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長駄文館・・・区切りの外気吸いに出る為り。

               雪後の寒さ為れど、お天道さんの輝き為り。(1/12/22)
 昨夜は見る物も無かったので、久し振りに落語動画を聴きながら何時しか寝入って仕舞った。トイレ起きすると、PC画面が点いて居る。OFFとして喉の渇きにミカンを食べると、目が覚めて仕舞った。

 明かりを付ければ4時在る。寒いから、一度起きでの小部屋入りも嫌で在るから、寝床煙草として頁捲りでもして居れば、その内に難なく眠れると思い、老眼鏡を掛けての寝床読みとする。

 丁度英仏百年戦争のジャンヌ・ダルク、英の薔薇戦争、仏の王権拡張期の記述で在る。旧本と違って改訂版の方は歴史のストーリー性と云うか方向性に主眼を置いた並べ方をして居るから、歴史の構成因を合理的に記述して居る。

 戦法の変化で騎士戦から、各種弓戦を主体とした歩兵の傭兵化、火器の登場、何しろ百年に及ぶ長期戦争で在るから、一進一退の小康状態が訪れると、傭兵達は当然の如く失業状態に陥るから、早い話が徒党を組んでの強奪集団と化す。そう為れば農民、商人が略奪の対象と為るから、冗談じゃ無いと自衛する。映画的に云えば、黒澤明監督の『七人の侍』版と為る。
国王は国王で、戦費の調達を重税で取り立てる。人間死活問題と為れば、百姓一揆に訴えるのが当然の形成で、英ではワツト・タイラーの乱、仏ではジヤクリーの乱が頻発する。※ワット・タイラーは指導者の名前、ジャクリーは仏語で農民の意味との由。

『アダムが耕して、イヴが紡いだ時に、誰が貴族だったか』の牧師の言葉は、好く引き合いに出される言葉で在る。

 然しながら、何処かで聞いたテーゼでは無いか。秦の始皇帝の悪辣非道の対民衆態度に陳勝・呉広の『燕雀、いずくんぞコウコクの志を知らんや』、『王候将相、いずくんぞ種在らんや』とか、英仏の第二次百年戦争と云われた植民地戦争での米大陸でのフレンチ・インディアン戦争の勝利後に米植民地民に戦費調達を強いた処、『代表無きに課税無し』を突き付けられて、米独立戦争が勃発したと云う歴史経過も在る次第で在る。

 日本にだって、名作・羅生門も在るし、大正の米騒動、安保闘争、三池炭鉱闘争もザラに在る民衆一揆の様で在る。

『政治事(まつりごと)とは民には知らすべからず、民は寄らしむるべし』が、体制派の古今東西を貫く統制術なのだろうが、民衆の許容度が飢饉、疫病、重税の『生活苦の死線』の一線を越せば、一揆が引き金に為って、その時は制圧・鎮圧されても、被支配者の圧政に対する火種は、それが原初的な怒り故に切っ掛けさえ登場すれば、政権・政体を打破して行くのが、歴史と云う大海原を滔々と流れる『歴史の本質』なのだろう。歴史の面白さは、その鳥瞰図が見えて来るか如何かに関わって来る。

 これを称して、歴史『を』学ぶ一過性知識と、歴史『に』学ぶ応用知識と為るか否かの問題意識の違いなのだろう。何事でも、異った分野に在っても、『を』と『に』の自分軸を持って臨めば、其処には創意工夫の練達と共に人生哲学が蓄積されて来て、話の内容にも幅、深さ、味が出て来て、[人間としての一幅の絵]が生まれて来ると云う物で在る。

 未明の頁捲りをして二度寝から起きれば、薄らとした雪化粧の朝で在る。ウォーミングアップに手頃な雪掃きをして来る。アイスバーン状の小坂のカーブ地点で在る。

「○○ちゃん、気を付けて、凍ってるから。」
「うんうん、分かってる。ゆっくりと行かないとね」

                     カーブでブレーキを握った途端で在ろう。
「キァ~、滑る~!!」
「大丈夫!!」

 箸が転げても、笑いの対象と為る女子校生の生足、スカートの自転車通学で在る。私も下駄に自転車で高校通学をして居た頃を思い出して、ついギァハハの段で在った。

★ジャンヌ・ダルクは、白馬に跨る16歳の男装乙女様だったとの由。娘っ子共よ、それじゃ歴史に名を刻む訳にぁ行かんぜよ。

 熱々飯に焼き魚、沢庵漬け、汁物で底辺貧民の朝食後は、入浴&洗濯機回しとして、午前中の日課としてのブログ打ちとする。洗濯物も軒下の竿に収まっての、日本茶に煙草の燻らせとする。

 雪後のお天道さんの輝き成れど、空気の冷え込みは解放されずに居るが、午前中の区切りに、少し外気吸いに歩いて参りましょうかね。これも日課の一つでも在りまする。


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