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長駄文館・・・今季初のジャムの瓶詰め為り。

                今季初のジャムの瓶詰とした為り。(5/26/22)
 夕刻のパラパラの雨は、地面を濡らすまでには至らなかった。備えとして沢庵の丸干し中のザルを廊下に取り込んで居たので、起床と同時に充満する臭気抜きに全戸開放で在る。曇天の態で在るが、今日一杯干せば、保存の効く珍味・沢庵の丸干しの完成で在る。

 庭降りをすれば、意識的に植えた訳では無いが、今を盛りとする芍薬の並びが、白、薄ピンク、紅の並びで、好いコントラストを呈して居るから面白い結果で在る。

 自然とは好くした物で、ツツジが終われば、サツキが咲き始める。アヤメにカキツバタ、梅雨の中断が在って、梅雨が開ければグラジオラス、ユリが咲き、地面にはマツバボタンが花を咲かせる。アゲハが飛び、セミが羽化して、熱気、暑気を攪拌するセミの鳴き声が満ちる。熊男は夏の友・キリギリス捕獲に行き、キュウリ、トマト、削り節を餌に、四畳半、廊下、小部屋に置き、庭に放して、ご近所さん回遊をさせる。

 ニラから葉野菜、セリ、ミツバの香の物、インゲン、キュウリ、トマトと、独り暮らしの食卓の青物添えには、運動兼息抜き、食べて好しの便利・重宝な家庭菜園スペースの愉しみとする処で在る。

 日本の世界史では西洋史と東洋史の二本柱構成で在るから、東洋史は中国主体の歴史観で在る。然しながら世界史を通読して行けば、一治一乱の易姓革命とやらの北方騎馬民族・華北・華中・華南の攻守入り乱れる『スクラップ&ビルドの覇権の場』と云うのが、何千年来繰り返されて来た中国の歴史絵巻で在る。

 火薬・火砲が戦争の勝敗を分ける以前は、騎馬民族の機動性が勝敗を決して来た経緯が在るから、ユーラシア大陸の中央部が世界史を駆動する爆発的震源地の役割を演じて来た。その雄が、ジンギスカンを祖とするモンゴル帝国で在る。草原モンゴルの騎馬軍事力・農耕世界の中国の富・商業帝国イスラム商人の陸・海の商業流通ネットの三位一体で史上初の世界帝国を構築したモンゴル帝国で在る。
 世界史通読の回数をこなして行けば、西洋史・東洋史の記述の合間に埋没して居る東西に震源を発し続けて居た中央アジア、東西8000kmの大草原を90日で走破した草原の道、オアシスの道、120日を要したイスラム商人の海のシルクロードの世界史大動脈がユーラシア大陸の人・物・情報・富の東西往路の姿が観えて来る。

 ジンギスカンの軍隊は、遊牧民のモンゴル・トルコ混成隊で在る。各種の肉料理、麺、蒸留酒、香辛料理などの譜系は、チムール、ムガール、オスマントルコのルーツにも為って居るのだろう。

 聞きかじり、読みかじり、知り齧りだけの他力本願知識に断片に終始して仕舞えば、付和雷同の、それは所詮、『他人軸』で在る。
 然しながら、何事も辛抱を以って、長時間を要す最初から最後までの通し読みの辛抱を重ねる内に、自力本願の『自分軸』が形に為って来る道呈で在る。

 宗教を採って観ても、ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、ギリシャ正教、イスラム教、バラモン教、仏教、ジャイナ教、マニ教、ヒンズー教、儒教、日本神道・・・etcの比較考慮をして見るのも、世界史の一断面で在る。

 華北の孔子儒教、華中華南の無為自然の老荘思想に端を発する道教、儒教の孟子性善説・旬子の性悪説、性悪説からの法家思想。儒教の礼と韓非子の法家の刑罰の二輪統治・文官中央集権制、郡県制(中央集権)・郡国制(地方分権)、
 王侯将相、いずくんぞ、種在らんや。(陳勝の乱)上品に寒門無く、下品に盛族無し。(漢代の門閥政治)門下生天子・国策国老(唐代の政治)、天子の門下生(南宋代の政治)

          加えて、漢・唐・明の時代は特に宦官の横行・横暴が著しかったそうな。
 学問・知識で飯を食べて居る訳では無いから、一々、細微の論証事には然程の興味は起こらないが、勝者のプロタガンダ正史よりも、民間稗史(はいし)と云うべき『諺』に注目して、納得したり、合点の膝叩きをして、その当時の歴史背景を想像するのも歴史の整合性の一環と云う物でも在る。

 日本史で云えば、『信長が搗いて、秀吉が丸めて、家康が喰らった。』などの歴史描写は、ペルシャ戦争のマラトンの戦い報告の『見た、勝った。』の金字塔に値するでは無いか。

 現代の赤い征服王朝の中狂国も御多聞に漏れず、旧態依然とした征服王朝正史とやらで、プロタガンダ報道史を連呼して、一党独裁の統制政治の真っ最中で在る。律令国家とは耳障りは好いが、支配する者と支配される者の二分化された世界が中国史で在り、本々、民不在の権力構造で在るから、そもそもが民法不在の構造で在る。

 因みに律は刑法にして、令は行政法の事で在る。都市の城壁は、支配民で在る民を城壁内に閉じ込め、朝に成れば農耕をさせ、有事の際には徴兵とする『民の徹底支配策』だったそうで在る。それが刑罰、官僚統治の律令・租庸調の本態だったそうな。

 IT先進国の現中狂国は、堅固な城壁に依る民衆囲い込みを、IT囲い込みに編じて、租庸調策としては有事に際しての国民総動員法に応じて、海外居住者をも工作員・戦闘員として徴するので在るから、中狂国なので在る。

 ★習近平の一帯一路は、世界に張り巡らせる工作拠点と云うのが、世界史を観る目線と云う物で在る。

 さてさて、この位にして、朝採りした苺に火入れをして砂糖を投入して今季スタートの野苺ジャムの瓶詰と致しましょうかね。


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