を導入して近代化を進める。

 19Cの開国、近代化に成功した明治日本と中華思想を払拭出来ずに、科学的合理主義、民主政体に舵を切れなかった清帝国、李氏朝鮮の明暗を分けた象徴的社会スローガンの差は歴然とし過ぎる歴史証左と為った。官学儒教・朱子学下での文官、宦官・閨閥政体の中国王朝史、半島王朝史は、とどの詰まりが易姓革命の繰り返し政体の存続を維持し続けた金属疲労の暴露で在ったと云うのが、歴史の通説の様で在る。

 中華思想、小中華思想では、儒教に代表される様に序列を重んじる世界に冠たる中華の思い込みが『異常値』を示して居る。三跪九頭叩礼(さんききゅうとうれい=地にひざまづいて、頭を地面に九回叩き付けて礼を採る)の作法で朝貢、柵封するのが、外交と云われて来たお国柄で在る。従って、『西用』にしろ『日用』にしろ、彼等の上から目線視では他国は利用を以って、最善と為して、全ては『使い捨て』の発想習慣しか持ち合わせて居ないので在る。従って、知的財産権などと云う抽象概念など、期待する方が土台無理筋で在る。具体的領土、領海とて目先の利害で核心的利益とやらで、馬賊・匪賊・海賊行為を傍若無人の狼藉三昧を仕出かしても、愛国無罪の開き直りを仕出かして居る次第で在る。

 是が毒亜文化圏の息をする様に嘘を吐いて、平然として居る施政者の態度なので在ろう。一切、日本人の常識の及ばない世界が、毒亜圏の毒亜圏とする所以で在る。

『西用中体』『逐洋斥倭』の毒亜四文字に対して、『和魂洋才』を並べて観ると、何と響きの好い只管の決意表明の言葉では無いだろうか。少なくとも私にはそう思える次第で在る。

 本居宣長の『からこころ』と云う言葉が在る。その字は『漢意』と書いて、「からこころ」として居る。私は浅学非才の凡夫で在るから、安易に『漢心』と誤記して仕舞う筈で在る。漢字の表意文字性は使い勝手が好いから、使用はするが大事な日本人の大和心は絶対に失くさない、守り抜くと云う決意表明が『漢意』の文字に表明されて居て、和魂洋才と同様な『日本人としての凛とした矜持』が直感出来る。

 西尾幹二先生の名著『国民の歴史』では、文字は言葉に及ばず、言葉は行為に及ばないと云う、名言が在る。正しく仰せの通りで在る。行為に及ばない四文字熟語の『西用中体』『逐洋斥倭』と『和魂洋才』に於いても、この歴然差は面白い例では無かろうか。

 月も改まって、11月の月に一度のブロンソンさんとの世界史トークの題材として、プレゼント様に、何か打って置こうと考えての打ち込みとした次第で、六畳戯画廊での出戻りPCの無垢の画面に対して、如何中指がキー叩きをして呉れるか・・・不安が先行して物に成るかの危ぶみでは在ったが、流石に妖怪様の月命日の御加勢が在った様で在る。





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