長駄文館・・・無風曇天に、餌待つ電線雀為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　無風曇天に、餌待つ電線雀為り。（1/24/22）
　あれ、何をしようとしたのか？？　辺りを見渡して、あっそうかの直近健忘症にはニガ笑いの態ながら、思い出せたので認知症の兆しは未だ先の様で在る。春風亭柳昇師匠の落語の一節に、メガネを掛けて居るのを忘れてメガネを探す様に為らないと、メガネが目に合って居ないとの由。

　それに準えれば、『直近健忘症、辺りをキョロキョロ思い出したの苦笑い』の段で在るから、本日も異常無しの沙汰なのだろう。

　　　　　朝飯までの間をラジオに耳を傾けて、月曜の娑婆情報、国際情報の仕入れとする。

　新潟県の農産物輸出のＮｏ１はコシヒカリに非ずで、錦鯉との由。そして大振りリンゴは西洋人のリンゴの食べ方が丸齧りを基本として居るので、日本の立派な名産リンゴは不評との由。日本米も、西洋では不評で、不評克服には日本製炊飯器が必要だったとの由。
　それは当然の話で、ライスの語源はアラビア語で、イスラム世界が持ち込んだのはアジアの長粒米でイベリア経由で在るから、アラブの手が加わってリゾット、雑炊料理が主流で在る。

　白人世界でも寿司、おにぎり、弁当が人気との由で在るから、日本製炊飯器とセットで日本米の美味さが世界を席巻して行くのだろう。益してや個人の情報収集手段が、マスコミの手から離れて、ネット個機のスマホに取って代わられて居るご時世で在る。口コミ為らぬネット、スマホコミで、世界一体化が個人レベルで取捨選択の時代に入って居ると云うのが、現在の地球の実態なのだろう。文明の利器を得て、益々の個人旅行が増えて、五感に優れた者達が持ち帰る日本文化で在って欲しい物で在る。へへへ。

　国内ニュースでは国会論戦が活発との由で在るが、事前質問提出、答弁官僚作成、持ち時間内での原稿読みの国会論戦とは、真面目に考えると国会セレモニーの段では無いかと思うのだが、報道、国民への与野党パフォーマンスが、民主主義の政道と云う事なのだろう。なぁなぁの与党質疑、政府答弁は穏やかに大人の対応にして、パフォーマンスこそ吾が命の野党が終始する国会の質疑応答は、野次のドラ叩きと相まって、針小棒大の政党、個人パフォーマンスで、中断に存在意義を示して居る様で、流石に政党支持率の低さを露呈・暴露するだけの稚拙さと聞こえるのだが、・・・。然しながら、それが偏重主義者の習性と云う物なのだろう。巨視眼で見れば、これも生物多様性の一環でも在ろうから、善良なる国民の甘受すべき観察事なのだろう。

　悪いとは云わないが、政党が在る分、其々の党が国民向けに同趣旨の質問をするので、聞いて居る側としては、効率的に質問内容の野党統合をして国会審議の実を高めて欲しいの願望が在るのだが、国会議員の質問の場は、彼等の桧舞台で在るから、パフォーマンスが優先される構造で在るから、野党議員諸氏の協調策など期待する方が土台無理筋で在る。

　ゴミ出しをして来ようと、各部屋のゴミ箱をゴミ袋に入れに行くと、未だ未だ余裕が在るので、自転車出しに留めての朝で在った。本日は流石に昨日程の寒さは無いが、どんよりとした灰色雲の覆いで、暗い朝で在る。未だ８時半で在るから、朝飯は未だ未だ先で在る。コーヒーにミックスナッツと干しブドウを腹に入れて居るので尚更の事で在る。

　昨日の就寝前の戦争、戦闘シーンのクライマックス集を見ながら、例え飛行機の無い時代の火砲戦を見て居ると、戦死、戦傷は全く『時の運』で、堪らない気分と為って来る。

　日本映画では無いから、日本映画の様に主役の個を追うのでは無く、全体を追うと云ったカメラアングルが違うから、広角度に展開されるスケール感、迫力感は戦場の臨場感に満ちて居るが、虫けらの様に扱われて居る兵士の様が実に哀れで、戦争は行かんの気分を生じさせるもので在る。
　差し詰め、赤紙召集で前線に送られる私としては、その他諸々の一兵士なのだろうから、全てが時の運で、突撃で敵の大砲で木端微塵の確率大で在ろうか。それに比べ、映画の主人公は死なないから、真に不公平な物で在る。

　無風曇天の電線に餌待つ雀で在るか。さてさて、私も朝飯の時間帯を迎えて居るからして、朝飯の用意と致しましょうかね。へへへ。