長駄文館・・・正月明けて、命日為り。
- 2022/01/04
- 11:45
正月三が日明けて、妖怪様の命日為り。(1/4/22)
お神酒で廊下読書をして居ると、下チビが『お爺ちゃん、明けましておめでとう御座います』の声で廊下から上がって来た。次いでまたまた大きく成った肥満児小童子が、『爺ちゃん、おめでとう。雑煮を食べに来たよ。元気にしてた?』『お兄ちゃん、火を付けてよ。』
父親に倣っての家に来たら、先ず仏壇に挨拶をするのが習慣に為って居る孫達で在る。
カーペットとコタツをONとして、コタツ台の上を倅と片付けて、正月手料理のタッパを開いて箸を配る。私は小童子に声を掛けて、台所立ちをして、雑煮の数を聞いて、小童子に餅焼き掛かりを命じる。幼児からの相性の良さで、台所、庭に居ると何かと手伝いをして呉れるから、面白い関係で在る。
焼けた餅をお椀に入れて、具沢山の雑煮汁にナルトを載せて、小童子が配膳掛かりをして運ぶ。R家は出来た者から、食べ始める習わしで在る。
「爺ちゃん、美味~い!! やっぱり、雑煮は爺ちゃんの雑煮が一番。」
「うん、お爺ちゃん。バチ・グゥー。美味しいよ。うんうん。」
子供達は食べるのが商売で在る。目を輝かせて、R家特製雑煮に喰らい付いて居る様は、またまたの肥満児の口で在る。お代わりの餅数を聞いて、私と小童子は追加の台所立ちで在る。
身欠きニシンと昆布の煮付け、アサリ、貝ヒモの佃煮風煮付け、大根・人参の酢漬け、蓮根の酢漬け、蓮根の甘辛油炒め、長ネギの甘味噌酢漬け、沢庵漬けに倅と嫁さんは美味い美味いの連発で在る。
「おい、小童子共、野菜中心に食べれば、幾ら食べても肥満児には為らんのじゃい。爺ちゃんを見ろ。忘年会に行けば、未だ未だ若くてモテモテだぜや。男がデカクするのは、臍下三寸の此処だけだぞ。そんな腹に隠れるソチンじゃ、奇麗なロシア女にはモテンぞ。馬鹿垂れが。」
「そんな事、無いよ。爺ちゃん、Hは駄目だよ~。」
「そうだそうだ。お爺ちゃん駄目だよ~だ。」
「ああ、そうかい。まぁ、爺ちゃんが墓、仏壇に収まった頃には、意味が分からぁな。」
快晴の暖かさで在るから、腹こなしに散歩と云う事に為った。私はハーフ散歩を終えては居たが、お付き合いとする。護国神社さんへ行く事にする。父親と並んで歩く小童子は大きく為った物で在る。母親に甘える下チビとの差が開くばかりで在る。何度か、待つ事を繰り返しながら、護国神社さんに着く。前日程では無いが、結構な参拝客が居る。本日は白人カップルが居るでは無いか。
「さっき、爺ちゃんからお参りの仕方を教わったから、覚えたよ。」
「おっ、そうか。」
家族揃っての参拝の列を見ながら、私は今年の虎の大絵馬をバックにスマホ撮りをして居る光景を見ながら待つ。
中々の絵で在る。虎の顔面を二分して左半分は、暖色系のカラフルに、右半分は虎らしく、そして余白一杯には、口を大きく開けた半分の顔が黒のタッチで描かれて居る。
虎顔は全体で一つの虎顔にも見えるし、左右を別と見れば、それは色彩の違いで夫婦虎にも見えるし、余白一杯には顔の下半分の大きく口を開けた黒の力強いタッチが在る。絵は作者の内面表現の場で在る。観る側は、絵に何を感じ、作者の意図を推量する事に意義が在る。一切説明の無い物に対して、内面の推量は対話で在る。そんな充分な想像域を齎せて来る大絵馬で在る。
私には、分かり易いイラスト的な風潮を切り取ったタイガー感の背後に、混沌とした方向性の掴めぬコロナの世界撹乱の不気味さを示しながらも、神国の日本を護持する霊魂の強さを描き手は込めて居るのでは無いかの感想を持った次第で在る。
これだけの人が昨日、今日と、虎の大絵馬を観て居るので在るから、一つや二つの絵馬に関する感想が聞きたかったのでは在るが、残念なスマホ撮りと願い結びの光景だけで在った。
横鳥居から入った参拝は帰りは、本鳥居の参道から抜けて、高校、S大構内を歩いて来る。倅曰く。小さい頃、S大の学生食堂に連れて行かれて、カレーライスを食べた思い出をして呉れた。そうで在るか。子供にとって父親は思い出作りの役目を担って居ると云う存在なのだろう。
「おい、手伝え。」「あいよ。」
レジ袋を2枚重ねして、沢庵漬け物置で袋の口を開けさせて、容器から今年の沢庵漬けのお裾分けとする。
「おっ、臭ぇ~。爺ちゃん、これが美味いの元なんだよねぇ。これが美味いんだよね。」
倅ファミリーは大人数で在るから、たっぷりと入れて、今度はクッキング鋏を持って、弟から頂戴して来て棒ネギ採りで在る。
「そうか、根をカットして、皮を剥いて、枯れた葉を落して土に戻してやると、春に成って芽が出て来るんだ。ゴミに成らないし、肥料か。爺ちゃんは、やっぱり頭が良くて優しいわ。」
明けて本日は7時起床の、妖怪様の命日で在る。ご母堂様に仏壇挨拶をして、大鍋の雑煮汁の鍋替えをして、残りの雑煮具材を投入して食材の完食へ進める。
昨日は嫁さんが大量の搗き餅を持って来て呉れたので、夜食に餅を焼いて特辛炒め味噌を載せて、これまた差し入れの海苔で捲いて食した処、餅・味噌・海苔の純和風の三位合体の美味さで在った。
古希坂とも為れば、益々美味く感じるのが日本古来の味と云うのも、日本人のDNAと云う物で在る。
現在9時半で在るが、一時、小雪が舞った空も、明るみを増して、お天道さんが期待出来そうな空模様と成って来た。流石に本日は妖怪様の命日のご加護らしいでは無いか。親は有難や、有難やの段で在る。
さて、本日分ブログはこの位にして、雑煮の朝飯と致しましょうかね。へへへ。
お神酒で廊下読書をして居ると、下チビが『お爺ちゃん、明けましておめでとう御座います』の声で廊下から上がって来た。次いでまたまた大きく成った肥満児小童子が、『爺ちゃん、おめでとう。雑煮を食べに来たよ。元気にしてた?』『お兄ちゃん、火を付けてよ。』
父親に倣っての家に来たら、先ず仏壇に挨拶をするのが習慣に為って居る孫達で在る。
カーペットとコタツをONとして、コタツ台の上を倅と片付けて、正月手料理のタッパを開いて箸を配る。私は小童子に声を掛けて、台所立ちをして、雑煮の数を聞いて、小童子に餅焼き掛かりを命じる。幼児からの相性の良さで、台所、庭に居ると何かと手伝いをして呉れるから、面白い関係で在る。
焼けた餅をお椀に入れて、具沢山の雑煮汁にナルトを載せて、小童子が配膳掛かりをして運ぶ。R家は出来た者から、食べ始める習わしで在る。
「爺ちゃん、美味~い!! やっぱり、雑煮は爺ちゃんの雑煮が一番。」
「うん、お爺ちゃん。バチ・グゥー。美味しいよ。うんうん。」
子供達は食べるのが商売で在る。目を輝かせて、R家特製雑煮に喰らい付いて居る様は、またまたの肥満児の口で在る。お代わりの餅数を聞いて、私と小童子は追加の台所立ちで在る。
身欠きニシンと昆布の煮付け、アサリ、貝ヒモの佃煮風煮付け、大根・人参の酢漬け、蓮根の酢漬け、蓮根の甘辛油炒め、長ネギの甘味噌酢漬け、沢庵漬けに倅と嫁さんは美味い美味いの連発で在る。
「おい、小童子共、野菜中心に食べれば、幾ら食べても肥満児には為らんのじゃい。爺ちゃんを見ろ。忘年会に行けば、未だ未だ若くてモテモテだぜや。男がデカクするのは、臍下三寸の此処だけだぞ。そんな腹に隠れるソチンじゃ、奇麗なロシア女にはモテンぞ。馬鹿垂れが。」
「そんな事、無いよ。爺ちゃん、Hは駄目だよ~。」
「そうだそうだ。お爺ちゃん駄目だよ~だ。」
「ああ、そうかい。まぁ、爺ちゃんが墓、仏壇に収まった頃には、意味が分からぁな。」
快晴の暖かさで在るから、腹こなしに散歩と云う事に為った。私はハーフ散歩を終えては居たが、お付き合いとする。護国神社さんへ行く事にする。父親と並んで歩く小童子は大きく為った物で在る。母親に甘える下チビとの差が開くばかりで在る。何度か、待つ事を繰り返しながら、護国神社さんに着く。前日程では無いが、結構な参拝客が居る。本日は白人カップルが居るでは無いか。
「さっき、爺ちゃんからお参りの仕方を教わったから、覚えたよ。」
「おっ、そうか。」
家族揃っての参拝の列を見ながら、私は今年の虎の大絵馬をバックにスマホ撮りをして居る光景を見ながら待つ。
中々の絵で在る。虎の顔面を二分して左半分は、暖色系のカラフルに、右半分は虎らしく、そして余白一杯には、口を大きく開けた半分の顔が黒のタッチで描かれて居る。
虎顔は全体で一つの虎顔にも見えるし、左右を別と見れば、それは色彩の違いで夫婦虎にも見えるし、余白一杯には顔の下半分の大きく口を開けた黒の力強いタッチが在る。絵は作者の内面表現の場で在る。観る側は、絵に何を感じ、作者の意図を推量する事に意義が在る。一切説明の無い物に対して、内面の推量は対話で在る。そんな充分な想像域を齎せて来る大絵馬で在る。
私には、分かり易いイラスト的な風潮を切り取ったタイガー感の背後に、混沌とした方向性の掴めぬコロナの世界撹乱の不気味さを示しながらも、神国の日本を護持する霊魂の強さを描き手は込めて居るのでは無いかの感想を持った次第で在る。
これだけの人が昨日、今日と、虎の大絵馬を観て居るので在るから、一つや二つの絵馬に関する感想が聞きたかったのでは在るが、残念なスマホ撮りと願い結びの光景だけで在った。
横鳥居から入った参拝は帰りは、本鳥居の参道から抜けて、高校、S大構内を歩いて来る。倅曰く。小さい頃、S大の学生食堂に連れて行かれて、カレーライスを食べた思い出をして呉れた。そうで在るか。子供にとって父親は思い出作りの役目を担って居ると云う存在なのだろう。
「おい、手伝え。」「あいよ。」
レジ袋を2枚重ねして、沢庵漬け物置で袋の口を開けさせて、容器から今年の沢庵漬けのお裾分けとする。
「おっ、臭ぇ~。爺ちゃん、これが美味いの元なんだよねぇ。これが美味いんだよね。」
倅ファミリーは大人数で在るから、たっぷりと入れて、今度はクッキング鋏を持って、弟から頂戴して来て棒ネギ採りで在る。
「そうか、根をカットして、皮を剥いて、枯れた葉を落して土に戻してやると、春に成って芽が出て来るんだ。ゴミに成らないし、肥料か。爺ちゃんは、やっぱり頭が良くて優しいわ。」
明けて本日は7時起床の、妖怪様の命日で在る。ご母堂様に仏壇挨拶をして、大鍋の雑煮汁の鍋替えをして、残りの雑煮具材を投入して食材の完食へ進める。
昨日は嫁さんが大量の搗き餅を持って来て呉れたので、夜食に餅を焼いて特辛炒め味噌を載せて、これまた差し入れの海苔で捲いて食した処、餅・味噌・海苔の純和風の三位合体の美味さで在った。
古希坂とも為れば、益々美味く感じるのが日本古来の味と云うのも、日本人のDNAと云う物で在る。
現在9時半で在るが、一時、小雪が舞った空も、明るみを増して、お天道さんが期待出来そうな空模様と成って来た。流石に本日は妖怪様の命日のご加護らしいでは無いか。親は有難や、有難やの段で在る。
さて、本日分ブログはこの位にして、雑煮の朝飯と致しましょうかね。へへへ。
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