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長駄文館・・・朗報知り、目出度し為り。

                 朗報知り、目出度し為り。(7/6/22)
 今年は、何か変な具合で在る。キリギリスの鳴きも少ない。こりぁ堪らん暑さが続いたと思ったら、雨、雨の連続で在る。本日は雨の止んだ無風曇天の朝で在るが、お天道さんのお目覚めは期待出来無い感じで在る。

 庭サンダルの雨溜まりを払って、大きく成り過ぎたキュウリを一本採って、ミニトマト一つを摘んで口に入れる。それにしても憎らしい程の雑草の旺盛さで在る。少し引き抜いて見た物の、ギブアップとする。

 おやおや、キノコでは無いか。近付いて見れば去年と同じキノコで、見た目、匂いともに食べて見たいと思うが、知ら無いキノコで在るから、パスとする。

 土手から川の様子を見れば、水量を回復して葦の覆われた川原に、やれやれ感満載の河川敷の草丈の伸びを呈して居る。草は生い茂れども、今年も、蛍は発生し無かった寂しさで在る。

 朝食後、ブログを見に行くと、嬉しい連絡が入って居た。終活宣言をして、ピタリと毎日更新して居たブログを閉じて、沙汰止みと為って仕舞った年長のご婦人が居られた。親交の深かった大阪のご婦人から、姐御さんから連絡が入ったとの朗報が入って居た。

 人其々の思いの中で、歳重ねをして行くのが、人生で在る。人様の選択肢には距離を置かねば、『大人の嗜みと云う枠』から逸脱して仕舞う。

 短いコメントで在ったから、仔細は分らないが、無事で生きて居られて、涙が零れたとの文面に、私も胸が熱く為った次第で在る。

 雲間にお天道さんが差して来て、四畳半のキリギリスは鳴かぬが、小部屋、廊下のキリギリス達が、間隔を開けぬギース、ギースの鳴き交わしを開始して来た。

 朗報を頂戴して、キリギリス達の喜びの競演と為れば、じっとして居るのは、憚られる次第で在る。草欠きと剪定鋏を持って、六畳からの百日紅周辺の生い茂った雑草退治とする。この数日の雨を吸った地面に根を広げた雑草欠きをして居ると、大きなドバミミズがニョロニョロと這いずり回る。川にヤマメが復活して居れば、格好の餌と為るのだが、ヤマメの居ない流れで在るから、土を耕して貰うしか無い。

 昨日の小林旭ユーチューブで、良い事を頂戴した。如何しても映画スター、映画監督と云うと別世界の人と考えて仕舞うが、ニューフェースとして映画会社に採用されると云うのは、将来の幹部候補生として入社する構図なのだと云う。

 会社組織には製造、販売、営業、資材、会計、総務・・・etcの各部門から会社組織は構成されて居るので在るから、飛ぶ鳥を落とす『一発千金』も、普通に考えれば、時代の寵児映画産業の表看板スターの入社試験なので在るから、入社試験のハードルは単に外観だけでは無かった筈で在る。
 映画の大組みは監督、脚本、俳優、カメラ、編集、宣伝営業で在るから、採用試験では或る意味、同列の部門部門の採点基準と採用枠が在ったのは、企業体を考えれば常識と為るのだが、映画宣伝の目玉が如何しても、監督、主役に誘導されて、『雲上人の煌びやかさ』に誘導されて仕舞う。

 東映・日活・松竹・東宝・大映と映画五社を代表する監督・男優・女優達は其々が、バックに会社を背負って立つ存在で在る。映画全盛期の各映画会社のスターさん達は、会社の躾が行き届いていて、其々の『社風』と云う物が伝わって来た物で在る。

 芸能界と云うスターの一攫千金を狙うギラギラした俳優陣の戦いに目を奪われ勝ちでは在るが、看板スター達を野球の3番、 4番打者の重圧を考えれば、並み大抵の努力では無かった筈で在る。
 そんな風雪を耐えて来た花のスター街道の50年を語る言葉と表情は、矢張り日本映画界の社長、重役としての幹部候補生教育を受けて、自らの道を開拓、追い求めて来た人間的魅力に溢れて居る。

 嘗て、東映には重役スターの片岡知恵蔵、市川歌右衛門さんが君臨して居たのも、頷ける次第でも在る。

 旭さんと名コンビを組んだ宍戸錠さんの映画で見るニヒルさとニューフェイスの先輩、後輩の立場で、錠さんが後輩旭さんを持ち上げても、後輩旭さんが先輩錠さんに一目置いて立てる姿は、矢張り一流企業の先輩後輩の付き合いを感じさせる。映画では会社の方針に従って、役を演じて居ても、根底には社員の一員としての教育と躾が為されて居る。

 そんな老舗の日活の社風にして、幹部候補生教育・躾の一端を醸し出して居る辺りが何とも日本人らしい仕事仲間のスターさん達で在る。

 こんな派生物もコロナ禍の一面なのかも知れぬ。こんな日々を過ごして居る次第で在るから、下ら無ぇ、よくそんな暇が在るもんだと蔑笑されて仕舞うが、これも諸々の価値観の違いで仕方の無い次第で在る。正午も過ぎれば、雲間の太陽ながら、暑く成って参りました。汗ばむ肌に、やれやれの時間帯入りで在りまする。へへへ。





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