fc2ブログ

記事一覧

長駄文館・・・雪のクーラー為り。

                 再びの雪クーラー為り。(2/14/22)
 前回よりも多い積りと成ったが、二度目の除雪とも成ると経験済みで在るから、然程のやれやれ感が無いから、思った以上の負担とは為らなかった。除雪の後遺症に鑑みて、余り力を入れずに作業完了として、小部屋の定位置のコタツで暖をとりながら、モーニングコーヒーとラジオ聴きのタイムとする。

 一面雪に埋もれて仕舞うと、天然の冷蔵庫に居る様な物で寒い次第で在る。弟に頼み事が出来たので、電話をすると折り返し電話が来て、健康診断中だったとの由。今回は嫌に血圧が高かったと云うから、そりぁ、昨日特上のうな重を食べたから、精力の捌け口を求めて、血流がカッカと燃えてるんだと云うと、大納得との由。
 2日ほど仕事が立て込んで居るから、その後、直しに来て呉れるとの事で在る。都合が付かなければ、1人でするしか無いと考えて居たが、二人の方が好いに決まって居る。屋根の雪も溶ける事だろうから、先ずは安心で在る。家周りの除雪作業をしなければ、気付かなかった老朽個所で在った。

         いやはや、何事も役に立たない事は無しの朝の除雪作業で在った。へへへ。
     これで雪後の快晴に向かえば文句は無いのだが、雪に埋もれた灰色曇天の陽の薄さで在る。

 飯は既に炊けて居るから、腰さえ上げれば朝飯タイムと為るのだが、朝飯の時間帯には未だ未だ間が在る。本は読了した事でも在るし、散歩をするには外は冷蔵庫の寒さで在るし、一応の運動量は朝作業で充分で在るし、昨日の道の駅で買い物も済ませて居るから、昼の時間帯は何をして時間送りとすると致そうか。

 些か風が出て来て、雪が風に舞う。雪払い風は好都合では在るが、雪は当分無しと願いたい物で在る。寒雀達が餌が欲しいらしい。餌撒きに腰を上げて、朝飯の用意をすると致そう。

 昨日買って来た長芋の硬めのサクサク感を初めて知ったが、長芋も所が変わると物が違うの驚きで在る。大きい物を買って来ないで、正解の口で在る。多分、このタイプは摺りこぎで時間を掛けてきめ細かく、とろろ汁、煮物に入れる使い方をするのだろう。食するだけで、美味い不味いを即断して仕舞って来た次第では在るが、時間だけは漬け物にするだけ在る身とも為ると、食感から違いを知って、このタイプはその植性を如何アレンジするかの興味も、湧いて来る処とも為る。

 何事もその道のプロとも為れば、食材の特質を把握して居て、どれとどれの組み合わせをしたら、如何為るの経験の蓄積をして居て、同じ食材でも包丁入れの感覚一つで、特性に合った調整技を持って居るのだろう。

 地味薄く、平坦地の少ない古代ギリシアでは兵農一致の民主的防衛軍で在ったし、地味豊かな沖積平野では中央集権的な王権下で強制的な兵農一致化が敷かれ、兵は権力の基礎として、私兵化、傭兵化して行く。
 軍構成が私兵、傭兵化して行けば、有事の戦闘力と珍重される物の、平時では経済コストの増大が国家財政を逼迫させる。雇い止め、解雇すれば、野盗化、乱、軍閥化して、国は政情不安定の中に分裂の戦乱期に突入する。常備軍、国民総力戦とも為れば徴兵制度を敷いて、ヨーロッパは王権の伸長と共に近世、近代の国民国家と産業革命の経済力で19C末の帝国主義の時代に雪崩れ込んで行く。

 こんな事は何も世界史を引き合いに出すまでも無く、天皇、貴族、仏門、武士の時代、時代で頭角を現わして来る集団が時代を投影して交代劇を歴史に記して居る様で在る。

 映画的に云えば戦国に終止符が打たれて行けば、仕えた大名が滅亡すれば忠義を尽くした私兵、金で雇われた傭兵は、『保証無しの失業状態』と為るから、七人の侍と野武士の決戦場と為るし、天下人秀吉が没すれば、豊臣の募兵に全国の失業中の武士達が大阪城に集まる。戊辰戦争、西南の役とて、新旧体制の下、旧勢力は整理されて行くのが時代の宿命と云わざるを得まい。

 エネルギー構造が石炭から石油に変われば、日本経済を牽引して来た炭鉱産業は、三池炭鉱騒動で終焉を迎える。

 因みに英仏百年戦争と云われた1Cは、断続しての戦争で両軍の主体は傭兵との由で、戦闘の無い期間の失業傭兵達の略奪狼藉振りは、凄ましい物が在ったそうな。その点、古代ローマの将軍達は、権力の源泉・私兵の面倒見は好く、退役軍人達にも年金を支給して居たと云う。日本で云えば武田信玄さんも傷病兵の傷治しに『隠し湯』を設置して居た云う。

 兵農一致の防衛の心情を聴くなら、『海行かば』。徴兵制の心情を聴くなら、アイ・ジョージの『戦友』。傭兵の外人部隊の心情を聴くなら、淡谷のり子の『カスバの女』が在る。

 社会保障、福利厚生は組織の求心力維持装置で在る。広義の意味での富・安心の再分配と云うのかも知れない。

      そんな昨日の兄弟話を思い出しながらの、本日の一文とした次第で在る。へへへ。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アガタ・リョウ

Author:アガタ・リョウ
FC2ブログへようこそ!