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長駄文館・・・忘年会

              忘年会、楽しくも番犬の残して呉れた想い為り。(12/29/21)
 昨日の夕方からの冷え込みは強かった。宴会場の旅館までのペダル漕ぎは、寒の底の様な寒さで、宴会前の温泉の気持ち好さで在った。ガス屋さんの忘年会も入って居て、コンパニオンさんは合計で12名との由で、旅館さんも上機嫌の口で在った。

 部屋を開けて貰うと、2人部屋で在る。風呂に入ろうと着替えを始めて居ると、弟が入って来た。泊まる時は、Kちゃんも兄弟の付き合いで在るから、3人部屋と為って居るので、彼の分も用意をして貰う。

 2人で風呂に下りると、スリッパだらけで在る。弟は顔役で在るから、ガス屋さん団に後がつかえて居るから、早く出ろの仲間内の催促をして、二人で廊下の暖房器の椅子に座っての待ちとする。水道屋、ガス屋は共同で作業する関係で、仲の好い仕事仲間で在る。

 社員さん達は会社から持って来たカラオケのセッティングの後に風呂入りして、6時半からの忘年会との由。仕事仲間さん4人が加わっての丁度10人に対して、コンパニオンさん7人の豪勢版で在る。
 従って形上。女日照りの私にとっては両手に花状態で在る。見知った面々での無礼講の宴会が始まって、ウホウホ感満載に、弟を誘って、旭さんの『昔の名前で出て居ます』を、歌った次第で在る。去年のコンパニオンさんは3人で、4人は新顔さんで在る。私を覚えて居ると云うコンパニオンさんが来て、女性との話の3年分以上の戯れをさせて貰っての、時間オーバーオーバーの11時半の終宴の楽しさで在った。

 会社の番犬、サブが老衰の為、死んだとの弟からの電話だった。先日、手製の鰹の大和煮を会社に持って行った居りに、何時もなら私が行くと吠えて近付いて来たり、中に居ると、顔を出せと吠えたり、帰る時は吠えて見送って呉れた番犬だった。

 それが一切吠えもせずに寝そべったまま、ズーと私を見て居た。そんな老いた番犬の視線に、老衰が一段と進んで居るのだろう程度に感じて居たのだが、死を聞いて得心した。『距離を置いての私への動かない目』は、死期を悟っての、私とサブとの距離は『三途の川幅』を目で知らせて居たのだろうの得心で在った。横浜に行って居た弟の帰りを待っての死で在ったそうな。

 小さい頃から、鳥を買って居た身からすると、師の予感は姿形、動作、目の力から読み取れて来る次第で在る。言葉は無くとも、生物と云う共通項から感情交換が出来ると云うのが動物同士と云う物で在る。分かる人間には分るし、分らない人間には分らない観察と感性の問題なので在る。仕事仲間の土場に縮こまって居た野良犬の子犬を不憫に思って連れて来た弟で在る。
「おや、如何した?」
「うん、こう云う事情で連れて来たんだけど、余程苛められた様で、惨めな目付きが取れない。」
 そんな経緯の中で、徐々に会社の番犬として、成犬と成って『人間への信頼感』を持って来たサブで在る。動物との相性の良さを知って居る弟は、会社の旅行で不在に為ると、犬の餌遣りをして呉れと言って来た次第で、部外者ながら番犬の方も、私を特別の存在として認識して居たのだろう。

 人間同士だと、兎角、言葉に頼るコミニケーションに陥り勝ちだが、言葉が無い世界では以心伝心の感情・心のコミニケーションしか無い。そして、それは喜怒哀楽の原初的感情コミニケーションが前提と為る。喜怒哀楽の共有感情は、相互信頼の土壌を構築して行く。文字は言葉に及ばず、言葉は行動に及ばない。とは、正にこう云う事を云うので在ろう。弟の言は、『サブは利口な奴だった』で在る。

     妖怪様最後の場面は、病院個室での息絶え絶えの意識混濁、昏睡状態下で、
『今日は何日?』
『正月三日だよ。』『ああ、好かった。』『うん。母さん、有り難う。』それが最後の母親と息子の言葉だった。
人間も動物も、何ら変わらない。拾って育てて呉れた主人の下で目を閉じたい。その兄の私には、彼はもう此処には三途の川が横たわって居るから、お別れだよと告げて居た目だったので在ろう。

  人間は、もっともっと原初的で在るべきで在る。そんな感懐も作って呉れた忘年会で在った。

 朝風呂に入って、朝飯をお代わりして、大量のネギが会社に在るから、車に乗り換えて取りに来るべしとの事で在るから、宴会区切りで一連行動とする。

 帰りの自転車からは、奥の白銀の乗鞍岳、中央の常念岳以北のアルプス連山が、朝日に白銀を縦走させる凛とした美しさは、ゾクゾクする寒さを薄れさせる程の雄大さで在る。湿田は白く結氷して居る。高さの違いで、家で眺望するアルプスは高さを上げて居るので、新鮮な眺めで在る。これも誘って呉れたお土産の一つで在ろう。

 帰宅して車に乗り換えて、前後も霜の手強さに暫しの暖気掛けとする。通常なら、通勤帯なのだが、流石に29日で車の渋滞も無く、すんなり会社に着いた。会社の倉庫前には陽良福に目一杯入れられたネギの束が並んで居る。最低一つ持って行けとの事で、一束頂戴して来る。

 本日の冷え込みは半端では無い。凍結の有無の確認で、蛇口を捻って行くと、トイレの水が出無い。薬缶にお湯を沸かして、細管に掛けて通水確保とした。トイレは貯水タンクへの供水管が細く成って居るので、一晩水作動をしないと凍結沙汰と為って仕舞うから、厄介な物で在る。

 自転車帰り時は寒いながらも、お天道さんの輝きで在ったから、開店したら買い物に行く予定だったのだが、曇り空に風が出て来たお天気さんと成って来た。今シーズンは例年と比べると、1か月以上前倒しと成って居る次第で在る。

       さて、外は寒いが年の瀬の買い物に行って来ると致そうか。へへへ。


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