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世界史備忘録・・・訓えの根幹に在る違い。

                 世界史備忘録・・・訓えの根幹に在る違い

 日本神道・・・古神道は縄文時代から。万物に神が宿る。自然・自然現象は自然と神の一体化と見做して、森羅万象の理の中での自然共存・自然の一部、一員として人間存在を考える。民俗信仰・自然信仰・祖霊信仰、国家神道などが在る。
 そして自分の内にも神が居る。外に神を作らなかった事で、自分の神が尊敬される為には、相手の神も尊敬しなければならない。⇒自他に対する客観視。他者許容の世界観・人生観⇒習合文化の土壌。神社のご神体は鏡で在り、その鏡は自分の姿と出会う神聖な場所と考える。⇒自己神=良心神で在る。
 自分の行いを反省して、禊と祓いをする事で、魂の浄化とエネルギー源として、宇宙の森羅万象の理の中に生きるとする自然観・人間行動観。←ウパニシャド哲学の梵我一如との比較。

 忘八者・・・儒教の訓え。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌を忘れた碌で無しの意味。
 ※周の血縁的封建社会の宗法を理想の徳治政体とした孔子の考え方。中国統治法・・・官学=儒教、民支配=刑法、民間思想=道教。
                        明代六諭
1、父母に孝順なれ。2、長上を尊敬せよ。3、郷里に和睦せよ。4、子孫を教訓せよ。5、生理(職業)に安ぜよ。6、非為を為す勿れ。⇒明治の教育勅語の参考へ。

                    仏教の八正道。
                正見・・・正しい物の見方。
                正思惟・・・正しい考え方。
                正語・・・正しい言葉遣いをする事。
                正業・・・正しい行いをする事。
                正命・・・正しい生活を送る事。
                正精進・・・正しい道に向かって正しい努力をする事。
                正念・・・正しい意志・信念を持つ事。
                正定・・・正見、正念、孝行を胸に正しい座禅を行う事。

 偏らない事を仏教語では中道と表現する。八正道は、出家者では無く在家の信者がこの生活を送れば、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の生活を送る事が出来ると説く。

※バラモン教の祭式偏重主義に陥った宗教改革での内性的ウパニシャド哲学の煩悩解脱の釈迦道。出家は小乗仏教、在家は大乗仏教。印度ではヒンズー教に没する。

                      モーゼ十戒
                 1、主が唯一の神である事。
                 2、神の偶像を作っては為らない事。
                 3、神の名をみだりに唱えては為らない事。
                 4、安息日を守る事。
                 5、父母を敬う事。
                 6、殺人をしては為らない事。
                 7、姦淫をしては為らない事。
                 8、盗んでは為らない事。
                 9、隣人について偽証をしては為らない事。
                 10、隣人の家や財産を貪っては為らない事。

※出エジプトでモーゼが神から授かった十戒の内容。厳格さ故に、異端追放、異端裁判を繰り返し、カソリック、プロテスタント、ギリシャ正教の分派の歴史を刻む。

★インドの仏教観に共通する梵我一如に根底に通底する物が在って、仏教と神道は混淆(こんこう)の習合文化を創って来た経緯が在る。
 然しながら印欧語族のアーリア人が入印して現地人を征服してのバラモン教下で支配体制の象徴バラモンカースト制に於ける、バラモン神官の祭祀至上主義の弊害に、人間の内面重視の宗教改革・ウパニシャド哲学は、飽く迄支配者層の宗教改革運動として観た方が、理解し易い。
 従ってその梵我一如観も、エリート層の宗教哲学と観るべきで、日本神道の自然観、死生観を内包した全てに神々が宿り、全てが連結連動して現れる森羅万象観とは人為的思考が入らない処が、支配者と被支配者の典型・奴隷制度を持たなかった良心教としての日本神道の特異性の様に思われる。

 人間、何事も人為が過ぎると、儒教八柱、仏教八正道に加えて、八が十に為って仕舞い、その内の三つが神に就いてで在る。縄文以来の日本神道の有難みをつくづくと幸運と感じる次第で在る。


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