長駄文館・・・衰えぬ腕っぷしに、ニンマリ為り。

　　　　　　　　　　　　　　　未だ未だ衰えぬ腕っぷしに、ニンマリ為り。（4/20/22）
　今朝も好いお天気さんで在る。起床して全戸開放で、庭コーヒーとする。２２日の午後からは留守をするから、何かと身体が動く。土手のカワラナデシコの食み出しの若芽を土手花壇の物が衰退して行くので何株かを移植する。たっぷりのジョロ散水を施して置く。そんな事をして居ると、朝散歩帰りのウザーラさんからお声が掛かる。ゴミ出しをして、バットの素振りをこなした後は、布団を日光浴に回す。

　変な話、バットもブンブン、スウィング出来るし、その余力で空手の正拳突き、楓の木に相撲のテツポウが続いたりして仕舞う。いやはや、若い頃の武闘細胞が目覚めて来て居る昨今で、性根は変わらないの苦笑いで在る。

　口より先に手が出るの性質で、『お前みたいな直ぐカァツと頭に血の昇る半端者は中学、高校だけで社会に出せば刑務所暮らしの人生』と、妖怪様、兄達にお説教ばかりを頂戴して居た次第で在る。

　母親介護修行で還暦を過ぎても、倅ファミリーの前で、短腹者が好く此処まで成長した物だと云われ、『煩い、糞婆ぁ、誰に世話して貰ってるんだ』と白髪頭をペチャリとするしか無い。何しろ幼少時の序列としては、番犬以下の四男坊で在る。従って、幼児の孫にまで笑われて仕舞った晩生（おくて）人間で在る。

　然しながら、この分で行けば、沖縄バカンスの後のＧＷ連休の中禅寺湖肉体労働も、トチリは在るだろうが、パス出来る事だろう。

　人間の身体は、それなりに動かし続ければ、其れ程には衰え無い仕組みに出来上がって居る物らしい。病気、景気も『気』からともと云われて居る次第で、大方の物は、気を持てば体が応えて呉れる物らしい。従って、『老いも気から』と云う事に為って居るらしい。

　尤も、『馬鹿と戯けは、歳の巡りが遅い』と云われる次第で在るから、独り身の私としては、現在の生活習慣を維持して、ピンピンコロリの寂滅道で墓入り、仏壇入りが出来れば、好い往生が出来ると云う物で在ろう。ニャハハ！！

「兄弟仲が好くて、羨ましい。」
「そうかいね。でもね、兄弟だからと云って、無条件で仲が好い訳じゃない。相性も在るし、お互い一目置ける努力が前提に在って、刺激の対象に為ら無きぁね。その自然体が、兄弟仲の好さに繋がって居るってもんさね。
どんな関係だって、一方方向じゃ味も深みも、信頼も出て来んわね。」

「そりぁ、そうだ。何時も、確かな重い事を言うもんだわ。私、感心しちゃう。」

「そうかいね、俺ぁ、当たり前の事しか言え無ぇだけだんね。７３年も生きてりぁ、必要最低限の事は、お天道さんが教えて呉れるってもんさね。
お天道さんを唯浴びて、日焼けするだけじゃ、人間、『破門』されちゃうわね。破門されちゃ、独り人生、寂しいわね。あい～。」
「そうか、そうだよね。本当だわ。座布団３枚！！」

　正面の燃える様な山ツツジの朱の萌え立ちと楓の未だ赤みの抜けない幼葉、大輪ツツジの葉群の幼緑がお天道さんの光に眩しく、無風の日差しに布団が、こそりともせずに日光浴で在る。水面一杯に陽を受けた水草の合間にグッピィ小世界に、稚魚、成魚が緩やかに浮遊して居る。何処に過不足が在ろうか。

　１０時で在るか。さてさて、朝飯を食べて、排便、掃き掃除をして、朝風呂の浸かりで世界史備忘録の頭お浚いなどをして、独り暮らしの贅沢で朝風呂タイムを愉しむと致そう。本日は三時の歯治療で在る。