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長駄文館・・・弟は晴れ男らしい為り。

                弟は、晴れ男らしい為り。(4/27/22)
 降り続く雨の朝では在るが、家に帰って来ると庭の様子を見たく為るのが、庭を友とする日々の心情と云う物で在る。廊下からでは堪能せずに、傘を指して庭見をして回る。

 山ツツジの満開が雨に際立って、苺の丈が伸びて地面を覆って、茎葉の緑と白花とのボリーム感が凄い。芍薬の茂りが気持ちの好い。

 ブドウの幼い伸びが目に優しい。大輪ツツジにも紫系の蕾が開花を迎えて居るし、西洋シャクナゲが開花して居る。カサブランカ、鬼ユリ、矮性ユリも大きな成長を見せて居る。楓の葉茂りも裸木を包んで、二本線先輩の緑に埋まる庭空間を進めて居る。菜園スペースも葉野菜の発芽、ジャガイモ、幾つかのインゲンの芽出し、ミツバ、地植えとしたセリの葉の茂り、柿の幼葉の明るさと満足の行く気分で在る。

 雨の中を、日課の散歩を欠かせない男性が合羽を着込んでの通り過ぎで在る。時間帯が同じなのだろう、そんな二人の姿を見る。

 帰りの車中で今日の工事の動向を気にして居た会話だったが、ラジオを聴いて居ると、雨は上がるとの事では在るが、未だ未だ降り続ける雨の強さに、心配される次第で在る。7時半を回る頃に成ると、雨が止んだ。

 弟は晴れ男を自認して居る。初日も宮古島は雨の予定が、雨が上がって、目一杯の4日間の旅行中はお天気に恵まれた。ホテルの喫煙場所では毎年来て居ると云う東京の同年配の女性からは、こんなに天気に恵まれた宮古は初めてとの話で在った。バカンスが終われば、工事スケジュールが詰まって居る現役さん達で在る。この分だと、工事が予定通り出来るのでホッとして居る事だろう。

 オンブに抱っこの不甲斐無い兄貴の私としては、お天気さんに助成を祈るしか無い次第で在る。雨雲の中にも濃淡が出て来て居るから、ラジオの予想よりも天候は早い回復状況を示して居る感じで在る。

 さてさて、飯も炊き上がって居るだろうが、未だ未だ飯の時間には間が在る。飯前のアイドリングに雑草抜きをして来ると致そう。飯後はPCを変えての旅行記打ちに、シフトすると致そう。午後からは晴れると云うから、洗濯物を外に出して外気乾燥とするべしで在る。

 雑草の大量の芽抜き、雨で浮き出した小石拾い出しをして、さて飯の用意を始めて居ると、弟からの電話で在る。

「もう朝から遣っちゃ居られんわね。役所、施主に落ち度の金を払って、もう限界だ。」
「そうか、じぁ手伝いに行くか。」
「好いよ好いよ。話を聞いて呉れるだけで、カッカした脳味噌と心臓が収まるからさ。明後日から、一緒だから。体を休めて置いてよ。」

 ホウレンソウの無い問題社員の尻拭いで、ダイレクトにクレーム対策に『怒り心頭』の現実で在る。

 工事によって、仕事のパターンは幾つかに分類出来る。パターンが想定出来れば、早回りをして、次の工程が読めるから、頭に余裕が出来る。頭に余裕が出来れば、視覚も次工程の段取りもスムーズに運んで行く。従って、体の負担も軽くなるのが学習動物の人間の特徴と位置付けられて居るのだが。
 余裕が無いと、目も頭も直前・直近の物に絡め捕られて機能不全に陥って仕舞う。そんな近視眼状況から脱する事が出来ないと、怒られて居るばかりの現実から抜け出せない。

 怒る方も大変、怒られる方も大変、回りの者も大変の『三方宜しからずの悪循環連鎖』と云う物で在る。

「おっ、これで気分も収まったから、現場の様子を見に行けるわ。こんな話はRちゃにしか出来んからさ。馬鹿は死なきゃ治らん。見ての通りで、何度教育しても、こっちが馬鹿馬鹿しくて情けないわ。困ったもんだ。サンキューサンキュー。」

 金も技能も欠落して居る私では在るが、鎮静剤の役割は在るらしい。行動のお守役は幼稚園児から弟の分野で、精神安定剤は私の役割分野だったのだろう。

        さてさて、キュウリ、トマト苗を買って来て植えると致しましょうかね。へへへ。


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