長駄文館・・・気付けば、弥生三月も半ば為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　気付けば、弥生三月も中日為り。（3/15/22）
　昨夜は大荒れで強風の後は凄まじいばかりの雷鳴の連続で、『眠られぬ春の嵐状態』で酷った。日中は疲労困憊で横に為って居た時間が多かったので、夜中の睡眠時間が前倒しに為って居るからして、悶々の闇空間で在った。
　強風、雷鳴の続きで、今度は雨かなと耳を済ませて居ても、中々降って来なかったが、その内に雨音がして来た。一日２回の化膿止めの薬を飲む。人間そうそうは眠れる筈も無いから、何かネット動画を漁うかと思ったが、その体力も無い。その内に腹が空いて来るも、歯茎の腫れで食べない方が好いと判断して、寝返りを打って居る内に寝た様で在る。

　目覚めると歯痛で在るから、痛み止めを服用する。直ぐ効くと思って居たが、結構時間が掛かる物で在る。鏡で顔を見れば右の頬がブルドックの様に、プックリと膨らんで垂れ下がって居るでは無いか。いやはや、『弱り目に祟り目』で意気消沈の態で在る。

　嘆いて見ても、人間古希坂住人とも為れば、色んな箇所が草臥れて来る物で在る。一々ボヤいても始まらない『必然の流れ』で在る。治療は木曜を待たねば為らないから、化膿止めの効果に頼るしか無い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日は、やれやれの落胆の朝で在る。
　
　強風で飛ばされた庭サンダルの溜まり雨を払って、庭降りとする。ミツバ、ニラの幼芽の初々しさに、冬を脱した春の始動を感じさせる。春の息吹の先陣はマンジュシャゲ、スイセン、牡丹の芽出しで在る。牡丹の紅芽の成長に遅れて、地面を割って芍薬の紅芽が現れるのを見付けるのが、これからの朝の愉しみと為って来る。

　昨日はSが、『帰って来たか』の缶コーヒー持参で顔出しをして呉れた。暖かく成ったら、庭で焼き肉をしたいとの由。

　　　　　　　　さてさて、薬で歯痛が止まって居る間に、朝飯を済ませて置くと致そうか。

　総入れ歯とした弟は、入れ歯安定剤塗布が新しい朝の習慣と為ったそうな。忘年会、遠征仕事と為ると、兄弟同室の泊まりと為って居るのだが、不整脈と云うから、寝息の不安定、強弱に可哀想に身体を酷使して居ると心配に為って来る次第で在る。
マグロ人間と豪語する弟では在るが、古希坂に達した男で在る。この先、お互いに元気に何年居られるかは分らないが、兄弟と云う物は子供時代と老後にこそ、同心円に還って好い時間を過ごす事が出来る。残された大事な時と為って行くのだろう。

　親から授かった遺伝子と躾られた生きる方向性を共有する存在は、歳と共にウエートを増して行くのを、実感する処で在る。

　漂白剤に漬け込んで置いたズボン下も、それなりの白味を蘇らせて、風に翻って居る。さてさて、ブログ打ちを中断して朝飯を食べると致そう。へへへ。

　食後は大分体力も回復して来た処でも在るからして、ラジオを洋楽に替えて、中断して居た日課の頁捲りを復活させると致そう。