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長駄文館・・・発情雀のニアミス為り。

                  交尾雀とニアミスする為り。(4/11/22)
 陽気が好く成ると、年寄りは早起きと成って来る物で在る。薄曇りの下、飯、追い炊きが出来るまでの間を、チマチマと庭遊びをしたり、バットの素振りをして朝のアイドリングとする。ユリ類の芽出しが始まって、カサブランカのご太い発芽に目を凝らす愉しみと云った次第で在る。

 柿からも芽出しが出て来た。去年の様に芽出し時期の雪と成らない事を願う次第で在る。些か早いが、東フェンスのインゲン畝に、蔓無し平インゲンを蒔いて置く。これで種蒔き終了の段で、後はキュウリ、トマト、小玉スイカの苗植えを待つだけで在る。

 好天、夏日と続くお天気さんで在るからして、そろそろお湿りが欲しい地面事情で在る。小部屋正面に見えるコブシの街路樹は、白花の衰えに葉の幼緑が添えられて来た。毎年、そんな街路樹にはカワラヒワが営巣をして居る。川原のセキレイも営巣時季を迎えて、川から電線で縄張り宣言の鳴きを始めて居る。
 そんな野鳥達の営巣時季を思うと、この処、さっぱり姿を見せないシジューカラは、何処ぞでせっせっと営巣活動を始めて居るのかも知れない。いやはや、今年も庭の巣箱は空振り模様で在る。

 まぁ、尤も男族は寄り付く物の、殊、女族からは一切鼻も引っ掛けられない侘しき独り暮らしの『終の住まい』で在るからして、それも頷ける次第でも在る。とほほで諦めるしか在るまい。

 無風、薄曇りの散歩をするには丁度好い。『犬も歩けば棒に当たる』で在るからして、一歩きをして来ると致そう。

 散歩をするには申し分のない空気で在る。満開桜眺めながら、鬼門の蛇との遭遇に注意を向けて、流れの水中に魚影の走りの有無を確かめながらの周回コースとするが、大洪水で一掃された川は、一向にヤマメの還らぬ残念さで在る。

 いやはや、もう3年目で在る。例年だと、冬錆の落ちた丸々として重量感溢れる大ヤマメが、テンカラ釣りの毛バリに、ジャンプして喰らい付いて来る物で在るが、魚影走らぬ流れでは、その誘因も働かぬ次第で在る。然りとて時間には不自由し無い日々の中では在るが、車で上流まで釣りに行こうとの気持ちも湧いて来ない。人間歳を取ると、『不殺生域』に進むらしく、植物対象の庭弄りが愉しく為って来るので在るから、人間とは不思議な物で在る。

      河川敷を歩いて居ると、発情雀の奴が足にぶつかりそうに為って逃げて行った。
      「馬鹿者が、交尾は盲目と云っても、度を越したら猫、蛇の餌食じゃろうが!!」

 人間も陽気が好く成ると、自転車通学の高校生達の声も大きく成るし、行方不明者の広報車も多く成る。軒下に、アシナガバチの越冬女王蜂が、巣作り活動を始めた様で在る。巣作り、産卵、子育てに当分の間は、肝っ玉母さんの忙しさなので在ろう。

             さてさて、本日も正午で在るか。何を食べると致そうか。


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