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長駄文館・・・外は風、内は陽光為り。

              外はそよぐ小菊、内は日差しのアザレア赤花為り。(11/11/21)
 今日は中々の強風のざわめきでは無いか。全戸開放も出来ずに、自転車を出してウンザリする落ち葉の溜まりと思いきや、奇麗に南風の掃きが出来て居る。いやはや、金大中さんの北朝鮮への南風政策では無いが、溜まるも、一掃するも、風神様の思し召しとは、畏れ入る次第で在る。流石の大欅も残るは1/3程度の葉付きと成って来た。

 小部屋入りして、モーニングコーヒーと煙草を燻らせながら、前方の庭を見る。雲の流れの速さに、東の山上には青空が開き始めて、チョイの間の陽光の射しが在った物の、直ぐ様の隠れで在る。

 昨日は冬備えに、アザレア鉢を廊下の所定場所に取り込んで置いた次第で、3鉢の内、1鉢には赤い花が3個、蕾が1個膨らんで居る。其処へ陽が差すと、鮮やかな色を放つ。夏越しのシクラメン鉢の葉も寒さを得て、勢いを増して来た。お世辞かも知れ無いが、シクラメンの夏越しは難しいとの事で在る。然りとて、手入れが行き届く程のマメさは性格上、持ち合わせて居ないので在るから、不思議な物で在る。

 さて昨日の就寝時には朗読小説の吉村昭の『大黒屋光太夫』を聴いた。井上靖の『おろしや国酔夢譚』の小説読んだ事も在り、その実写版は小説と比べると駄作では在ったが、それを観た事も在ったので、頭の中には凡その漂流、帰国の辛酸辛苦の経緯は記憶に残って居た。

 そんな次第で、三者の比較も出来し、その当時の世界史にも思いが行き、好い聴きが出来た次第で在る。

 最初の出会いが井上版で在ったから、当然の如く刷り込み印象が高い比較で在ったが、実話に基ずいた小説2作、井上版を実写化した3作は、物語世界の其々の小説家、監督の想いがウエートの置き方の違いが在って、好い勉強と為る。


★ストーリー展開がほぼ共通して居る処が、実際に書き記した大黒屋光太夫の偉業を為し遂げた『非凡さ』なのだろうし、記録資料の多さも在るのだろう。

 今回の小説朗読がホヤホヤの聴きで在ったから、ロシアのエスカリーナ2世女王、謁見功労者ラスクマンとの出会いの後半部分に、当時の世界情勢にスポットを当てての、当事者達の心理を会話迫力として描いた切り口が、多分、井上版との相違なのだろうと感じると同時に、名作を資料、念頭に於いての光太夫一行の異国に於ける10年の辛酸辛苦に作家が如何挑むかの葛藤心中が察せられて、有意義な感想を得た次第で在る。

 何十年も前の記憶で在るから、井上版は間接話法と云うか、行間を読ませる印象で、昨夜の吉村版は、直接話法の会話体に心情を直接描写した様で、臨場感の迫真さは在った物の、直接的記憶は、時と共に薄らいで行く運命で在るから、多分、私の中では井上版の方が記憶の余韻が残るのかも知れない。これも時代の推移で可視化の小説スタイルなのだろう。私は古いタイプの人間で在るから、間の会話、間の文章と云う類の『間』に想像力を働かせる間接表現の方を好む性向らしい。

 間接描写と直接描写の違いに興味を引かれて、ネット検索して見ると、井上版と吉村版だと、35年の開きが在って、成程と得心した次第で在る。後作の吉村版は想い立ち、資料集め、切り口の考想、・・・etcに何年を要したのかなどと、色々な感想も附録付きの就寝タイムと為った次第で在る。
 世界史的に云えば、カテリーナ2世女帝は最初啓蒙者、米独立戦争の支援者、仏革命、ナポレオン戦争を経験しての保守への変貌、東欧に於ける南下政策の失敗に因る不凍港確保に苦心して居た時代のロシア帝国の女帝で在る。

           因みに光光太夫の帰国は明治維新の40年前との由で在る。

 何事もそうで在るが、周辺の雑学を持つと、色んな角度から見えたり、考える材料を与えられるもので、有難い感想が持てると云う物で在る。吉村版には鎖国・禁教のキリスト教の忌避の側面が色濃く描写されて居た次第で在るから、宗教通のYと本格的意見の応酬をして見たい処では在るが、生憎Yは小説、映画・ドラマは時間の無駄と云い放つ男で在るから、私としてはパスするしか無い次第で在る。へへへ。

 風の強さは続いては居るが、雲は灰色から白雲の流れと成って廊下の日差しも安定して来た。さてさて、朝飯も食べて、台所も片付いて晩飯の米研ぎもした次第で在る。風の強さに庭仕事はパスして、廊下タイムを午後の部としながら時間過ごしと致そうか。

 正午を過ぎて、相変わらずの風の強さでは在るが、お天道さんの輝きで在る。気は心で全戸開放の空気の総入れ替えと、布団の風当て、掃き掃除をして置く。

  布団の取り込み中に、おっ来た!!の雄ジョービタキの姿見せで在る。私の姿を確認した様で、数回尾のタクトをして何処ぞへと飛び立った。2時20分で在る。風に飛来して、半年振りの縄張り廻りをして居る様な感じで在る。雄で在るから、3年目の縄張り固定と云う事なのだろう。こんな縄張り確認行為の中に、私の存在が認識されて居るので在るから、嬉しい物では無いか。へへへ。


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