長駄文館・・・怠惰予防の正月とすべし為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　怠惰予防の正月とすべし為り。（1/2/22）
　これは大寒の入り状態では無いか、吃驚した。台所とトイレが凍って居る。成る程、玄関の水槽補給水のバケツ水もコチンコチンの態で在る。恐れ入谷の鬼子母神様で在る。

　神棚、仏壇のご挨拶後は、洗面所から水を出しての薬缶にお湯を沸かしての台所の給湯、給水を確保して、確か凍結防止ヒーターが在った筈と探して、ヒーター捲きをしてトイレの通水を得て、正月の雑煮を食してホッとする。猪口２杯のお神酒のお付き合いをしたのだが、思わぬ水の凍て付き騒ぎで、一切お神酒効果無しの一人家の管理人仕事の顛末で在った。

　長期予報では今冬は寒いとの事では在ったが、丸で子供時分の寒冬の復活沙汰では無いかる小学生時分の年末年始の遊びは近くの県営の池で、鼻水を垂らして下駄スケートで明け暮れて居た頃を彷彿とさせる寒さで在る。庭の日陰には雪が残る地面の終日の凍て付きで在る。
　今と違ってまぁまぁの降雪が在って、雪が降ると嬉しくて、夜でもスキーを持って、弟と近くの小山に行って滑って来た物で在る。今から思うと、堪らぬ寒さの毎日では在ったが、団塊世代の子供達は、元気に遊び回って居た次第で在る。青鼻、霜焼け、ひび割れも何のそので、子供は遊ぶのが商売で、逞しかった次第で在る。思い出せばスコップソリなんて、手っ取り早い遊びも在った次第で在る。犬に曳かせて、子供も犬もキャアキャア、ワンワンと自然児の遊びで在った。兎に角、荒っぽい遊びが大好きだった兄弟で在った。

　７０を過ぎた頃からは、流石に咄嗟の反射神経、運動神経、体力の衰えで、河童の異名返上の『水遊び』の寂滅道の歩みながら、餓鬼時分の楽しきシーンが頭に巡る物で在る。

　本日も空気こそ冷たいが、昨日同様の無風・快晴の青空で在る。食べて、酒にウツラウツラでは怠惰に堕して太るばかりと為ろうから、雑煮の餅の数を少なくして、散歩運動の維持をして居る次第で在る。散歩をして居ると、つくづくと人間は習慣の動物と云う事が分かる物で、昨日の元旦もランニング者、散歩者の姿に感心した次第で在る。

　本日は昨日残して置いた散歩がてらのコンビニまでの煙草買いに行けば、其れなりの外気吸いとも為ろう。昨日同様の快晴の空で在るから、廊下のサンルームで頁進めの時間を持てば私の習慣の維持も出来るし、モーゼの脱エジプト記では無いが、人類の出アフリカと石器時代の区分法としての旧・中・新に纏わる原人・新人の加筆を世界史備忘録に加筆して置けば、スーダウンの正月で在っても、怠惰の誘惑には陥らない予防策にも為ろうか。

　　　　　　　　　弟は動のマグロ人間、私は静のマンネリ習慣人間と云った処で在ろうか。へへへ。

　正午に家を出て、コンビニで煙草を３個買って、護国神社さんに足を向ける。屋台が三軒出て居て、中鳥居からは人の渋滞で在る。新年のお参りをして、帰りはＳ大校内を歩いて帰宅とすれば、丁度一時間の経過で在る。今時の時代で在るから、白人さんのお参りも在って、時代の変化を実感した次第で在る。

　これで入りと出のバランスも取れた次第で在るから、昼食はミックスナッツとレーズンでお屠蘇で正月を祝って、眠くなる前に廊下タイムと致そうか。へへへ為り。