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長駄文館・・・へへへ為り。

                       へへへ為り。(6/11/22)
  マンネリの変らぬ日々の流れでは在るが、其れなりに思い掛けない事も訪れる物で在る。昨日は息抜きに私道の目立つ草抜きをして居ると、元気で若いなぁの声が掛かる。誰だろと振り返れば、東隣の亡長兄の中高、警視庁時代の大親友さん御主人さんで在る。

 二人はお隣同士の親友にしてライバルの仲だったからして、何かと思い出話の中には高校受験時代の話が出て来て、『あの野郎、未だ勉強して居る、俺も負けられん。』と、二人ともライバル心を燃やし、警視庁時代も昇進試験に励んで、幹部に昇進した元警察署長さんで在る。兎に角、高校の男子番から高の先輩さんで在るから、気風が共通して居る。長兄は身体が大きいから柔道、先輩さんは柔道では敵わないから、剣道の道に進んで、今も続けて居て、剣道七段、居合い道の師範との由。

 従って、私にとっては先輩&兄の様な存在で在る。普段は東京に住んで居るから、長男の役目で、正月、五月の連休、お盆と現在空家と為って居る親の家に帰って来る。同じ町会に住んで居る妹さんが、実家の手入れをして居る。
 親父さんは満州での憲兵さんで在ったから、中々の豪傑さんで在った。私の所は、男兄弟5人の母子家庭で在る。皆、体格が好くて思春期は家庭内でも兄弟喧嘩の突風が吹き捲って居た物で在る。中学、高校とも為れば、母親が興奮し切った兄弟喧嘩を制止する事は完全に不可能の態で在る。そんな時は、お隣の親父さんに助けを求めに走るので在る。

           「こらっ、キサマら、何を遣ってるか!! 止めんか、馬鹿垂れ!!」

 いや、修羅場を潜って来た元憲兵さんは、迫力と腕力が在った。おろおろと泣く母親と、割って仁王立ちする『助っ人親父』の男の気迫の迫力たるや、丸で映画の世界の様で在った。昭和の好い時代が、其処には『凛』として在った。そんな次第で、親父さんは尊敬する大人で在った。

 そんなお付き合いの在る先輩さんなので、距離が近しい気持ちが通じ合うので在ろう。剣道、居合い抜き、日本刀、歴史と立ち話が弾んで、刀を持って来ての専門的に為って来る。成る程、この位の専門知識が無いと、剣道、居合い抜きの指導が出来ないのだろう。

 8つ下の後輩ながら、長兄と話して居る感覚なので、私も世界史関連の話を振って見ると、猿人、原人、旧人、新人辺りの原人以後の出現が氷河期に当たる共通項から、進化は気候変動と云う過酷さを克服して初めて生ずるの自然淘汰感を引き合いに出して、今コロナ禍の歴史の変わり目に登場するのが人類史に於ける疫病史観を言うと、流石に教養人で在る。
ニコニコとして、ネアンデルタール人の分厚い単行本を持って来て、俺も歳で、終活だから、遣るよの段と為って仕舞った。

     いやはや、ちょっとした立ち話が内容の濃い話に発展して、嬉しかった次第で在る。

 私もネアンデルタール人の本を持って居るので、本は違っても内容には然程の差は無いだろうの感で早速、読み始めた次第で在る。
 分厚い、真っ更な本で翻訳本で在る。小説風仕立ての本で、私にも其れなりの雑学知識が在るので、学問的核心部分に到達したい願望からは、回り道の感がするのだが、此処は耐性を発揮するしか無さそうで在る。

 本の構成は、雪男に就いての同手法の本を読んだ事が在るが、そんな感じの小説本の体裁らしい。私の性向からすると、要素分析を主体とするジャンル選択をして仕舞うので、文章を読んで推理に参加するジャンルの本は、小説嫌いの私としては耐性の証本と為りそうで在る。

 そんな次第で、ワンクッション空いた仕舞ったので、読書の息抜きにパン屋の女同級生のクローズが気掛かりだったので、様子見に空振りを想定して、車でジャム届けに行く事にした。オープンして居たのでホッとした。

 入ると息子さんが店に居る。『息子は母親に似る』と居ると言われるだけ在って、スマートだった頃の彼女の面影で在る。

「お母ぁちゃんは?、顔見に来たんだれど。」
「今、外出してます。」
「あっ、そう。この前さ、これ持って来たんだけど、暫く休業の貼り紙が在ったから、具合でも悪いのかなって、気に為っちゃったんだけどさ。」
「孫が具合悪くて、ちょっと休んでたんですけど、至って元気で遣ってますよ。」
「ああ、そう。安心したわ。」

        さてさて、美人さんの顔は見れなかったが、元気で何よりで在る。

 帰って本の続きを読んで居ると、倅からの電話で在る。明日行くから、飯は食べに行くか、買って来て食べるかとの事。家で好いだろうと応えると、昼飯は食べるなとの由。私の日常はブログで知って居るから、親倅で在るから心配不要の関係で在る。

        もう一度、電話が在って下チビの幼稚園行事で、日曜日に変更との由。

 明けて、愚図愚図お天気さんは、夜の雨を庭サンダルに溜めて居る。洗濯物を外に出しての、モーニングコーヒーと煙草の一服をして、庭降りとする。どんよりと曇った朝で在る。ラジオ体操後のラジオを聴けば、養老猛先生のお話で在る。私は先生のファンの一人で在るから、今日は幸先の好い話が聴けた次第で在る。マンネリ日常で在っても、偶にはこんな風に好事が訪れて呉れるのは、有難い事では無いか。へへへ為り。

 パッとし無い曇天の進みで在るが、物は考え様で在る。飯も炊けて居るし、本日分ブログもこれで終了として、飯後は国民の歴史からネアンデルタール人の読み進め日とするべしの、天の思し召しと云った処なのだろう。

 飯を食べようとして居ると、月曜日のボランティアの打ち合わせに、Sがコンビニでコーヒーを買って来るとの由。左様で御座るかで、来るまでの間を苺採りとする。そんな中断が入って、飯後は買って来た小瓶4本に、熱々のジャムを瓶詰として、読書タイムに移行する。後書きを含めて500頁の単行本で在る。目下正午半で在る。130頁頃に差し掛かって、漸くの面白さと為って来た。

 先輩さんは職業柄、こう云った推理小説風読み物が好きなのだろうが、私は硬調な隙の無い論文的な文章が好きなので、文章、雰囲気を楽しむ読み方の出来ない性質で在るから、我慢我慢の耐性修行の様な物で在るから、文学体質で無い事が良く解る次第で在る。小説の世界を楽しむ事の出来ない体質には、如何しても小説世界は荷が重い物で在る。

 さてさて、息抜きに台所遊びをした処で、本日は読書日とすると致そう。人間何事も、根気が必要で在る。とほほ。


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