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長駄文館・・・秋晴れ為り。

                    秋晴れ為り。(10/19/22)
 昨日は現役時代に戻った様で、遣る気の発散日で在った。弟の愚痴内容を同情して相槌を打って居るだけでは、私の性分に合わない。聞いた以上、具体的対処策を『管理ツール=書式化』として提示し無いと『男の沽券』に拘わる問題で在る。

 昔取った杵柄で在るから、ノルマの皮剥きをして居ても、自然と脳細胞は稼働して呉れるのが、習い性と云う物で在るし、それが親から授かった遺伝子と云う物で在る。時間ギリギリまでハイピッチで作業をして、風呂入りをして出来たばかりの一連を持って、会社に向かう。

 現場は隣市と云うから、事務員さんにコーヒーを入れて貰って、弟の帰社するまでの間を管理表作りに没頭する。『悪いねぇ、お仕事の邪魔しちゃって。何処まで剥いた?』
 時間通りに帰って来て、差し入れの瑞々しい一連柿を見てニンマリの弟で在る。出来たばかりの管理表を提示して、早速、その説明を始める。

「個々の用語の違いは、会社に合わせて変えて呉れれば好い。要は流れに即した工程工程の管理項目とチェック、担当者の進捗具合と、管理の目を社員全員が目視化出来て、社員同士が、見積もり⇒受注⇒施工⇒竣工書類の添付書類の進捗具合の目視化⇒請求書提出⇒入金⇒資金繰り。一連の進捗具合を全員がホワイトボード上で目視する事で、其々が仕事とは入金までが現業と意識して、相互に関心を持って、現業、事務、経理の協働意識を持ち合う。

 それがこのチェックボードの命って処だ。言わば社長の頭の中を『フローチャート化』したもんだ。健全な肉体に健康な精神宿ると同様に、健全な会社に健全な協働精神宿るだ。

 業種、社風は違っても、何を管理するかの要素分析を書式化して、皆が管理項目を共通把握して、自分の仕事を自覚する。滞って居る処が在ったら、補完、協力し合う。単一考化から多能考化にグレードアップして貰う事で、チェックの目が其々に働いて、落ちが無く為り、効率が好く為る。それが管理ボードの骨子だ。

 カレンダーのホワイトボードに工事日程、作業者割り振りが、現場目視とされて居るのと同様に、受注・施工・入金・支払のフローチャートを日々の管理ボードで目視出来て、初めて人間の協働化が図れる。そう為れば、協働とは其々が補完・補強し合って、会社を回して行くのが理想態ってもんさね。以上、講義終わり。」

「了解。流石に俺の兄貴だ。立て板に水で、理路整然とした書式と説明だ。H子にPCで書式にして、あそこのカレンダー・ホワイトボートに貼り付けで、即実行するわ。いざと為ると、即遣って呉れるし、遣る事が速いわ。愚痴は溢して見るもんだわ。Uチィじゃ無いけど、一卵性兄弟の最高最強コンビってもんだわ。産んで育てて呉れた親の遺伝子に感謝し無くちゃ、罰が当たるってもんだわ。有難とザンス。」

「餅は餅屋って、言うからな。如何致しまして。アハハ。」
「おっ、そう来たかい。」

 一件落着で、兄弟話のリラックスをして居ると、倅が孫と一緒に私の誕生日祝いの電話で在る。孫に爺はもう74でヨレヨレだと云うと、爺は大丈夫だよ。若くて強くて、カッコ好いよとの『お世辞』を頂戴して仕舞った。弟は、そんな倅と孫との遣り取りをニヤニヤして見て居る。

 帰宅して残りの半分の皮剥きをして、秋晴れの朝に、残りの柿採りをして、本日は余裕の作業終了日とする心算で在る。洗濯物を干して、米屋さん経由で個人スーパーで買い出しをして来て、マイペースに復帰すると致しましょうかね。

 弟とUチィさんの助っ人で、大仕事の歳時季も中禅寺湖上紅葉狩りに間に合って、ホッとした次第で在る。兄弟、親子は、こうで無ければ為らないのお諭しの様で、お天道さんの頬笑みで在る。へへへ。

 米屋さん経由で個人スーパーで買い物をして、遅い朝飯用意、晩飯の煮魚を仕込んで飯後は、最後の川剥きと二連に不足の柿取りをして、吊るし柿完了の運びとする。熟し柿用の物は、廊下の所定の場所に二段重ねとして、熟柿の時を待つ。掃き掃除回りをして、一件落着とする。いやいや、人間誰でも、その気に為れば、終わる物で在る。アハハ。


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