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長駄文館・・・家族・故郷の歌・兄弟話為り。

                 家族、故郷の歌、兄弟話為り。(8/23/22)
 昨日は程好い疲れと、実地調査をして確認の為に顔を出して呉れた有難さに満足して早目の疲れと満足寝で在ったから、好く寝たで目覚めれば3時で在る。3時台は日本の歌で在るから、それを聴くと致そうかで定位置の小部屋入りとする。

「いぁ~、ツーカーで、お前さん、頭が好いねぇ。」
「馬鹿にして、同じじゃ無いか。この位の事を現場調査しとか無きゃぁ、兄貴の代理は務まらんわね。これで保険屋の○○君にアドバイスを受けて置くよ。結論は同じ方向だと思うけどさ。」
「おっ、そうか。悪いな。それで、この件は一件落着だわ。」
「電話の声が、不機嫌でさ。一発でイライラしてるって感じだった。嗚呼、かわいそうに。頭が切れる過ぎるから、きっと凄い顔してるんだろな直感でさ。俺の方も、用事が在ったから、帰りに愚痴溢しに寄ろうと思ってたから、丁度好かったさ。」
「おっ、そうか。二人だとさ、こんな案件は暗算で済むんだけどさ。困ったもんさね。」

「処で、9月に入ったら、リベンジで神津島に連れて行くからな。」
「あれ、今年は中止だったんじゃ無いか。」

「Sさんとの約束で、散骨が在るじゃ無いか。」
「あっそうか。そう云う事か。しょ~無いな。分かった行くわ。」
「それと10月はポンツーで、中禅寺湖の紅葉会が在るから、民宿頼んで置くからな。」
「おっ、分かった。」

 中禅寺湖の設置した事務所用のプレハブは、景観を害するとの由で、クレームが付いて撤去の段で在ったので、横須賀のHちゃんの処から、ヨットを貰って来て、事務所兼宿舎とすべくエンジンの取り外しなどをして貰って居るとの由。

        ベットも3つ在って、使い勝手が好いとの事で、『兄弟宿舎』とするらしい。

 横須賀に行けば、クルーザーが宿舎で、中禅寺湖に行けばヨットが宿舎と為って、松本組、横須賀組、佐渡組達の海仲間の拠点が出来ると云う物で在る。

    何か知らない内に、引っ込み思案の私も主要メンバー入りをさせられて居る次第で在る。

 目下、嵌って居る関野吉晴さんの人類伝播の逆コース南米南端から北米、ベーリング海海峡を渡り、ユーラシア大陸を自転車で走破してアフリカ大地溝の父と手を繋ぐ子、その後に続く母親の足跡化石が埋まる地へグレートジャーニーの足掛け10年、5万キロの映像を見て居るので、その話を紹介する。

「河、海峡をカヌー・カヤックで渡り、徒歩で山脈超え、道路は自転車、冬の北極圏は犬橇、蒙古高原は馬、タクラマカン砂漠はフタコブラクダで、兎に角、人力、人力、その所所の現地の人の中に交わって、親交を深めて行く。日本で稼いで、旅の費用に充てる。好い雰囲気を持った人でさ。穏やかな笑顔と素直さの自然体の人でさ。
 この人は只者じゃ無いと、一発で感じ入って観て居るんだけどさ。メキシコのアステカ王国の都はチチカカ湖にパピルス種の草を積み重ねて浮き島にした都市を築いたんだけど、活字で読むよりも、映像、其処での生活は世界史の好い資料に為る。北米では故地アリゾナを取り戻す為に、暗号としてナバホ語を使うとして米に協力したナバホインディアン。スターリンのシベリア開発の犠牲に為った敗戦日本人、反対派粛清の為に送り込まれたソ連邦の強制収容所の過酷な労働は日本人の一割が犠牲と為り、ポーランドを中心にした犠牲者は1/3に当たるとの由。弱い者の埋もれた歴史への熱い心情が何とも好い。」

「魅力的な御仁で検索して見ると、一橋の法学部出身で、最初アマゾンに惹かれて学生時代から休学を続けて、7年掛けて卒業。そんなアマゾン行を繰り返して居たんだけど、未開のインディオさん達が余りに家族的で親切にして呉れるので、自分も何かお役に立てないかと思って、一念発起して医学部に入って外科医に為ったと云う経歴の持ち主でさ。」

「う~ん、分る解る。Rちゃ、その人、現地の人達、気候風土、歴史と会話してるね。」

「まぁ、そう云う事だけどさ。歳は俺より一つ下で、後年は人類文化の大学の先生をして居るって人なんだけど、自然態の素直な御人柄で、寡黙で観察力に富んだ周囲に受け容れ易い雰囲気を持った人で、勉強させて貰ってるんだわ。
彼のテーマは、家族なんだよね。文学部さんの歴史観よりも、法学部さんの歴史観は体質的に違うから、その臭いが好きなんだけどさ。
 詰まりはさ、法学部は論理学の最高峰の部分が在るから、論理は現実の差を埋め様とする『黙って、相手の話を聴くと云う観察力の待ちの姿勢』が在る。其処が好いんだよ。」

「もっと色々説明したいんだけど、そう為ると法律の専門用語が出ちゃうから、面倒だからさ。医学も臨床の積み重ねってのが、本態だから、其処には理論と観察の総合性が在るし、お前さんの仕事だって、観察して応用して、工夫してノウハウを蓄積して行く一品料理の世界だろうが。人間、五体の健康度に五感の感受性を持って、仕事に当たらないと一丁前には為れんわね。」

「人間、其々の特性、得手不得手を弁えて、手前の人生の白いキャンパスに自分の絵を描いて行くのが人生行路ってもんだからさ。当然、一人の人間の力なんて微々たる物でさ。人の助けが不可欠に為って来る。
 素直で聞く耳と仲間と一緒にすると云う協働精神さえ在れば、類は友を呼ぶで、協力者と云う人の輪が出来て、拡がって行く。色んな分野に光を放つ人が居る。好い勉強、刺激に為るもんさね。」

「相変わらず、奥が深い。俺の兄貴だ。何時も好い話をして呉れる。兄弟でこんな話が出来るのは、親から好い遺伝子を貰った事に感謝だよ。俺もさ、解り切った話に付き合わされると、イライラして来てさ、俺の聴きたいのは、その上の話だと言って遣ると、途端に目が泳いで仕舞う連中だけでさ。困ったもんさね。」

「俺なんか、気が弱いから、口が裂けても言えんぞや。へへへ。俺もそう思う。一卵性兄弟を産むなんて芸当は、妖怪様で無きぁ出来んぞや。どっちが欠けても、人生最良のステージが終わって仕舞う。これからは、自己管理がテーマだからな。死ぬなら歳の順で、俺に譲れや。」

「Rちゃ、俺達は中々しぶといから、当分大丈夫だよ。行けねぇ、行けねぇ、会社に帰るわ。」

 こんな兄弟話を思い出しながら、故郷を歌った日本の歌、心の歌を聴く。さてさて、こんな事をラジオを聴きながら打って居ると、キリギリス鳴き始めて6時で在る。煙草を一本吸って、涼しい内に二度寝をして来ると致しましょうかね。

 一寝して、スーパーも開店で在るから、炊飯器をONとして食料の買い出しに行って来る。一時暑かったが、曇天の涼しさに変わって来た。飯が炊けたら、純和風の飯として、ボランティアで滞って居た頁捲りをして、主本を読了させて置くべしで在る。


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