長駄文館・・・ラジオを友に、片付け仕事為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　ラジオを友に、枝始末をする為り。（12/11/21）
　嗚呼、寒い。目は覚めたが、起きるのが嫌でヤンスねえ。日の出前では在るが、快晴の空で在る。７時で在るから、そうそうは寝床にしがみ付いて居る訳にも行かぬ。エイ、ヤーで起きて、衣服を着て靴下を履いて、おお、寒いの定位置小部屋入りとして、先ずはモーニングコーヒーと朝の一服付けで在る。ラジオをＯＮとしてお天気を聞けば、全国的に晴れで暖かい日と成るそうで在る。カレンダーを見れば、早や土曜日で在るか。

　飯は炊き上がって居るから、豚肉で煮込んだひろふき大根に火を入れて、鰺の南蛮漬け、大根＆白菜のキムチ漬け、特辛炒め味噌、昆布＆アサリの佃煮とオール自作の朝飯は何時でも用意が出来る。風呂の追い炊きをして来ると致そう。

　　　　　　　　　飯、浴後は気温の上昇を見て、切枝カットをして袋詰めをすると致そう。
　台所遊びは、ブロック肉とシナチクの水煮を買って来て、チャーシューとメンマ作りをして、ネギたっぷりの自家製ラーメンを作って食べる事にしよう。Ｙに言わせると、私の生活は手作りの自給自足の態との由。
　然しながら、独りで居ると外出、外食は面倒に為る物で在るし、性格も内向きの自問自答、自己処理タイプなので、独りの空間、時間を心地好いと思って居る。

　その他諸々の善隣外交的人付き合いは苦手なので、これ為らばの一角の人物との味の在るキッチボール会話の出来る愉しみが在れば、それで好しとして居るので、大抵は物云わぬものへの観察、鑑賞が性に合って居る次第で、生活をする上では独り身の寂しさを感じ無い。
　勿論、ちっぽけな人間で在るから、愚痴を溢したい心境には為るが、殆ど他人に相談した経験が無い。にも拘らず、何かと他人様は相談に来るから、私としては不思議に思って居る次第で在る。自己処理能力の乏しい人間は、根が短腹者で在るから、時に隠して置きたい『地』が、炸裂して仕舞う事が在る。

　そんな事は、手前の頭で考えて、手前で自己処理するのが、男だろうが。普段は出鱈目遣ってても、御愛嬌の内だけど。此処一番の場で、自分の性根を発揮出来ん様じゃ、所詮自己修行が足らんのじゃい。
　用無しでも、キンタマぶる下げてるじゃろうが、シャキッとせんかい、シャキッと！！　男だったら、自己処理をした後で、実はこの前、こう云う事が在ってさ。笑い話に聞いて呉れやって云うのが、男の作法ってもんだろうが。

　ネギとワカメの熱々味噌汁に、炊き立て飯で、嗚呼、美味かったの朝飯を済ませて、山カフェゲストの女性登山家の登山譚を聴いて、内容に惚れ惚れしてラジを持ってじっくり朝風呂に使って、久々の人間哲学を聴く思いで在った。

　土曜ラジオは大人のお時間で在る。ラジオの話芸を聴きながら、魚達への補給水、廊下の鉢植え物達へのスプレーを施して、洗濯物を干す。１０時半で在るか。さてさて、好いお天気さんで在るから、ラジオを友に枝の始末作業に着手すると致そう。

　終われば、２時の回りで在る。落ち葉溜めから枝を引き出して、穴を掘り落ち葉埋めをする。いやはや、息が切れる。

　途中で、コーヒーと煙草のショート吸いだけで本日ノルマを達成する。その間に、シジューカラが来たり、雌ジョービタキが隠れる様に姿を見せたり、モズが来たりしてで、晴天・無風の黙々仕事が出来て、身体は疲れたが達成感を得た次第で在る。本日分作業の終了で、昼にしたいのは山々為れど、休憩後では昼も入らない。

　　　　　　　　　　　　一応、体力、根気も維持出来て居る定点観測と云う物で在る。

　毎年庭の落ち葉を土に還元して来て１０数年の運びで在るから、黒ぐろ、ほっくりした『良土』に成長して来た物で在る。その黒土を来年の野苺の肥料に、スコップでばら撒いて遣る。物云わぬ土に植物達では在るが、妖怪様曰く。『手を掛ければ、応えて呉れるのが自然』との由。

　自然の大元は土とお天道さんの天候、気候の恵みで在る。土からの育ち物の落ち葉は、面倒でも土に還元して遣るのが、管理者の私の努めと云う物で在ろう。へへへ。