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長駄文館・・・鶯が里に下りて来た為り。

                    鶯が里下りした為り。(12/6/21)
 起きれば起きたで、何かと動かざるを得ないのが生活と云う物で在る。少し地面が濡れて居る曇天で在るから、洗濯物を取り入れて置く。今度は外の切枝ゴミの袋を雨防止に出窓の下に移して来る。水槽補給水を満たして、自転車出しをしようかすると降って来た。降れば降ったで、序に廊下のアザレア3鉢と丈の長い?花の鉢も外に出しての雨吸いに置く。各部屋のティッシュ代わりのトイレットペーパーを補充する。午前、午後、夜の部として、各部屋を使い分けて居る日々で在るから、同じ様な減り方をする処が面白い次第で在る。

              さてさて、これで好しの小部屋入りで、モーニングコーヒーとする。
昨日の続きと、米買いをと思って居たのだが、降水確率の高い、日中気温は5℃との由で、如何やら、本日は退屈な一日に為りそうで在る。ラジオを聞いて居ると、松の横枝にウグイスでは無いか。いやはや、ウグイスが山から下りて来たか。体感的に今年の冬が早く感じられるのも道理で在る。ツグミの到来も間近い事だろう。

 朝食後は雪でも降って来るのでは無いかの、寒さと成って来た。睡蓮鉢からは湯気の立ちで、カラスの声も寒そうでは無いか。遺憾いかん、これは完全に冬日で在る。

 トイレを済ませて、お勉強タイムに移ろうと踏ん張って居ると、『何処だ~。』の弟の声で在る。寒いから、電気カーペットとストーブを点けて遣る。定年後はアルバイトで手伝って呉れて居るMさが、趣味のカメラを新調したくて仕事は無いかと、顔を出して呉れて居るのだが、仕事が無くて暇なのだと云う。農家のMさで在るから、米を2袋持って来たので、私に30kg1袋手伝って呉れとの由で、前回AVEで売れ切れと成って居た牛筋と松前漬け、角ハム2本の差し入れで在る。

 コーヒー好きの弟で在るから、コーヒーを立てて淹れて遣る。部屋も暖まって来て、好テンポの兄弟話のスタートで在る。

 一卵性兄弟の様な物で在るから、弟も牛筋煮込みに挑戦するから、教えて呉れと云う。総入れ歯で食べる様に為ったと云う弟は、3kg体重が増えたと云うだけ在って、色艶、張りが戻って、3、4歳の若返り状態で吃驚仰天の若々しさの復活で、兄としては嬉しい次第で在る。

 人間、歳を取れば取る程に、医食同源は自然界の摂理にして、摂取の基本は『歯の咀嚼力』で在る。弟も事在る毎に、私に言われて居たので、総入れ歯に為って知った『自然の摂理』には大納得のニヤニヤ振りで在る。
 
 逆に問題男の40代後半のA君は、スナック菓子、揚げものの『偏食の生活習慣病』の帰来で、色々の体調不調が生じて来て居るとの由。倅に言わせれば、『水は安易に低きに流れ』、弟に言わせれば、『学習能力の欠如は、生き恥の垂れ流し』との由で、真に手厳しい。そんな次第で、彼に『少しは、家の兄貴を見倣え』と発破を掛けて居るとの事。

 今日は仕事が無くて暇して居るから、Uちゃんが得意の『鰺の南蛮漬け』を作るから、夕方にタッパを持って、会社に来て呉れとの由。

 米買いと思って居た処に、思い掛けずに30kgの差し入れで在る。南蛮漬けのお礼に自家製梅酒を持って行く事にしよう。弟を見送りに出れば、雨が本格的に降って来た。

 数の子たっぷりの松前漬けが終わり、米買いを考えて居れば、弟からの米、牛筋、松前漬け、角ハムの差し入れで在る。朝飯に鰺の塩焼きに始まって、晩飯の鰺の南蛮漬けを食する事が出来るので在るから、世の中とは上手く出来て居るから、面白い物で在る。

 さてさて、夕方には間が在るから、気は心で在るから、古沢庵を塩出しして生姜と微塵切りに、削り節をたっぷり入れての油炒めを作って見ると致そう。市販品では絶対に出て来ない古沢庵を丸干しして味噌漬けとした発酵食品の風味で在る。

 事務員のH子さんも居る事だろうから、御愛嬌に古沢庵の丸干しと調理法を教えて、試したと云う事で在ったから、オリジナル古沢庵と生姜の甘辛炒め物の味と比べて貰うのも一興と云う物で在る。

 その昔、専業家庭主婦は何かと手料理を出してのお茶話で、其々の家庭の味を交換し合う事で、其々の家のおふくろの味を家族に提供して居た物で在る。女性の社会進出、男女差別の撤廃ジェンダーフリー(男女の性別廃止)とやらの奇妙奇天烈の時代で、家庭料理の風習は、女性の家庭隷属の象徴で『非文明のレッテル貼り』が罷り通って居る世で在る。

 人間進化の源泉の保存食の沢庵漬け。その保存食の期限延長の知恵の古沢庵の丸干し。その味噌漬け、そして塩抜きにしての微塵切りの油炒めと来れば、これぞ正しく発酵保存食品の権化の様な物で在る。

       云って見ればこれを称して、人類進化の遺伝子継承と云うで在る。へへへ。


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