長駄文館・・・一向に気分乗らぬ日為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　一向に、調子の出無い午前の部為り。（5/17/22）
　昨日は浴後に散歩代わりに自転車で弟の会社に、山蕗の煮物とＵチィさんへ渡し忘れた沢庵漬けを持って行くと、途中で会社の重機、ダンプが止まって居る。丁度昼の休憩時間で在るから、寄って行く。
　私より一つ年長のＭさが来て居るから、喜ぶから行って呉れと云われる。奥の方で代人と話し中で在るから、『久し振り』と話をして来る。

　退職して趣味のカメラのレンズ、部品などの購入代金として、農業の傍らアルバイトに来て居る。手が足りないと、私が駆り出されるから、去年は通しの夜間作業以来の再会で在る。
　歳の所為で腰椎の軟骨が擦り減って、動けない期間が在ったそうで、力仕事は未だ出来ないが、重機の運転で『小遣い稼ぎ』をさせて貰って居るとの由。そんな次第で、些か元気は無かったが、大したもんで在る。休憩時間が終わったのでお暇をして、もう半分のペダル漕ぎをして会社に向かう。

　車と違って自転車は細道などを行って、町の風景、生活臭が体感出来る処が、不便益の有用性で在る。会社に着いて、事務員のＨ子さんにコーヒーを入れて貰い、休憩とする。煮物、沢庵漬けを冷蔵庫に入れ、タッパの味見をして貰う。

「ちょっと塩っぱいけど、ご飯が進む。何時もながら味付けが好いじゃん。沢庵も何本か貰って好い？」
「ああ、その積りで多めに持って来たわ。」

　旅行記をコピーして持って行ったので、その感想を聞くと、旅行の内容を細々と聞く父親に、説明するのが面倒だから、これを読めと渡したというから、娘は強しの感で在る。然しながら、一人でも多くの人に読んで貰えるのは、打ち手としては有難い事で在る。アハハ。

　さてさて、長丁場の上り勾配で在るから、帰路に立つ。コースを替えて水田地帯を見て行く。松本駅前で立ち喰い蕎麦を食べて、チョイと繁華街を流して、松本城のお堀を回って、愈々、胸付き八丁の上り勾配に向かう。小休止代わりに花屋に寄って、ミニトマト苗を３個買って、オイッチ、ニー、オイッチ、ニーの帰宅で、苗植えとした次第で在る。

　これで葉野菜、香菜、夏果も例年通り植わったからして、独り暮らし空間の愉しみが出揃ったと云う物で在る。

　今朝は、中学時代の男同級生の夢を見た。同級会の４人幹事の一人で、病気を患いクラス一の老け込みで、痛ましい限りの態で在るが、ピチピチピンピンの若さと健康振りで、驚き入っての話内容だった。

「おい、Ｒ。５年先も元気だったら、フィリピンで暮らさんか。今、向こうで商売の種を蒔いてるんだけど、それが当たりそうでさ。日本で暇爺ぃをして居ても、刺激が無いだろう。」
「ほう、そうかい。そりぁ有難い。フィリピンねぇチャンに、身包み剥がされないで、頑張って、冥途の土産でさ、フィリピン同級会を遣って呉や。みんな喜ぶぞ。」

　夢から覚めて、若しかしたら、あの世に旅立ったか？？？などと、好からぬ方向で苦笑いした次第で在る。どんより曇った肌寒い空気で在る。明日は歯医者で、その帰りに米買いの予定で在るから、本日の朝飯は、飯を炊かずのスパゲティを茹でての『焼きそば風』としたのだが、失敗して、よくもまぁ、こんな不味い物を食べる人間が居る物と呆れ返った次第で在る。

　　　　　　　　　　　　恥ずかしながら、宮古島バーベキューの焼きそばより数段下の酷さで在る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　晩飯は挽回して、美味い飯と致そう。

　日、月と其れなりの運動も話も出来たから、不足無しの感で在る。其処へ持って来ての無風曇天の肌寒さで、明日は歯医者で在るから、農作業の一段落したら顔を出すとのＹの電話だった。本日は遣る気の出無い気分で在るから、顔出しを期待したい処だが、世の中、自分の都合で進む訳でも無い。気分の乗らない時は、ラジオをＢＧＭに、省エネで寝床読書をするしか在るまい。今朝は初のカッコウの声聴きで在ったが、今年は天候不順のサイクルらしい。

　コロナ、ウクライナ戦争、天候不順と困った世界年が、このまま続くのかも知れない。いずれにしても、世界の政治、経済、人の暮らしにとって、時代の転換期を示す現象なのだろう。

　　　　　さて、うたた寝しても風邪回避の寝床に戻って、少し読み進めをして置くと致そう。