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長駄文館・・・雨降らずの暑さ為り。

                  雨は降らずの暑さ為り。(6/22/22)
 5時在るか。起きるかで障子を開ければ、雨は降らなかった庭で在る。朝アイドリングの採り物が無く成って仕舞ったので、早朝散歩をして来ると致そうかで、土手道を周回して来る。S大の通用門辺りに来ると、路上に何かが在る。猫の轢死体かな、それにしては少し形状が違う。朝から見たくない物が、転がって居るでは無いか。口から血の出して居る死体は、マルマルと大きなハクビシンで在った。何年かに一度は、ハクビシンの死体に遭遇する。一応、有害獣とされて居るから、人間にとっては、その轢死体は幸いと云って好かろう。

 本日は午前中の雨予報とやらで、雨が降ったら顔を出すと云って居たYでは在るが、残念ながら農作業日の一日と為ろう。家に戻って、苺の残りを採る。梅が一つ生って居るでは無いか。貴重品で在る。ニワウメの果実酒の中に、苺、梅も入れて、今年はミックス果実酒はどんな塩梅に成る物やら・・・何事も遣って見なければ解らない。

 小部屋定位置でのモーニングコーヒーと煙草の一服を付ける。来庭の止ま木の松の枝葉の剪定を、見よう見真似で昨日カットして見た。そんなスッキリ感と睡蓮鉢の大洗浄と水草も整理して入れて在るから、内外ともにスッキリ感が在る。

 ラジオを聴いて居ると、昨日が夏至だったとの事。左様で在るか、お天道さんの運行からすると、一年の折り返し点を通過したと云う事で在るか。一介の底辺貧民の古希坂爺の身で在るから、進歩など思いもしないが、今年も早や折り返し点を通過して、月日の呆気無く過ぎる様には困った次第で在る。

 メイン本を進めて居ると、物忘れにはほとほと情けなく成るが、歴史単語を確実に覚えて行く類の受験勉強では無いので、今まで頭に浮かんで来なかった記述に、想いが止まる箇所が何か所も出て来て、繋がった、繋がったの発見が出て来る。漢字が典型で在るが、表意文字と表音文字の両方に注目して、万葉カナで表音部分を大和言葉に宛てた用法から始まって、ヲコトテンで漢文の訓読み法を開発した日本人。そして漢字と平仮名、カタカナを使って表意文字漢字の特性を見事に日本語の中に、文体として確立して行った日本人の頭の好さ、器用さは正にノーベル賞もので在る。
 
 文字と云えば最初は絵文字⇒象形文字⇒漢字・・・表音文字(平仮名・カタカナ、ハングル文字)、絵文字⇒象形文字⇒線文字⇒アルファベット(表音文字)と難しい表意・象形文字から50音の音声文字化されて、文字は皆の者に為る。

 古代エジプトには神聖文字、神官文字、民生文字の三種類が普及して居たと云う。連想ゲーム的に云えば神聖文字を旧書体の漢字、簡略型の当用漢字、平仮名・カタカナ文字を、其々古典漢字、当用漢字+仮名、音声文字の平仮名・カタカナに置き替えれば、頭の大雑把整理とも為ろうか。

         シュメール人の発明した楔形文字も最初は象形文字=表意文字だったそうな。

 地中海を挟んだ世界では,『文明はオリエントから』の言葉通りに、メソポタミア文明、エーゲ海文明、エジプト文明は統合化の方向に進んで、フェニキア・アルファベット⇒ギリシャ・アルファベット⇒ローマ・アルファベットと進んだ由。
 ギリシァ・アルファベット時では、子音のみだった物が、ローマ時で母音が加わって、ほぼ現代アルファベットに為ったそうな。

 エーゲ文明の前半はクレタ島を中心とした人種不詳のクレタ人の線文字Aは、その後のギリシア人のミケーネ文明に滅ぼされたとの由。
 彼等は先住文明の線文字Aを真似て、線文字Bを使用して居た。線文字は表音文字で在るからして、それが古代ギリシア語と云う事が判明して、解読に成功して、古代ギリシャの社会が鮮明化されたと云う経緯が在る。
 先住文明の残した線文字Aは何語で書かれて居るか判明し無いので、未だに『人種不詳』なので在る。楔文字の発明者シュメール人も何語か判明し無いので、人種不詳の記述がされて居る次第で在る。

            斯様にして表意文字と表音文字の乖離は歴然なので在る。

 人類史上、表意文字と表音文字を見事に融合した文化は日本しか無いと思われる次第で在る。教科書の資料では蒙古のパスタ文字、契丹文字、ベトナム文字など、漢字を恰も音合わせで使用した『万葉かな表記の同根性為る物』が載って居る。
それが、漢数字との比較で載せられて居る。十進法なので在るから、本来数、単位の概念が在れば、十進法の位が進むだけの繰り返し表記に為る筈なのだが、如何も十進法概念が理解されて居ない様で在る。

 表意では無く表音表記に頭が占領されて居る感じがして、表意の世界と表音の世界は、現代で云えば、漢字を捨てたハングル国家の朝鮮半島気質を引き合いに考えて仕舞う次第でも在る。

 古代の大激震期は小アジアに興った馬戦車に鉄器の『ヒッタイトの登場』で在る。ヒッタイトの末裔と考えられる史上初の遊牧騎馬民族が南ロシアのスキタイで在る。南のサルマタイ、東の匈奴は鉄器と騎馬戦で古代の旧勢力を薙ぎ倒して行く一大勢力と為って行く。一方農耕世界では鉄器の導入で開拓、開墾と生産力が向上して商業が発達して行く。石器時代⇒青銅器時代⇒鉄器時代の大きな時代区分が在るそうだが、馬、船が齎した時代の漕ぎ装置が真に面白い。15Cの大航海時代以上の陸路に展開された新勢力印欧語族の持ち込んだ馬と鉄器は凄まじい程の破壊力が在ったと想像出来る次第で在る。

 遺憾いかん・・・。これ以上、打ち進んで仕舞うと調子に乗って仕舞うので、何時かに回すとして、ライフワークとしての世界史との対話は、呆け防止には好い物を気付かせて呉れる装置と云う物で在る。

 先程、Yから電話が在って、5時からの農作業でオーバーワークで在るから、午後顔を出しに来るとの由。炎天下の農作業は無理は禁物で在る。へへへ。

   私も息抜きに少し、庭仕事をして汗を掻いて島ったから、汗流しの風呂として置くと致そうか。


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