長駄文館・・・三度目の正直為るか、為り。
- 2022/03/16
- 14:53
三度目の正直と為るか為り。
さて3度目の正直、二度在る事は三度在るかで在る。六畳戯画廊の出戻りPCで打ち始めたのだが、途中でマウスが作動し無く為りフリーズして仕舞った。従って保存も効かず文章もパァと為って仕舞った昨日で在る。そう為ると意地に為って来るのが、私の悪い癖なので在る。
入浴、洗濯、本日分ブログの投稿をして、三度目の足掻きをスタートさせて居る次第で在る。同じ事を繰り返すのは馬鹿の遣る事と、幼少時から母親に躾けられ、親に為ってからは、子供達に同様の躾けをして来た次第で在るから、今回は二の轍を踏まない様に小まめに安全牌の保存をしながら打って行く事にする。
毎週火曜日は、東映映画の著作権切れの映画が動画コーナーに貼り付けられて居る。著作権切れ映画で在るから、白黒映画の比率が高いのだが、映画全盛期の作品群で在るから、高質の作品が多いのが愉しみの一つと為って居る。白黒映画『じゃこ万と鉄』を見付けて、掘り出し物を見付けたと云う思いで在った。
監督・深作欣二。じゃこ万・丹波哲郎、鉄・高倉健、ニシン場親方の父親・山形勲、娘・南田洋子、その亭主・大坂志郎、じゃこ万を募う鉄火肌女・高千穂ひずる、ニシン場労働者・江原真二郎。
ニシン漁は一種のバクチで在る。ニシン場の親方は銀行から借財をして出稼ぎ労働者を大量に雇って冬の荒海に漕ぎ出して、ニシン漁に財産と才覚で大勝負に出る。
嘗ての相棒じゃこ万を裏切って、船を盗んでニシン場の親方に伸し上がったのが鉄のオヤジで在る。全てを失って血の涙を溢したじゃこ万は、同じ苦しみを味合わせる事を復習の目的として、ニシン小屋に居座り一升瓶のどぶろくを煽りながら、邪魔をすべく居座る。聞く耳持たぬ粗暴で人使いの荒い親方も証人のじゃこ万には分が悪いし、喧嘩をしてもじゃこ万の強さには太刀打ち出来ない。娘の亭主は空っきし、度胸と腕ぷしが無い。
そんな処に、死んだとばかり思って居た倅の鉄が帰って来た。じゃこ万と鉄は腕ぷしに於いても互角で在る。
「どっちの云う事が本当だ。お父(どう)ちゃん。黙って居る処を見ると、お父ちゃんが悪い。」
「この馬鹿垂れが、親の云う事が聞け無ぇ奴は、俺の子じゃ無ぇ、とっとと出て行きやがれ。この親不孝者が!!」
怒り半分、可愛さ半分で頼りに為る倅の頭を殴り続ける親父、悪い親父では在るが父親で在る。それを黙って殴らせ続ける倅。ニシンが寄れば、真っ先に船を荒海に漕ぎ出し、先頭で網を挙げる孝行倅の鉄で在る。
粗暴でケチ親父で労働条件を守らない親方に、ヤン衆達がストライキを起こす。親父が悪いのは決まって居るが、ニシン漁はバクチだ。俺達でニシンを獲って、儲けを分け合おうの鉄の提案が実って冬の荒海に漕ぎ出すヤン衆。
血の涙の苦しみを味合わせて遣ると、引き網のロープをマサカリでぶった斬ろうとするじゃこ万と鉄の最後一騎打ちが始まる。勝ったじゃこ万がロープに大マサカリを振り上げるも、海に捨てる。
「後で後悔する事は、勇気を持って止めろ。一時の激情で取り返しの付か無く為る愚は一生の後悔。俺の具を繰り返すな。」を、じゃこ万に頼んで息絶えた女房殺しのインテリ流れヤン衆。
じぁこ万は女を連れてマタギに、女には親父の罪滅ぼしに倅の大金の束が、好い稼ぎに為ったヤン衆達は、来年も雇って呉れのホクホク顔の帰り。心を寄せた船友の妹には恋人の存在を知り、独り船に向かう鉄。冬の海風に立って、愛おしい倅の旅立ちを見送る父親の目に涙のラストシーンで在る。凄味と貫録の重厚な演技で仇役を演じたら、右で出る役者は無かろうの山形勲さんで在った。
主演二人を凌駕した山形勲さんの輝きで在ったし、東映ヤクザ路線の最終版実碌シリーズ深作欣二作品よりも納得性の行く秀作と感じ入った次第で在る。
本日は三度目の正直で、この文章が打てたので、へへへの段で在る。
さて3度目の正直、二度在る事は三度在るかで在る。六畳戯画廊の出戻りPCで打ち始めたのだが、途中でマウスが作動し無く為りフリーズして仕舞った。従って保存も効かず文章もパァと為って仕舞った昨日で在る。そう為ると意地に為って来るのが、私の悪い癖なので在る。
入浴、洗濯、本日分ブログの投稿をして、三度目の足掻きをスタートさせて居る次第で在る。同じ事を繰り返すのは馬鹿の遣る事と、幼少時から母親に躾けられ、親に為ってからは、子供達に同様の躾けをして来た次第で在るから、今回は二の轍を踏まない様に小まめに安全牌の保存をしながら打って行く事にする。
毎週火曜日は、東映映画の著作権切れの映画が動画コーナーに貼り付けられて居る。著作権切れ映画で在るから、白黒映画の比率が高いのだが、映画全盛期の作品群で在るから、高質の作品が多いのが愉しみの一つと為って居る。白黒映画『じゃこ万と鉄』を見付けて、掘り出し物を見付けたと云う思いで在った。
監督・深作欣二。じゃこ万・丹波哲郎、鉄・高倉健、ニシン場親方の父親・山形勲、娘・南田洋子、その亭主・大坂志郎、じゃこ万を募う鉄火肌女・高千穂ひずる、ニシン場労働者・江原真二郎。
ニシン漁は一種のバクチで在る。ニシン場の親方は銀行から借財をして出稼ぎ労働者を大量に雇って冬の荒海に漕ぎ出して、ニシン漁に財産と才覚で大勝負に出る。
嘗ての相棒じゃこ万を裏切って、船を盗んでニシン場の親方に伸し上がったのが鉄のオヤジで在る。全てを失って血の涙を溢したじゃこ万は、同じ苦しみを味合わせる事を復習の目的として、ニシン小屋に居座り一升瓶のどぶろくを煽りながら、邪魔をすべく居座る。聞く耳持たぬ粗暴で人使いの荒い親方も証人のじゃこ万には分が悪いし、喧嘩をしてもじゃこ万の強さには太刀打ち出来ない。娘の亭主は空っきし、度胸と腕ぷしが無い。
そんな処に、死んだとばかり思って居た倅の鉄が帰って来た。じゃこ万と鉄は腕ぷしに於いても互角で在る。
「どっちの云う事が本当だ。お父(どう)ちゃん。黙って居る処を見ると、お父ちゃんが悪い。」
「この馬鹿垂れが、親の云う事が聞け無ぇ奴は、俺の子じゃ無ぇ、とっとと出て行きやがれ。この親不孝者が!!」
怒り半分、可愛さ半分で頼りに為る倅の頭を殴り続ける親父、悪い親父では在るが父親で在る。それを黙って殴らせ続ける倅。ニシンが寄れば、真っ先に船を荒海に漕ぎ出し、先頭で網を挙げる孝行倅の鉄で在る。
粗暴でケチ親父で労働条件を守らない親方に、ヤン衆達がストライキを起こす。親父が悪いのは決まって居るが、ニシン漁はバクチだ。俺達でニシンを獲って、儲けを分け合おうの鉄の提案が実って冬の荒海に漕ぎ出すヤン衆。
血の涙の苦しみを味合わせて遣ると、引き網のロープをマサカリでぶった斬ろうとするじゃこ万と鉄の最後一騎打ちが始まる。勝ったじゃこ万がロープに大マサカリを振り上げるも、海に捨てる。
「後で後悔する事は、勇気を持って止めろ。一時の激情で取り返しの付か無く為る愚は一生の後悔。俺の具を繰り返すな。」を、じゃこ万に頼んで息絶えた女房殺しのインテリ流れヤン衆。
じぁこ万は女を連れてマタギに、女には親父の罪滅ぼしに倅の大金の束が、好い稼ぎに為ったヤン衆達は、来年も雇って呉れのホクホク顔の帰り。心を寄せた船友の妹には恋人の存在を知り、独り船に向かう鉄。冬の海風に立って、愛おしい倅の旅立ちを見送る父親の目に涙のラストシーンで在る。凄味と貫録の重厚な演技で仇役を演じたら、右で出る役者は無かろうの山形勲さんで在った。
主演二人を凌駕した山形勲さんの輝きで在ったし、東映ヤクザ路線の最終版実碌シリーズ深作欣二作品よりも納得性の行く秀作と感じ入った次第で在る。
本日は三度目の正直で、この文章が打てたので、へへへの段で在る。
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