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長駄文館・・・明日は、ボランティア草刈為り。

                 明日は、ボランティア草刈為り。(7/24/22)
 一泊二日の白骨温泉の休養が終わり、緑の山道を下りて、帰宅とする。籠った熱気を全戸開放して空気の総入れ替えとして、私はキッチン鋏を持って来て、開花前のカサブランカ、鬼ユリをバッサリ切って、廊下の弟に手渡す。蜘蛛の糸、下の葉を取って親方に渡し、それを旅館で貰って来た新聞紙に包む。Sさんの仏前、親方の住まいに活けるのに分量の不足は無い、

 親方の土産は梅干し、庭の青山椒実の冷凍もの、古沢庵の丸干し5本。弟には梅シロップ、赤紫蘇液のセットペットボトルと梅干しタッパとする。

 親方にはSの絵を好く特徴を捉えて描けて居ると満足され、3枚の絵を閉じ込んだSさん関連のブログ記事も夕食後の部屋で読んで、ネット検索をして手帳に書き込んで置いたとの由。弟は食事のワインが利いて、日頃の疲れが一気に出たとのリラックス熟睡と為り、隣部屋の親方は初めての私との会話で、深夜一時までの有意義な言葉のキャッチボールが出来て、楽しかったとの事。

 70代一卵性兄弟の2ショットのツーカーの話の内容は、本当に仲の好い兄弟の関係で見て、聞いて居るだけで羨ましいの雰囲気との由で在る。知れば知る程に、最高・最強のコンビネーションの様との事。

 兄弟水入らずのリラックスタイムだったらしく、弟の爆睡振りは絵に為って居た。それだけに、マグロ人間の肩に伸し掛かる重圧、ストレスは半端で無い証拠で在る。

 男子番から高二本線のOBで、老舗旅館にして最大旅館の社長とは二っ違い、その社長と弟は2つ違いの関係で在る。気の合った先輩後輩の50年、60年築き上げて来た信頼関係は、その醸し出す雰囲気が『一幅の絵』に相当する。

 父親が早逝して仕舞った男兄弟の4番目、5番目の育ちで在るから、妖怪様の背中を見て育って来た兄弟で在る。自由放任の家庭環境では在ったが、人品の基準は女手一つで育てて呉れた『無言の背中』に凝縮されて居た。
 下二人は、番犬Sの下に置かれて居た幼少時で在る。馬鹿を躾ける為には、物差し、埃叩き、長柄の箒で在った。二人とも幼く母ぁちゃん子で在ったから、あの時、その時の思い出話をさせたら、脳裏に蘇るガッタ坊主の日々で在る。

 そんな妖怪様の存在は、現在も鮮明に健在で在る。『故郷の山に向かいて、言う事無し。有難き哉』いやはや、何周遅れかは分らぬが、私も妖怪様の後追いをして居る次第で在る。


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