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長駄文館・・・青空のお天道さんの輝き為り。

               本日は、青空のお天道さんの輝き為り。(9/25/22)
 さて、起きるか。昨日は好く寝れた。モーニングコーヒー&スモーキングタイムを定位置の小部屋で始める。カレンダーと時計を見れば、日曜日の6時半に差し掛かる処で在る。朝一のラジオ体操では低血圧体質はキツイので、それが終わる頃を見計らって、ラジオONとする。エリザベス2世とエベレスト登山、英国登山協会の話が流れて居て、ほぅ、と好い話で、その紹介者が三浦雄一郎さんの御子息で在った。
 祖父・父・息子さんと三代に繋がる遺伝子と感じ、大英帝国の19Cのビクトリア女王時の栄華の世界史を連動させながら、流石に下調べが行き届いて居て好い話だった。聴きながら、これで一つ利口に為った次第で在る。

 何事も、無から有が生じる訳では無い。色んな話を聴いて自分の頭に残して置く為には、歴史を知って置くのが、頭の収め具合が好く為る物で在る。歴史は全体の流れを示し、出来事は全体の個として現れる。大きな捉え方をすれば、全体と個の関係は、歴史の脈歴で観て見ないと、脳裡に整理整頓して収納出来ない次第で在る。

 動画貼りにも流れが在って、この処の洋画貼りにはランカスター物が、幾つも出て居て、ついついクリックして仕舞う夜の部で在る。昨夜も始めて見る物が2本在って、その内の1本が、刑務所の囚人大暴動の大アクション物で、アクションスター・ランカスターの男義が炸裂する秀作で在った。

 多分、脂が乗り切って居た時期の1960年代の作品で在ろうと思われる。白黒映画で在る。カラー作品が幅を利かせて来た頃では在るが、カラー作品の膨張に、映画は白黒の凝縮にこそ、作品の集中力が在ると考える映画界の対立が併存して居た時期で在る。その時代のアクション傑作が、仏を舞台としたレジスタンとナチとの仏の命・名画の持ち出しを絶対阻止すると云う『大列車作戦』で在る。高校時代、映画館で観た。その時の大迫力に圧倒されるも、何故、カラー作品では無いのかと、ランカスターファンの私は歯ぎしりをした物で在る。

 ストーリーの善悪、枠組みも確り正義と云う物が、映画の世界には表現されて居た時代で在った。高校生と云う多感な時代に在って、アパッチ、許されざる者、ベラクルス、OK牧場の決闘、終身犯、成功の甘き報酬、旅路・・・etcと小説を読まない私は、映画で、字幕の速読とカメラの描写で感性を磨いて居た時期で在った。

 それが子供が出来て、007シリーズを映画館に連れて行って見始めた頃、私の中で映画に対する興味を失って、映画館に観に行く事が無く為って仕舞った。映画に一本歴然と表現されて居た『生き方の筋』が見えなくなって終った。カラフルで派手に、これでもかこれでもかの物量だけの派手さとハイテンポの落ち着きの無さに嫌気が差して居た。邦画で云えば、高倉健・鶴田浩二・藤純子の任侠路線から、菅原文太のトラック野郎、実録シリーズに変わった時期に重なる。

 この歳に為って、マスコミがマスゴミと為って、新聞もテレビも10年以上、縁切りと為って居る。世界史で云えば第一次第二次世界大戦で、世界の最強国と為った米国が世界の正義と経済繁栄を謳歌して、米ソの東西の代理戦争としてベトナム戦争をして居た。戦後の西側体制として、ブレトン・ウッズ体制で西側世界を復興に導いて居た時期だったが、戦後復興でヨーロッパ、日本経済が高成長して来て、米製品が国際競争力を失って来た時期でも在り、泥沼化したベトナム戦争忌避で長髪ヒッピイ連がイージーライダーとの訳の分らない映画が大ヒットしたり、私が大学時の大学紛争の最盛期で在った時代で在る。

 今その時代を振り返ると、若過ぎて解らなかった次第では在るが、小説、映画、歌と云う物は、感性の凝縮する処で在るから、それらのジャンルは時代を先取り、時代を映す鏡で在った。従って、時代を映す媒体装置の世界の先頭を行くハリウッド映画にも、当然の如く時代の鏡現象が映って居たのだろう。

 私は、来月には74に成る古希坂独り身生活で在る。60年代を脂の乗り切った大スター・ランカスターが、演じた作品群を通して改めて観るに付け、古き良き時代が、ベトナム戦争の泥沼化と世界経済に於ける米製品の国際競争力を失っての米国の債務国化への時代潮流に晒されて行く瓦解音が、ランカスター作品群に現出されて居る感で在る。
 大戦の従軍経験者の、私より一世代前の時代感性を持ったスター達が表情、眼の奥に秘めた影の寂しさを何処と無く感じて居たのかも知れない。あの時代のスターさん達には、そんな雰囲気が共通して居た。カーク・ダグラス、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォード、ビクター・マチュア・・・etc

 識者がしばしば書き、語られるフレーズでは在るが、虹も山も離れて見なければ見えない対象で在る。時代も離れて観ないと、見えて来ない1960年代を観せて呉れたのが、吾が師のバート・ランカスターさんで在り、思索・推理の師がシャーロック・ホームズ先生で在る処が、好いでは無いか。

 朝冒頭のエベレストと大英帝国、エリザベス2世の関連話で、朝の部のブログ打ちも出来て、BGMの音楽の泉も終盤のお時間と成って居る。本日は、青空のお天道さんの輝きで在る。

      さてさて、終わったら、朝飯として一日をスタートすると致しましょうかね。へへへ。

 飯前に庭降りをすれば、お天道さんに誘われて、伸びた雑草に自然と手が出て仕舞うのも生活習慣なので在ろう。遣り始めると、区切りの付くまで遣って仕舞わないと気が済まない達で在る。小蚊の餌食に為りながらも、一応の雑草退治と植え込みの刈込をして、熊手浚いを済ませての、風呂の用意と朝飯の用意に移る。

 9時から始めて、朝食、入浴が済めば、丁度正午の塩梅で在る。流石にお天道さんと青空の誘因は大した物で在る。


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