長駄文館・・・独り暮らし、吾が役割は。

　　　　　　　　　　　　　　　　　吾が独り暮らしの役目は・・・為り。（6/20/22）
　今朝は、班長さん達による河川敷清掃日で在る。一斉清掃と違って人数が少ないから、静かな人の気配がするだけで在る。昨夜は大作203高地を観て、あおい輝彦さんの演技に感涙しての夜更かしと為って仕舞った。明るい日差しに、寝ても居られずに起床とする。

　苺ジャム作りは完了したから、苺の残りは、摘んでの生食とする。雑草の伸びに、引き抜きをしての庭観察のお時間とする。べんり菜、シュンギクの二期撒き種からは、ポツポツト発芽が見える。

　後でインゲンの初採りをするとして、小玉スイカとプリンスメロンの小さな黄花が柔らかく日を浴びて居る様は、何処となくホッとする朝の静寂で在る。花も菜園もど素人で在る。蔓ありインゲンのモロッコの蔓は横にも伸びると思って居たのだが、蔓は横では無く上に伸びる植生と云う事に、初めて気付いた次第で在る。何時お呼びが掛かっても、文句の言えない古希坂住人ながら、知らない事ばかりで、人間とは経験し無いと『不知の塊』で在る。

　　　　　　然しながら、柵から解放されての土、植物達との対面は、実に自然で好い次第で在る。

　採り残した青山椒実が目に付く。無駄には出来ないから、朝のウォーミングアップに採る事にする。採り始めると、結構在る物で在る。冷凍ストックは充分在るからして、弟用にペットボトルに入れて醤油を満たして、香醤油を作って置くと致そうで、それには数が少ないので、道路際の木で真面目採りとする。

　　　　廊下でモーニングコーヒー&煙草吸いをしながら、葉、軸外しのチマチマタイムとする。

　水洗いをして、塩を入れて軽く下茹でをして、流水に浸けて、暫くエグみと痺れの辛味取りをして、水気を取っての、使い勝手の好さを考えて、ペットボトルに青山椒実を落として行く。醤油が無く為れば継ぎ足しをして行けば、長く香り醤油が愉しめる。これは、私の経験知で在る。弟は濃い目の好きな舌で在るから。冷凍山椒実を追加して、500mlのペットボトルに醤油を満たしてキャプとする。浮力で浮き上がった山椒実が沈下して行けば、使用可で在る。
　　　　　　　　　　　何しろ、青山椒実は、ジャパニーズ・スパイスと云われて居るそうな。
　女は人生のスパイスなんて、名言が在るが、お互い古希坂住人とも為れば、矢張りスパイスは舌で味わい愉しむ物で在ろう。

　　　　　　　　　　　　　ネット検索をすると、山椒実の効能は以下の通りで在った。
　胸苦しさの緩和。食欲増進。冷え性の改善。便秘解消。心臓病・動脈硬化などの生活習慣病の予防。抗鬱効果。

　この頃、思う事では在るが、私の遣って居る事は、如何やら『実家の味の配り役』らしい。古い家に独り住んで、母親、婆ちゃんの守って来た雰囲気を維持して、庭の生り物の苺、梅、柿を収穫して、苺ジャム、梅干し、吊るし柿、山菜の蕗、ウド、沢庵漬けを作って、実家の味を再現して身内に配る。そんな役柄が『私には課せられて居る』と、苦笑して居る次第で在る。

　こんな風に考えられるには、歳を取らないと分かって来ない物で在るから、人生とは、中々に一丁前には為れないと云う事なので在ろうか。へへへ。

　こんな行を打って居ると、廊下にSの姿で在る。PCをOFFとして、六畳戯画廊で暫しの同級生の息抜きタイムとして来る。

　今日は３０℃超えとの由で、午後タイムは暑く成りそうで在る。やれやれ為り。さて、朝飯と致しまする。

　食後は、何をするかで在る。そう云えば酒好きのブロンソンさんが、今年は梅が生らなかったと云うと、『寂しそうな顔』で在った。目下、ニワウメが熟して実こそ小さいがほんのりとした甘味で在る。ニワウメ（ユスラウメ）の名が付いて居るので在るから、梅と同種で在ろう。捨て置けば落下して土に還元する運命で在る。果実酒にすれば、上品な赤色果実酒と為ろう。瓶と氷砂糖、焼酎を買いに行く。既に真夏の暑さで在るから、老体を労わって車で行く事にする。

　4L瓶に奇麗に収まって、ブロンソンさん、Yにとって、梅酒の替わりが出来たと云う物で在る。味見をして、行ける口なら、来年からは配り物のレパートリーが一つ追加される訳で在る。アハハ。